皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
これは2024年GWにお洒落車中泊カーをレンタルして7泊8日で北海道を旅した記録である。
旅の道連れはルームシェア相手の親友ちゃん、前回7日目の朝もまたもや寝坊でスタートを切った我々は、登別観光の時間を捻出する為に顔面の武装を捨てノーメイクでエンジョイしたのであった。
珍道中
ちゃっかり登別温泉街までお散歩した我々が出発したのは9時30分頃だった。
と言うのも、次の目的地は和洋織り交るお洒落な街函館……素っぴんでは厳しいと判断したのだ。
私より数段早くメイクを済ませた親友ちゃんが車を発進！勿論私も大きく頷きGOを出した。
ボンボン揺れる助手席でメイクを仕上げるが、流石にアイラインやマスカラは厳しかった。
そもそも北海道に信号が少ないという盲点……。
仕方がないので道中にあった駐車休憩スペースにて15分程時間を頂いた訳だが、世界一贅沢な展望のメイク場所じゃないか？
ここが一体何処だったのか私達にはわからない、ただ道端に設けられた駐車スペースとしか言えないがめちゃくちゃ綺麗だった。
多分眼下に見えているのは洞爺湖だろう。
メイク後再出発した私達は気持ち良い湖岸のドライブコースを進み、ついつい寄り道をしてしまった。
既にめちゃくちゃ時間が押しているが抗えなかった……。
何か観光バスとか停まってるし！洞爺湖八景とか書いてるし！何より……めっちゃ綺麗じゃない！？
念願叶った北海道がやっと晴れたと言うだけで私達のテンションは高い。
私達は足早ながら記念撮影を楽しんで、改めて函館を目指した。
自分で改めて書いてみると馬鹿なのかな？と思うが、アクシデントも寄り道も旅の醍醐味！目一杯楽しむのが一番である。
実は、狙っていた函館ラーメン店のランチタイムには既に間に合わない事が確定していたが何を優先するか私達で決めたので後悔は無かった。
ちょっとカッコいい事を言ってる風に見えるかもしれないが、もう1か所気になっていたお店が余裕で営業しているからであった。
食いしん坊の下調べは凄まじい。
話は戻るが、この日の道中は天気が良いというだけで本当に楽しかった！
何処までも続く山々の新緑と青空だけで心が洗われる。
さて、私達はこれまでの北海道旅をずっと下道で続けてきた。その理由は勿論予算的な問題だったのだが絶対使えないな……と、なるほどひっ迫していた訳では無かった。
純粋に『高速道路』という存在が頭からすっぱ抜けていたのだ。
函館を目指す道中で高速乗り口を発見した我々は、その日初めて高速道路を知ったみたいな目から鱗体験をしたのだった。
親友ちゃんはドライブ歴10年以上、私は無免許ながら10年以上も助手席ライダー。
2人して高速道路を使うという概念が頭に無かったとは最早あっ晴れである。
高速道路という手段を思い出した私達は吸い込まれるようにそちらへ進んだ。
なんて速いんだ高速道路、最高じゃないかと歓喜する私達。
もっと早く思い出していれば……ッ！と悔しがる親友ちゃんと拳で膝を打つ私の何と滑稽な事だろう。
そうだなぁ……馬鹿間抜けを通り越して、いっそ愛らしいと思われていたら個人的にちょっと喜びます。
そんな車内には、北海道編記事の2話目でお話した北の大地をドライブしながら聴くプレイリストが流れていた。
構成は、北海道のアイヌ文化を色濃く取り入れているアニメゴールデンカムイのOP、ED、北海道を代表する人気番組水曜どうでしょうのテーマソング、函館で聴きたい北島三郎の函館の女、歌詞の殆どがア〜ア〜、さだまさしの北の国からのテーマソングだ。
道中何度もフライングでさぶちゃんが歌い出しそうになるので何度もイントロだけ聴いたあの曲の出番はもう目前だ。
