2023年5月、大阪を出発したのは22時を過ぎた頃……群馬県を目指して片道7時間30分のドライブが始まった。
これはルームシェア相手の親友ちゃんと車中泊で旅するのが趣味の私が、移動も合わせて5泊6日で群馬県を堪能した旅の記録である!
前回、鬼押し出し園で広大な奇石に感動した私達は次いでロックハート城を目指した。
一応前回の様子はコチラ
ロックハート城潜入!
到着したのは12時30分と丁度お昼頃で、広い駐車場は第2まで満車に近い大盛況だった。
私達が訪れた2023年はどうやら30周年記念だったらしく、青い30thアニバーサリーのタペストリーがそこかしこに掲げられていた。
山間に突然現れる外観からも西洋風の雰囲気は素敵そのものでワクワクしたのを覚えている。
園内マップとは違うけれどまずこの園内の1番の目玉であるロックハート城からご紹介!
規模から小ぢんまりとしているけれど立派なこのお城は何も「可愛いから」なんて理由でロックハート城と呼ばれている訳では無い。
英国スコットランドに実在する騎士の家系であるロックハート家の名前から由来していて、イギリスが産業革命で豊かになりヴィクトリア朝の夜明け前に当時有名な建築家だったウィリアム•バーンによって設計された由緒ある建築物なのだそう。
今は群馬県に移築復元されて観光地として賑わい、ドレスやタキシードを着て撮影が出来る人気スポットになっている。
俳優、津川雅彦さんが飛行機上からこのお城を見て素敵な外観に惚れて移築を決意、総費用15億円をかけて1988年日本で初めてのヨーロッパ石造り建築の移築計画が始まった。
解体して出た約1,900トンの石は30個のコンテナで運び出されシベリア鉄道を経由して、約7ヶ月の月日をかけて日本にやってきたのだそう。
全ての数字規模が大き過ぎて想像してみても最早理解出来ないが、とにかく何だか凄いという事が伝わっていれば幸いです(笑)
そんな訳で日本に移築されたロックハート城の現在の外観は石造りに緑の蔦が鮮やかで、やっぱり可愛い。
そしてロックハート城の正面左手には『動く王室』なんて言われるロールスロイスと日本に1台だけのプジョー201が展示されていた。
このロールスロイスは1988年モデルのシルバースパーと呼ばれるそうで1993年12月まで英国の大使館の公用車だったそう。
その間、故ダイアナ妃の御料車として使用されていたそうである。
現在はロックハート城にて賓客やウェディングの送迎に活躍しているそうなのだが、その経緯が『訳あって』と書かれていて個人的にめちゃくちゃ気になった(笑)
まぁ、ロールスロイスに感してもプジョー201に感しても、そもそも私が車の知識に明るくないのでこの辺にして……いよいよロックハート城内へ潜入!!!
繁盛期でとにかく賑わっていたので写真掲載は控えるが、高い吹き抜け天井に豪華なシャンデリアがお出迎えしてくれてワクワクした。
展示品は18世紀当時のロックハート城の様子等色々あるのだが、特に気になったものをご紹介!
チャールズ3世戴冠式記念の衣装
何かドラクエの衣装っぽい!(笑)プレイした事がある人からは賛同して頂けるだろう。
ちなみにレンタル出来るタキシードやドレスはドラクエっぽい衣装ではないのでご安心を。
その側には王座の椅子なるものもあった。
自由に座って良い展示だったので高貴な人物になり切って記念撮影出来るのだ。
しかしながら高貴な人物になり切るのは中々に難しい……何せ経験がないのでどう撮っても威厳を纏えない。
椅子に座る親友ちゃんは意気揚々と胸を張っていたが、その姿を正直に言うと椅子の添え物くらいのものであった。
私も同じようなものである……存在感ですら椅子に勝てない。
レンズの先ではその事実に気付かず張り切っている親友ちゃんがドヤ顔をしていた……何て無邪気なのだろう……。
私はどうにか親友ちゃんを高貴な人物に写そうと奮起した。
「足組んでみたら?!」
これは私の偉くて威厳あるボスみたいな人は足を組んでいるという独断と偏見から出た言葉だ。
私の言葉に親友ちゃんは凄くいい笑顔を浮かべた。
「足組まれへん!」
「……私が足組んでる所見たことある?足短いから……足組まれへん!」
凄くいい笑顔のまま元気に言った親友ちゃんがどんな気持ちだったかはわからないが、その後私達は膝から崩れそうな程爆笑した。
親友ちゃんと出会って早10年、確かに親友ちゃんの足組は見たことが無かった……そしてそういう部分すらもあっけらかんと笑ってしまう親友ちゃんは最高だと改めて気付いた群馬の5月だった。
さて、話しが逸れてしまったが他にも質の良さそうで上品なティーカップセットやレトロで可愛い小瓶の香水の展示もあった。
右手の香水はイギリス王室にて『世紀の恋』なんて言われたシンプソン夫人の鏡台の上にあった物だそう。
細やかな金細工が華やかで素敵〜!こんな香水、人生で一度は手にしてみたいものである。
3階には英国の文豪サー・ウォルター・スコットの初版本やお城に関する書物を1000冊集めた図書館があったり。
約1100体のアイテムが展示された世界のサンタミュージアムは等身大のサンタが中々に迫力があった。
多分怖がりな子なら泣くレベルでリアル(笑)
他にもドレスレンタル会場や異国的な雑貨屋さん等も城内にあって、どれも見て回るだけで楽しい雰囲気だった!
