【兵庫県淡路島3】母と親友ちゃんと行く食道楽女子旅・レトロこみちの古民家フレンチLa Ruelle.

イチゴのムース グルメ
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皆さんこんにちは、最近ずっと水曜どうでしょうを見ていますアラサーフリーターのmamuです。

前回、林屋鮮魚店で3000円分のお刺身盛り合わせに歓喜して、シーアイガ海月にて楽しい夜を過ごした私たち。

母と親友ちゃんと私の3人が、引き続き食を全力で楽しんだ旅の記録を書いて行く。

時は遡り2020年3月、まだ世間でマスク姿の人を見掛けなかった時代である。

目覚めるとこの日もお天気は良くなかった、残念…。

チェックアウトの10時ギリギリまで朝風呂に入ったりと、ゆっくり過ごしてホテルを後にした。

余談だが、親友ちゃんは本当にチェックアウトギリギリまで眠っていた。

シーアイガ海月さん、ありがとうございました!

オフシーズンの素泊まりにおススメのオーシャンビューホテルと、他府県からもお客さんがやって来るコスパ良しの鮮魚店は前回紹介しているので気になる人はコチラへ。

さて、ギリギリまでゆっくり過ごしていたので車内でお化粧を始める私たち。(笑)

寝起きの緩やかな時間の中で車内は静寂。

車中泊に慣れている面々の手際に狂いは無く無事お化粧は完了した。

そして走り出す車、目的地は淡路島洲本のレトロこみち!

細い道の通りに町家を利用したショップやカフェが集まっている商店街だ。

現地に行ってみると本当に些細で、少し立ち寄るといった感じの雰囲気だった。

看板が出ていなくて何屋さんか分からない店も多くて、ちょっと覗いて見るというスタンスで散策すると楽しいかも。

とは言え雰囲気が『レトロこみち』の名の通りかわいい!

こういった佇まいの建物からお洒落なカフェまで、歩いていて楽しい所だった。

この時の人通りは少なくて静かなものだったけれど、立ち寄りたくなる店がチラホラあった。

女性ならきっと「かわいい」と心躍る通り。

しかし私たちは寄り道せず、時折立ち止まりながらも真っ直ぐに目的地に足を運んだ。

食を楽しむ旅の〆もやはり食事。

楽しい小道もご馳走に続いていると思えば自然とワクワク胸弾む!

この日予約していたのはレトロこみちの中で営む『古民家フレンチLa Ruelle.』。

昨日のランチから更にお値段が上がってひとり¥4500円、私たちにとってはかなりの贅沢ランチとなる。

一体どんなお料理が出てくるのだろう?!と、やはり盛り上がる私たち。

多分私たちが落ち込んでいる時は、美味しい物を与えるのが一番だろうと自分で思う。(笑)

母も親友ちゃんも私も目がキラキラ輝いていた事だろう。

レトロこみちの中にひっそりと建っているこちらの古民家が目的地!

11時30分、オープンと同時に即来店。(笑)

店内は赤のテーブルクロスが印象的な落ち着いた空間だった。

写真は他のお客さんが直ぐに来店されたので撮っていないけど、隠れ家的なお店とはこういう雰囲気のことを言うのかな…という空気が漂っていた。

暗めの照明とレトロなインテリアが素敵だったりもする。

テーブル席に着いた私たちは互いの顔を見合って笑顔を浮かべていた。

もう皆ワクワクと胸高鳴っているのが顔から分かる。

「どんなお料理が出てくるんだろう!」と期待に浮かれていたのだ。

営業時間 11:30~14:00/17:00~23:30

定休日は木曜日だそうだが、予約すると営業して貰えるそうだ。

そしてランチコースは¥4500円を始め

¥6000円・¥8000円・¥12000円

ティナーも同様の値段で提供されている。

ちなみに駐車場は無いので、近隣の有料駐車場に駐車しよう。

余裕で徒歩圏内の距離にあるのでアクセスは問題なかった!

さて、このお店の特徴としてシェフが1人で営んでいる。

そしてこのシェフの方が結構個性的なのだ。

電話での予約の際からぶっきらぼうだったので理解していたが、来店してみると想像以上に寡黙。

例えるなら絶対にウインクとかしないタイプの魔女の宅急便のパン屋の旦那だろうか。

フランスの星付きレストラン数軒で修行後、オーナーシェフとして10年間営業をした後に此方のお店を『La Ruelle.』を開店されたそう。

肩書だけで圧倒される…。

小声でお喋りを弾ませながら待っていると一品目のお料理がやって来た。

この記録は2020年3月の物なので当然この時提供されたメニューとは変わっているだろう。

しかし、もしあなたが訪れる際に「こういった雰囲気のお料理が提供されるのだな」という参考くらいにはなる筈だ。

なので、ここからは私の個人的な過去の感想食レポとなる。

真っ白の器に乗ってやってきたのは、前菜『由良産ヨコワマグロとクスクス、マスの卵のタルタル』!