あまりに連日フライング再生するので何の曲なのか知らない親友ちゃんは「何？何なん…？」と相当モヤモヤしている様子だった。
その度に私は「まだその時じゃない……、時が来たら流す」と意味深に返していたのである。
目印は函館市のカントリーサイン。
時は来た……遂に焦らし続けた答えを再生した。
北島三郎『函館の女』歌い出しは『は〜るばるきたぜ函館〜』である。
親友ちゃんはその答えに気付いた途端に涙する程の大爆笑だった。
私が仕込んだ小ネタはどうやら大ヒットだったらしい、不可抗力ながらイントロが度々フライングしていたのも良いスパイスだったように思う。
その後、話は移り加山雄三さんの船が燃えてしまった話をしている内に函館最初の目的地へと到着した。
何でもない移動の話が長くなってしまったが、めちゃくちゃ楽しかったので旅日記として残しました。(笑)
りんさん
14時15分頃に到着したのは函館ラーメンのお店『りんさん』駐車場は狭いけど店の前に6台分くらいあった。
外観は、味のある昔から地元に愛される町のラーメン屋さんといった雰囲気。
口コミから、どうやら地元の常連さんの多いお店なのだと知り気にっていたのである！
寡黙なご夫婦2人で営むお店の店内は、2名テーブル2組、4名テーブル3組、6名テーブル1組にカウンター6席。
ごみ捨てお茶汲みセルフと口コミに違わず地元感のある雰囲気だった。
勿論行列の出来るお店も良いけれど、その土地の人々に昔から愛されている味なんて気になるじゃないか！
メニューの写真は光が反射していて見辛いので割愛するが、2024年5月時点でざっと
ラーメン (塩・醤油)750円
もやしラーメン (塩・醤油)800円
タンメン850円
ワンタンメン (塩・醤油)850円
広東メン900円
チャーシューメン1000円
カレーラーメン900円
みそラーメン850円
みそ(チャーシューメン)1100円
ソース焼きそば900円
あんかけ焼きそば900円
他にも期間限定ラーメンがあったり、チャーハンセット900円
辛口・ラージャンメン 900円
ザーサイラーメン 900円
ウーシャンメン900円 (セロリ入り台湾風ラーメン)
ピリ辛タンメン 900円
等のオリジナルメニューも充実していた。
しかしながら私達の目当ては函館ラーメン……函館と言えば塩！という訳で早速注文！
チャーハンセット900円！
こちらのお店の口コミにチャーハンを絶賛する声が多かったので合わせて気になっていたのだ。
注文から提供まで早かった、運ばれてきた塩ラーメンがこちら！
いただきます。
透明なスープを一口啜ると、あっさりだけどしっかりとした塩の旨味が鼻から抜けた。
全然詳しくないが、これぞ塩というスッキリ感！
麺はストレートでコシのある玉子麺、チャーシューは臭みがなくホロっとした口溶けで美味かった！
うーん………素朴で美味しい、が一番正確な私の感想。
ただ、これが本場の味なんだ、という体験としての実感の方が大きかった。
そもそも食の好み自体が個人個人で大きく違うので正解はないけれど、シンプルで普通に旨いといった感じだ。
あと、器からデカいので量は多めだった。よく食べる人でも満足感はあるボリュームだと思う！
次、セットのチャーハンがこちら！
いただきます。
濃いめの味付けで美味しい〜！！！
更に塩ラーメンのスープを合わせ飲むとめっちゃ美味しい！
チャーハン単体でも十分美味しいけれど、本当スープとの相性が抜群でびっくりした(笑)
そう、私の好み的にラーメン<チャーハンだ。
いや、絶対このスープだからこそ！なんだけど、感動するほど特別な思い出に残る感じではなく日常的にふと食べたい感じの優しい味だなぁと思った。