単刀直入に言うと公式HPに記載されているイメージより、ひとつひとつの規模は小さく展示数も多いとは思わなかったのが正直な所だが、いち個人が集めたと考えると熱意が凄いし、ちょこちょこと見て回れるので飽きないと感じた。
それとやはり繁盛期の賑わいは凄くて、私達はGW中にお邪魔したので展示見学が忙しなかったのは致し方ないにせよ心残りだ。
それだけ人気スポットだしお城の雰囲気は外装も内装も本当に素敵なので、また繁盛期ではない時にゆっくりお邪魔したい…!
……そしてこれは余談だが、この時丁度震源が石川県で起きた地震に群馬県も揺れた。
一斉にアラートが鳴るので辺りは騒然として慌てた私だったが、一方親友ちゃんは一斉に鳴ったアラートに「何かイベントが始まった!」とワクワクしていたのだ。
めちゃくちゃ呑気な親友ちゃんに大爆笑し、肩の力が抜けた出来事であった。
ロックハート城の見所!
さて、ロックハート城はお城だけが見所ではなく、様々なテーマに沿った展示物があるテーマパークだ。
そして様々なドラマや映画のロケ地としても有名な場所で、ドラマ花より男子や実写映画翔んで埼玉なんかにも登場していたりする。
故にお城以外のちょっとした広場なんかも雰囲気抜群だった、この日は何やらライブも開催されていて老若男女問わず賑わいを見せていた。
広場横には異国情緒溢れるお土産屋さんが数件並び建ち、お城に由来してピンクが可愛いハートの装飾がそこかしこから吊るされている。
お土産屋さんを見ているだけで本当に楽しかった!
お城を中心に整備された園内には、ちょっとした見所がちょこちょこと散りばめられていてお城の名前から由来してか恋人の聖地的なスポットが点在しているのだが。
親友ちゃんと2人で訪れている私達は其れ等を可憐にスルーした訳だが……(笑)しかし日本中に作られた恋人の聖地スポットは一体全部でいくつになるんだろうと思う。
ロックハート城内でもその聖地の代表格は多分この鐘の塔だ。
何せ鐘の音も心地良いし、蔦が絡まった風格もお城と揃いの石造りで綺麗だった。
さて!という訳で、ロックハート城は数知れずの有名人が訪れたロケ地ならではの『サイン展示館』があったりする!
一応内観の写真は控えるが、好きな俳優さんが実際に書いたサインを見るとテンションは上がる!(笑)
展示数も相当なものなので実際に訪れた際はあなたの好きな俳優さんのサインを是非探してみてほしい!
他にもテディベアが沢山展示されているテディベアミュージアムも癒やされた。
どうやらこのカラフルなテディベアはロックハート城の30周年記念に展示されているみたいだったので今年中なら見られるかも!
一体一体違う顔をしたテディベアの中から自分好みのテディベアを探すのも楽しかった。
ちなみに私の一推しは右側のテディベア、めちゃくちゃ愛くるしくてぬいぐるみ好きとしてはかなり癒やされた。
テディベアミュージアムから見える屋内テラスの雰囲気もテーマパーク感があって最高。
他にも小ぢんまりと展示館があるのだが、最後に端でひっそりしているから見逃しそうなスポットを。
その名も『石ころミュージアム』!
石ころに柄付けした物が展示されているのだが、発想が凄くてめちゃくちゃ楽しかった!
写真がブレてるのはご愛嬌として……食べ物から動物まで本当に凄くて感激したので見落とさず立ち寄って見て欲しい。
ロックハート城内グルメ!
時系列は12時30分頃に遡る、私達は丁度お昼頃にロックハート城に入園したので一先ずレストランにてランチをする事にした。
ロックハート城内の飲食店は全部で『ビッグハート』と『パトリシア』の2ヶ所。
ビッグハートがカントリーレストランでパトリシアがオープンカフェになっているのだが、私達はがっつりランチをする気満々でカフェのパトリシアを選んだ。
勿論カントリーレストランのメニューも魅力的だったのだが、入園後すぐに目に付いたカフェは緑豊かなテラスが賑わっていて惹かれたのだ。
蔦が巻いた木にもハートの装飾がされていて可愛い!