見た目からスタイリッシュ…!

驚いたのが、こういったコースにありがちなお料理の説明というのが無かった事。

多分シェフの方の個性の関係で省かれているのだろうけど、コース表に細かく説明書きが入っているので大丈夫だ。

『淡路マンモスファームの無農薬野菜をあわせて』と書かれていた。

フレンチを食べに来た、と目から感じる繊細な風貌にドキドキは最高潮。(笑)

赤いテーブルクロスとのコントラストまで美しい。

感想としてまず始めに「不思議な食感!」というのが一番に出て来た。

ツブツブでプチプチした食感だけど、ホロっと崩れるような…。

何に例えるべきか思いつかない不思議食感。

味は私個人の感想として、美味しいというものでは無く「魚感が強い…。」だった。

本当に申し訳ないが、私はマスとその卵が得意な風味ではない。

なので「美味しい!」という感動は感じられなかった…。

このお料理は母、親友ちゃん共に似たような感想だったけど食の好みは十人十色、参考までに「そう感じる人もいるんだな」と思って頂ければ幸い。

一品目はたまたまだ、次に期待を膨らませてやって来たのは二品目の前菜『茹でたてフランスロワール産ホワイトアスパラガス』!

『福良産サクラマスをあわせて』

どうやら私はこの時のメニューと相性が悪かったらしい…。

お店側は何も悪くない、完全に私の好みの問題だ。

お皿の装いから春らしいお料理。

せっかくなのだし…とサクラマスをひと口頂いたけれど、やはり得意では無くサクラマスのみ親友ちゃんに請け負ってもらった。

親友ちゃんは「美味しい!」と頬を緩ませながら食べていた。

これには自分自身の味覚が恨めしかった、不得意でなければその幸せを感じられたのにと思ったのだ。

しかし、ホワイトアスパラはしっかり美味しく頂いた。

丁寧に下準備されているのか歯触りから違う…ちょっと苦くて後味が甘い…。

美味しい!

ここで余談だが、シェフの方がひとりで切り盛りされているのでお料理とお料理の間が結構長い。

盛り付けまで美しい手の込んだお料理なのだから当然だ。

そんな時間も食事を楽しむ時間なのだと楽しく待つ3人。

次いで運ばれてきたのは三品目、お魚料理『由良産サワラのエチュベ』!

『由良山口水産のお魚を伊勢海老のコンソメスープで』

ここにきて私はその美味しさに頬を緩ませた。

脂の乗ったサワラの濃い旨味とサッパリとしたコンソメスープが染みる…っ!

コンソメスープからはしっかりと伊勢海老の香りを感じるのに、その存在感が他の食材を引き立たせているのが凄い。

伊勢海老はメインになりうる食材ながら、引き立て役にもなれるのかと感動したものである。

サワラは勿論変な臭み何か皆無。

そしてサワラと共に口にするとサッパリと感じられたコンソメスープだが、スープ単体で口にすると濃厚でびっくりした。

ようやくこのお店にやって来て「美味しい!」と感じた私のテンションは先程より数段高い。(笑)

やっぱり美味しいって幸せだなぁ~…。

次いで四品目、お肉料理『豚ホッペ肉のトマト煮込み』!

『洲本の野菜をあわせて』

お肉大好き私と親友ちゃんニッコリ案件。

…めっちゃ美味しい!!

このお料理に至ってはとにかく「美味しい!」という記憶とメモにも同じように簡潔な言葉が書いてあって、細かい記録は無い。(笑)

美味しいという記憶はしっかり残っているのだから詳細を残しておいて欲しかったよ、過去の自分…。

『柔らかいお肉美味しい!!!』自分メモ原文ママ。

ただ、本当にお肉が柔らかくてしつこさを感じないサッパリとした味の印象が残っている。

語彙力が無いけど、美味しかったです!

コースはいよいよデザートへ。

5種類あるデザートの中から1つ選ぶのだけど、私たちは散々あれこれと悩みながらメニューを覗いた。

もうどれも魅力的…こういう悩んでいる時間もワクワクして楽しかった。

今私が食べたい物はどれだろうと想像しながらも、魅惑のデザートの中から私が選んだのは『イチゴのムース』!

母も同じくイチゴのムースで、親友ちゃんは『洲本産イチゴのタルト』を選択。

先にやって来たのは親友ちゃんのタルト!

親友ちゃんの感想「美味しかったで!」だそうです。

絶対間違いのない感想だ。(笑)

イチゴがたっぷり乗っているし、その造形からデザートまで端正に作られているのだろうと分かるものだった。

そして私と母が選んだイチゴのムースも洲本産イチゴが使用されているそう。

テーブルに出されたイチゴのムースは思わず歓声が漏れるかわいい見た目をしていた。

見て見て!

