【岐阜県2】郡上八幡の路地裏みたいな水の小径が素敵だった車中泊旅

いがわ小径 鯉と用水路 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

念願の岐阜県へ車中泊旅へ出た私たちは、めっちゃ美しい通称『モネの池』を観光して更にワクワクしながら次の目的地である郡上八幡を目指した。

前回のモネの池はコチラ

車内での会話はもっぱら先程見たばかりの池の話題!

きっと日本中にはまだまだこういう風に隠れている素敵な所があるんだろうな~とか話した事を覚えている。

モネの池から下道で30分くらい、車は郡上八幡旧庁舎記念館の駐車場に停めた。

・時間 8:00~22:00
・記念館の向かいに13台
・記念館を通り過ぎた裏側に19台駐車可能
・料金30分以内無料 以降30分毎150円

ふふふ…少しでもコスト削減の為に事前に調査済み!

観光前にマップをGETしに観光案内所になっている旧庁舎記念館にお邪魔したのだが、レトロで可愛い建物でそれだけでワクワクした。

記念館の前の看板には旧八幡町役場の説明書きもあって、じっくり黙読。

と言う訳で、ふんわりご説明すると明治22年(1889)町の合併と共に誕生した八幡町、町庁舎は明治38年(1905)に開設したのだが、大火事で焼失…。

その後、移設という形で現在のこの場所に移されて、屋根構造には当時では新しい洋風技術を用いた木造二階建ての近代洋風建築を設けたそうだ。

やっぱり私は明治時代とかの洋風木造家屋が大好きみたいで、その外観のレトロ感を暫し眺めた。

中にはちょっとしたお土産屋さんもあって、郡上八幡でお手洗いを済ませるならこの記念館裏にしか無いので注意です。

ちなみにモネの池は最近駐車場も整備された風だったので、当然お手洗いは無かった。

そして私がリサーチ時からずっと気になっていた水船は、記念館の前に設置されていた。

『水船』とは、水の町で暮らす人々が水と共に生きる上で生み出した生活の知恵で、水が流れている上段で食べ物を冷やし、下段で汚れた物などを洗うのだそうだ。

そこで出た米粒等の食べかすは川に流れて魚のエサになる…自然に水が浄化されるシステムである。

その殆どは、一般のご家庭にあるそうだけれど観光用にも町中でチラホラ見受ける事が出来た。

観光日和の快晴で、大阪よりは随分涼しいとは言え日差しが強いので手を浸して涼んだ。

さて、まだ記念館から動いていないのに早くも歓喜している私たちは、そろそろ本格的に観光をと記念館の真横に掛かっている新橋へ向かった。

郡上八幡の新橋…知っている人は知っている絶叫スポットである。

橋の脇やそこかしこに注意喚起の看板多数。

『この橋からの飛び込みで重大な事故が発生しています。不慣れな方等のむやみな飛び込みは厳に自粛されるよう警告します。』

他にも『ここは橋の欄干から水面まで12mもあります。不慣れな人がむやみに飛び込み、身体に危険が及ぶ事故等も発生しております。充分ご注意ください。』なんて注意書きが沢山あった。

そう、新橋とは郡上八幡の地元の子供たちや若者が飛び込んで度胸試しをする場所なのである。

気になる人は、YouTubeで『新橋 飛び込み』と検索すればその様子を見る事が出来るだろう。

そんな飛び込みスポットがこちら!

写真では巧く高さが伝わらない…ッ!!

だけど一応これが水面まで高さ12mの景色である。

肉眼で見る高低差は伝わらなくても、ここから飛び込む事を想像するとその恐ろしさが伝わるだろうか。

極度の高所恐怖症である私と普通に高い所が怖い親友ちゃんは、吉田川の美しさに最早感心しながらも震えた(笑)

秋風吹くこの時期に飛び込んでいる人は居なかったけれど、きっとそんな光景を間近で目撃したならば肝が冷えて汗までかいていたに違いない。

郡上八幡の絶景&絶叫スポットにキャッキャした後、私たちが向かったのは『いがわ小径』!

何と、いがわ小径は民家に囲まれた用水路に続く生活水路である。

生活水路がこんなに素敵な雰囲気だなんて…郡上八幡凄い。

道幅は大人が窮屈にすれ違えるくらいで、本当にひっそりとした些細な場所という感想を抱いた。

路地と水がとても好きという謎に馬鹿っぽい趣向を持つ私のテンションはもうずっと上がりっぱなし(笑)

小径に降りるとすぐに見えた『洗い場』も好き…ッ。

床の板の間からうららかに流れる水が見えて、なんだか楽しかった(笑)

そこで鯉のエサ100円とゴミ箱を発見。

私たちは、こんなのやらない手は無いじゃないか!とノリノリで購入した。

水路には近隣の有志の方々によって管理されている鯉・岩魚・あまご・鮎なんてお魚が泳いでいて…これがもう凄かった。

鯉のエサ……鯉が…。

もー!!!写真では伝わらないが、めっちゃ巨大でちょっと怖いくらいなのだ!!

体長は一般的な2口のガスコンロくらい、胴の太さは自分の顔より大きく見えた。

もうめっちゃ怖い(笑)

もうブリブリのパンパンでこんなにも恐怖を覚える鯉と出会ったのは初めてだった。

午前中だったし他にも観光客はチラホラ見掛けるくらいだったのもあるかもしれないけれど、エサやりの迫力も相当なものでちょっとしたイベントとなった。

特に巨大淡水魚ピラルクを見てゾクゾクする怖いもの見たさが強い私は大興奮、親友ちゃんとともにキャッキャと盛り上がった(笑)

エサやりを終えて先に進むと奥にはもっと大量の鯉と洗い場を発見。

こっちの方が鯉が大量にいた…。

他にも何ヶ所かで鯉のエサが売られていたので、あなたが訪れる際は一度奥まで行ってからどの辺であげようか決めると迫力あるエサやりが楽しめるかも!

本当に静かで穏やかな場所だ…辺りを見渡してみても地元の方が普通に生活している生活水路なのだなとしみじみ感じる事が出来る。

地元にお住いの人達は、洗い場組合を作って今でもこの水路で洗濯物の濯ぎなんかで利用しているのだと看板に説明書きされていたが、そういう文化を守るルールまで先人から伝わっているという事が凄い。

そしてこれは余談だが、全く地元の方々を非難する意図では無く私個人としてこの水路で洗濯を濯ぐには相当勇気が必要だ。

だって鯉がデカいから…。

住んで毎日見ていればそうでもないんだろうか?

かわいいマンホールにもいちいちご機嫌になる私たちは、キャッキャとはしゃいでいる内に最奥の用水路に到着した。

先程までの住宅と緑・透き通った水と色鮮やかな鯉が織りなす情緒とは違った雰囲気がある。

小径を歩いている間、当然だがずっと心地良い水音がして本当に心癒される素敵な所だった。

また、この水路横から伸びる細い路地の雰囲気なんて最早情緒の具現化である。

私は、いがわ小径だけで1記事書いてしまったけれど正直な話サラッと歩くだけなら5分とかからない場所だ。

何せ全長119mしかない、本当に小さな生活水路なのだから。

しかしながら実際に足を運んでみると、その小さな空間には沢山の魅力が詰まっていてついつい長くなってしまった次第…。

と言う訳で、次回からいよいよ郡上八幡町歩き編!(笑)

郡上八幡の観光名所の中でもマイナーだと言われがちな『いがわ小径』だが、情緒溢れる魅力があなたにも伝わっていたら幸いである。

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