だからラーメンとチャーハンのセットメニュー1000円以下でこの味この量は、そりゃ地元に愛されるのも納得である。
……等と語っているのはただの食いしん坊なので悪しからず！
この日のコンセプトとして、よりローカル感を求めていたので私達としては大変満足だった！
ごちそうさまでした！
元町エリア散策！
りんさんから車で約15分、函館市元町観光駐車場へ到着。
私は過去函館元町エリアを訪れた事があったのだが、ゆっくりと見て回れなかったので本当に楽しみにしていた。初めての函館である親友ちゃんは尚の事であった。
到着時刻は15時くらい、駐車場からすぐの坂道が既に美しい。
駐車場の直ぐ側に旧イギリス領事館があるのだが、観光時間が限られているので外観だけ楽しんで目的地へ。
……と言うか、元町エリア石畳の街並みは歩いているだけでそこかしこが絵になる！
函館の街にそこはかと漂う異国情緒の理由は鎖国の終わりと同時に国内で横浜や長崎と並び最も早く開港された港のひとつだったからだそうだ。
長らく漁村だった函館は、そこから国際貿易港の玄関口として栄え現在に異文化の色を濃く残していた。
ただ歩いているだけでワクワクと胸弾み目に楽しい通りを進む。
暫く歩いて最初の目的地へ！
八幡坂
坂の上に位置する元町エリアには雰囲気抜群の坂が沢山あるけれど、この八幡坂が一番有名だ。
八幡坂を有名にしたのは、1980年代に流れたチャーミーグリーン洗剤のCMだ。このCMのロケ地になった事でその美しさが周知され有名な観光地になったそう。
眼下に望む函館港の青さにワクワクする！
平日ながら私達の他にも沢山の観光客が訪れていて、各々八幡坂の景色を楽しんでいた。
一応注意として、車も普通に通る一般道なので通行の妨げにならないようタイミングを見計らって楽しもう！
さて、八幡坂を堪能した私達は次なる目的地へ。
函館ハリストス正教会
ロシア式の教会である函館ハリストス正教会、外観が真っ白で水色の屋根が綺麗で現在は国の重要文化財という事で気になっていたのだ。
教会内は撮影禁止なので、文章で表すと教会内な小ぢんまりとしていながら装飾が豪華だった。
それと外観が真っ白なので、内装も白が基調になっているのかと思ったら雰囲気がガラリと変わったのでびっくりした(笑)
他にもこの函館ハリストス正教会の鐘の音は日本の音風景100選にも認定されていて、別名ガンガン寺と呼ばれているそう。
教会なのに寺とは何とも不思議。
ちなみに鐘は、所謂時報で鳴らされるのではなくお祈りの初めと終わりに鳴らされるものなので私達が聞く事は叶わなかった。
ロシアにはこのように白い外観の教会が多いそう、外観だけみると何処かのお城みたい。
お邪魔しました！
次の目的地は、函館ハリストス正教会のすぐお向かいさん。
カトリック元町教会
今度はイギリス式の教会で、教会と一括りにしても外観から全く違う。
少し調べてみるとやはりイギリスの教会と色味や雰囲気が似ていて日本に建っているのに特色の違いが見られて面白い。
このカトリック元町教会は、徳川幕府によるキリシタン追放令以降の日本にてキリスト教宣教再開の先駆となった教会のひとつで、横浜の山手、長崎の大浦と共に最も古い歴史をもつ教会なのだそうだ。
教会内は同じく撮影禁止なので、文章で表すと先程より拝観エリアが広く装飾も一層豪華であった。
何でも、大聖堂内の祭壇一式はローマ教皇から贈られたものなのだそう。通りで豪華である。
あと、私は個人的に天井が青空に星柄？なのが可愛いなと思った。
静かに拝観して、お邪魔しました！
ハコダテソフトハウス
教会を後にした私達、雑貨屋さんに立ち寄ったりしつつ次にやって来たのはソフトクリームのお店！
ソフトクリームの専門店で、メニューがめちゃくちゃ豊富！