真っ白のお皿の中心にちょこんと乗ったピンク色のイチゴのムース!

艶々していて丸くってかわいい!

女性なら心掴まれるフォルムだろう。

別角度から見るとこんな感じ!

きっと瞳が輝いているであろう私は嬉々としてスプーンを持ち上げた。

綺麗な丸を崩すのは何だか悲しいけれど、せっかく出して貰ったデザートなので頂きます!

あぁ…崩れてしまったけど、それはそれで何だか背徳的。(笑)

甘酸っぱいイチゴの風味が口当たり滑らかに溶ける…!!

こんなに濃いイチゴの味がする滑らかムースは初めてだったので強く印象に残っている。

イチゴ好きには堪らないデザートだろう。

更に上に乗っているのは白いイチゴ!

赤いイチゴと明確な違いは無いそうだけど、普段見慣れないものを口にするのは物珍しさから楽しい経験となった。

そして食後のティータイムにホッと一息~。

本当に美味しいフレンチだった。

ありがとうございました、ご馳走様でした!

こちらのレストランで繊細なお料理の数々を口にするのは本当に贅沢な時間だった。

お客さんが私たちと他カップルが1組いただけなので、ゆっくりと過ごせたのかも。

古民家フレンチLa Ruelle.は積極的に淡路島産の食材を使用されているのだとコースメニューの時点で感じるし、食べていても感じた。

地元の新鮮な食材というのはどうしてこうも魅力的なのだろう。

それがシェフの手によって存分に魅力を引き出されるのだから、食いしん坊の私が惹かれない筈がない。

それと、此方のLa Ruellu.さん2020年10月から一棟貸しのお宿『洲本家』も営んでいるそうだ。

これは知らなかった…!

調べてみると町家を改装したお宿は素敵な雰囲気だった。

と、こうして心満たされる贅沢ランチを堪能した私たち、店を出た後も会話の中で余韻を楽しんだ。

車に向かってレトロこみちを歩く足取りも満足げ。

これは余談だがもしあなたが訪れたいと思った時の参考までに…コース料理なので時間が掛かるのは当たり前だけど、通常の倍の時間が掛かると思っておいた方が良いだろう。

私たちで言えば今回のコースで食事の間に約1時間半~2時間が経過していた。

さて、これにて食の旅は終了だけれど、私たちはちょっとした観光を最後の目的地に決めていた。

走るは海岸沿い。

天気が悪くても海はやはり綺麗で、昼下がりのドライブに私たちは声を弾ませた。

もうすぐ旅が終わってしまう切なさも胸にあったけれど、あと少しだけこの景色を存分に楽しもうと思った。

車の窓を開くと冷たい海風が吹き込んで、この日も寒かった事を覚えている。

この2020年3月時点でもそうだが、現在淡路島の海岸沿いには観光スポットが建設され始めていて「次に来たときはここに行こう!」なんて会話をした。

そうこうしていると到着したのは『クラフトサーカス』!

写真映えする事間違いなしのお洒落スポット。

天気が良ければもっと素敵な場所だろうなぁ…。

この日はお天気のせいか人が全くいなかった。

それはそれで贅沢かも。

お洒落空間にキャッキャとはしゃぐ写真撮影タイムを過ごした私たち。

ここはご夫婦でもカップルでもお友達同士でも楽しい場所だろう。

何せ雰囲気が良い!…と、この写真から伝われば嬉しいのだけど…。(笑)

何かモザイクが不気味…。(笑)

本当はここのレストランでお茶でも、と話していたけれど小雨も降り始めて来た。

残念だけど次の機会にとっておこうとなった。

このクラフトサーカスから見える夕陽は夕陽100選にも選ばれた絶景だそうで、昼間でも淡路西海岸の播磨灘を望むテラス席はロケーションが最高なんだとか。

次は絶対快晴の海を楽しんでやる!!

営業時間 平日11:00~18:30 休日11:00~19:00

と、お茶の予定は無念ながら断念したけれど、『GlOBAL MARKET』という世界各国の雑貨を扱っているお店は楽しむことが出来た。

日本をはじめ、イタリア・フランス・スウェーデン・ドイツ・インドなど様々な個性の雑貨は見ているだけで楽しかった!

雑貨好きには堪らないお店…!

うちに飾っている雑貨の違う模様版を発見したりして「あれ可愛い」なんてウキウキしながら商品を眺めた。

そして母はこのお店で私たちに可愛いトイレマットをプレゼントしてくれた。

ユニットバスの家から引っ越したばかりでトイレマットが無かったのだ。

本当に嬉しかったし、可愛くてお気に入り。

素敵な思い出をありがとう!

こうして全ての行程を終えた私たちは「また絶対」と話しながら帰路に付いた。

本当にまた3人で旅が出来たら幸せだなぁ。

これにて、淡路島食道楽女子旅完結!

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