メニューはカフェらしく紅茶のケーキセット等から洋食が中心。
中でも名物は
翔んで埼玉ロケ地カレー………映画撮影時に俳優さん含めスタッフさんまで召し上がったカレーなんだそう。
テラス席には沢山のわんちゃん連れの方がいてモフモフ好きとしてめっちゃ癒やされた……と言うか、群馬県を観光していてわんちゃん連れの方を沢山見た。
群馬県の観光地はわんちゃん連れOKな所が多いのかな?勝手にチラ見して癒やされてました(笑)
そしてここで一応注意事項なのだが、何組待ちか記入する用紙は店内にあります!
私達が店に到着した時には既に列が出来ていた。
私達は当然のように店内にある用紙に名前を記入したのだが、用紙が店内にある為に見えず既に待っていた人達の大勢が記入していなかった様子……私達は大勢の人達からブーイングを浴びながら入店する事となったのだ……。
非常に申し訳ないと思ったものの店員さんは毅然とした態度を崩さず……せっかくの窓辺席がめちゃくちゃ気まずかった……。
さて、気を取り直し私達が注文したのはミートボールのブラウンシチュー ライス、サラダ付きで税込1700円とソーセージアラビアータ サラダ付き税込1200円!
お料理の到着を待ちながらパンフレットを眺めてキャッキャしていた私達はあまり気にならなかったけれど、最初のサラダが運ばれてくるまでのお時間は45分。
今振り返ると中々のんびりしている気がする……あくまでGW中だしランチ時ではあるので参考までに!
さて、サラダはこれ!
めっちゃシンプルな大根とコーンのサラダ、味は見たまんまです!(笑)
そして間を開けず届いたアラビアータと
ブラウンシチュー!
早速いただきます!
アラビアータ美味しい………!!
普段常人をドン引きさせる辛党の私だが、このアラビアータはしっかり辛みも感じるし具材のピーマンもソーセージも沢山入っている!
ピリッとした辛さとトマトソースの程よい酸味で旨辛……好き……!!!
後に食べた親友ちゃん曰く辛さが苦手な人は食べられないくらいにはしっかり辛いみたいなので、万人にオススメは出来ないが、私としてはめちゃくちゃ美味しかったです!
次いで頂いたブラウンシチュー、こちらも同じくミートボールや野菜がゴロッと入っていた。
シチューはクリーミーで口当たり良いのだが、申し訳ないがミートボールがあまり好みでは無かった……違ったら気まずいが冷凍的な味がした。
あとライス少ないな?!?!
私達は食いしん坊なだけで別に大食いでもないのだが、ライスが圧倒的に足りなかった。
逆にアラビアータはボリュームたっぷり大満足……。
ブラウンシチューを頼んだのが男性だったら絶対に足りないだろう。
多分パスタ系のメニューはボリュームがあるので沢山食べる人はそちらを選んだ方が良さそうです!
そして書いている今「名物カレー食べろよ」と自分自身思うのだが……カレー食べたいかってめちゃくちゃ気分がありますよね!!はい終わり!!!
ごちそうさまでした!!
基本情報
•住所 群馬県吾妻郡高山村5583-1
•問い合わせ 0279-63-2101
•営業時間 9:00~17:00 最終入場16:30
•年中無休
•駐車場 無料400台
•入場料 大人 1300円 中高生 1100円 4才~小学生 600円
ここまで私が実際に訪れて惹かれた見所等をご紹介したので触れていないが、実はロックハート城の1番人気は『ドレスレンタル』!
女の子なら小さなお子さんから、はたまたマダムまで万人に似合うドレスがきっと見付かるくらい種類豊富なドレスをレンタル出来て抜群のロケーションで撮影出来るのである!
また、男性用のタキシードもあれば可愛いわんちゃん用の衣装も沢山ある!
あの雰囲気の中ドレスを着られたら……めちゃくちゃ楽しいだろうなぁ〜……。
何よりドレスやタキシードを纏った人達がめちゃくちゃ楽しそうだった!
ロックハート城のドレスレンタル料金等はコチラ
公式HPにはお得なWEBクーポンもあるので訪れる際は使うっきゃない。
まとめ
今回は私と親友ちゃんがロックハート城を実際に訪れた感想を綴ってきたが如何だっただろうか?
趣味の旅行について私個人が感じた事を綴っているだけなので全網羅とはいかないが、ロックハート城にはまだまだ沢山の英国スコットランドでの歴史があって、それを日本で実際に見られるだなんて貴重な事だと思う。
また、小さなお庭に小さな展示館と全体規模として小ぢんまりしていてランチ含めた滞在時間は2時間30分程だった。
めちゃくちゃ楽しかったに違いないが、如何せん人が多かったのでゆっくり回れなかった事が心残り…。
ロックハート城を中心にどこもロケーションが抜群なので次に訪れるなら本っっっっっ当に繁盛期ではない時にゆっくり見て回りたい!!
ここまでお目通し頂いたあなたに楽しい雰囲気が伝わっていれば幸いです!
次回、登利平の鳥めしを食べる車中泊の夜!
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