店先にも店内にも芸能人の写真やサインが飾られ、店内の壁一面には他地域から送られたハコダテソフトハウスさんへの感謝、感激のお手紙が沢山貼り出されていた。
ミルクソフト¥400円、いただきます！
濃い牛乳の味だ〜！クリーミーで甘いけどクドさはなくさっぱりしている美味しい！！
何と言うか、風味は豊かだがさっぱりしていて甘さがしつこくないのである。
念願のミルクソフト……美味しい〜！
量もたっぷりあって、大満足！！！
実のところ北海道にやって来てから純粋なミルクソフトを食べたのはこの日が初めてであった。
本来美瑛富良野エリアで食べる予定だったのだが、予定通りいかなかったからこそ出会えた味であった。
ごちそうさまでした！
元町公園
次いで私達は駐車場付近へ引き返し、公園へ立ち寄った。
異国的な外観がレトロで可愛い！旧北海道庁函館支庁庁舎↓
独特の建築方式で建てられている事から、明治末期の函館を伝える洋風建築物として北海道開拓の歴史価値が高く1985年に北海道の有形文化財に指定されたのだとか。
本当度々思うけれど、明治時代の建物ってどうしてこうも魅力的な物が多いのだろう。好き過ぎる！(笑)
その直ぐ側には旧開拓使函館支庁書籍庫もひっそり建っていた。↓
この建物は、明治13年(1880年) に建てられたと推定され、明治40年(1907年)の大火でも類焼を免れた煉瓦造建築物なのだとか。強い。
煉瓦の積み方はフランス積みで、煉瓦の一部には、明治5年(1872年)の煉瓦石製造所の刻印が残されていた。
ひっそり建っている建物にもその歴史が残っている事が素敵だ。
ちなみに、元町エリアを巡る際この公園内にお手洗いがあるのでピンチの際は公園へダッシュしよう！(笑)
次回、夜の函館満喫編！
基本情報
函館市元町観光駐車場
•住所 函館市元町33番（広場式）
•立体式駐車場住所 函館市末広町20番13号
•開館時間 広場式41台 24時間
•立体式開館時間 4月～10月9:00～17:30、11月～3月9:00～17:30
•休館日 なし
•利用料 広場式立体共に 1時間200円、その後30分毎100円
私達はより元町の観光エリアに近い広場式を利用したが、平日だったから空いていたのかもしれない。
広場式の駐車場から教会まで徒歩約15分、元町公園までは約1分とめっちゃアクセスが良かった。
函館ハリストス正教会
•拝観時間 月曜日～金曜日10:00～17:00、土曜日10:00～16:00、日曜日13:00〜16:00
•拝観献金(文化財維持のため) 大人200円、中学生100円、小学生以下無料
•教会内撮影禁止
カトリック元町教会
•拝観時間 10:00～16:00(日曜日の午前中、礼拝時を除く）
•休日 年末年始12月30日～1月5日、聖堂使用時
ハコダテソフトハウス
•住所 函館市元町14-4 1階
•問い合わせ 0138-27-8155
•利用時間 9:00～17:00
•休日 4～10月は無休、11月～3月は冬季休業
旧北海道庁函館支庁庁舎
•住所 函館市元町12-18
•問い合わせ 0138-21-3357
•営業時間 10:00～17:00（Jolly Jellyfish 元町公園店（ラストオーダー16:00）
•休日 不定休
私達が訪れた時は閉まっていて入れなかった。
昔は1階スペースが観光案内所として開放されていたそうだが、この時どうだったのか定かではない。
が、地図看板があるのでパンフレットがなくても全然大丈夫だった。
2階スペースは現在ステーキピラフが有名なレストランとなっているようだ。
有形文化財内で食事とかワクワクする、書いている今お腹が空いているので今食べたいです。(笑)
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