皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
今回はPS2のゲーム『ぼくのなつやすみ2海の冒険篇』をプレイする不定期記録だ。
舞台は美しい瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな富海(ふみ)の町、そんな所に夏休みの間だけ預けられる主人公の少年ボクくんと共に昭和50年の8月を追体験しようという企みである。
世間はすっかり秋になってしまったけれど、私とボクくんの夏休みはまだまだ始まったばかりだ。
流れる汗も気にせずに太陽の下を走り回った懐かしく眩しい日々が、どうにもノスタルジックで大人にこそプレイして欲しいゲーム…さて、今日は何をしよう。
一応、前回の記録はコチラ！
8日目 目標達成！
本日もおじちゃん一家と揃って朝食を取っていると、おじちゃんがこんな宣言をした。
「オレ、今日から奥沢に入るわ」
おじちゃんの言う事には、ボクくんがこのお家にやって来る以前の7月に嵐で橋が流されてしまったそうだ。
どうやらその橋をかけ直すみたい。
やったなボクくん！近々新しいエリアへ冒険に行けるぞ！
行ける範囲を日々走り回ってそれこそ充実していたけれど、俄然ワクワクするじゃないか！
きっと大人しく聞いているボクくんだって新たな冒険にワクワクしている事だろう。
早速、進捗状況を把握する為に奥沢のおじちゃんを偵察だ！
…とは言え、さっきもさっき宣言を受けたばかりでおじちゃんは立ち尽くしていた。
どうやら、既存の木材が向こう岸に届かないらしい。
それでも好奇心旺盛なボクくんの期待に満ちた言葉に張り切るおじちゃん…優しくて頼もしい。
「じゃあ、ちょっくらスペシャルな橋のかけ方でも披露しちゃおうかね…」
やったー！！ボクくんの声色も嬉しそうだ。
「この先には何があるの？」と尋ねたボクくんにおじちゃんは「オオカミじじいだ」と意味深な事を言った。
オオカミじじい！不穏な響き(笑)
おじちゃんには何やら秘策があるらしいので、楽しみに待っている事にしよう。
行ける所が増えるのはプレイしている私にしてもかなり楽しみである。
その後、虫相撲に挑み歴戦の戦士であるオニクワガタどすこいチャッピーは遂に60勝したのだが、クイーンカブトはまだ出て来てくれなかった。
また明日挑戦だ！
とりあえず、王冠を探しに海で泳ごうかな～と思っていたら海辺にて水着姿の女子大生を発見した。
せっかく海辺に来たから少し肌を焼きたかったそう。
こんな港っぽい所で水着とは強い…と思ってしまったけれど、そう言えば靖子姉ちゃんと光ちゃんも水着だったな。
「でも、小学生相手にこーんな格好しても張り合いがないなぁ～」
そりゃそうだろう(笑)
とりあえず、ヒリヒリしない程度に焼いてね！
よし、王冠を探しに海の中へ出発ー！
王冠とは画面左上の表示にあるもので、集めた王冠が増えれば増える程海で息が長く持つのである。
現在ボクくんが集めた王冠は10個、個々で違う恐竜の絵柄が描かれた王冠は少年にとっては宝物みたいな物だろう。
余談だが、私も幼い頃はビー玉とか王冠を宝物みたいに集めていたっけ。
流石にボクくんみたいに海の中を泳いだりはしていないけれど(笑)
都会っ子にはあるまじき運動能力で躊躇なく海へ飛び込むボクくんにこれ以上王冠が必要かと言われると疑問だが、今回ばかりは全てコンプリートしたい！
…と、がむしゃらに泳いで魚の煌めきを王冠と見間違えた私のせいでボクくんは溺れてしまった…。
絶望的な音楽と力を無くすボクくん…うああああああ…。
そして目覚めるとおじちゃん家の居間だった。
あ、でも海の中で100円を拾ったのは非常にラッキーだ。
「コラ、あんまり泳げねぇのに無理すんな！」
おじちゃんもおばちゃんも凄く心配そう…ごめんなさい。
少し叱られてしまった…ボクくんもごめんね…。
アラサーの私と比べれば白魚の如く泳げるボクくんの姿に調子に乗ってしまった。
やっぱり王冠コンプリートは必須である。
だけど、今日は溺れてしまったし…陸から釣りでもしようかな。
500mmを超える魚を釣ったら夕飯に並べてくれるという約束をおばちゃんとしていたので、こちらも私の個人的な目標のひとつであった。
夕暮れた堤防に波音…癒される～。
私も久しぶりに釣りに行きたいなと想像すると、潮の香りが無性に懐かしくなった。
マアジ160mm・ハリセンボン91mm…うーん500mmには程遠い小物ばかりだな…。
と思っていたら、エサをカニに変えた途端雰囲気が変わった！
ホウボウ 224mm
大きさは大した事無いけれど、蝶々みたいな綺麗で大きなヒレがある魚！
イシダイ 411mm！
イシダイの平均サイズ311mmを大きく上回った大物が釣れた！
小さなボクくんにとって凄く頑張った事だろう。
500mmは釣れなかったけれど凄いぞボクくん、今日はもう一度竿を振ったら終わりにしよう…と思っていたら今までにかつてない強い引きが…！
堤防から引き摺り落とされそうになりながら頑張って引っ張った竿の先
マコガレイ 553mm！！！
ご…500mm超えたー！！！！！
やったー！やったよボクくん目標ひとつ達成だー！
大物に次ぐ大物にボクくんの手はきっとジンジンと心地良い痛みを感じている事だろう。
背後に響く低いエンジン音に船頭さんの船が来ている事を知って早速お喋り。
「診療所の看護婦さん…誰かとデートらしいよ」
船頭さん「え…？」
私「え…？」
…船頭さん、悲しいお話平気かな。
いやいやいやいや、さっき大物マコガレイ釣ったし少年らしく自慢でもしようよ！(笑)
看護師の凪咲さんに露骨に想いを抱いていた船頭さんは、その後何度話しかけても無言だった。
それを知っていて善意のつもりか真実を伝えてしまうボクくん…むごい。
うん。と…とりあえず、診療所に行こう！
入院中の少女が遊びに来て良いと言ってくれたし、切なくてこれ以上船頭さんを見ていられない…。
夕焼けの海が見える診療所には、やはり今日も少女がいた。
話題はお医者さんであるおじいちゃんについて。
「最近、死んだおばあちゃんの夢を見るんだって」
静かな部屋に響いた無邪気な声に少女はそっと俯いた。
「おじいちゃんは寂しいんだと思う」と遠くを見つめているみたいに落ちた少女の柔らかな声が不思議な空気を作った。
「ここのおじいちゃんはとても明るい人だったんだ。明るいけど…でもとても寂しがり屋なの…」
ボクくんは少女の言葉を静かに聞いていた。
おじいちゃん先生を随分と知っていそうな口調に胸がギュッとしたのは、私が少女の正体を知っているからだろう。
そうしていよいよボクくんが釣ったマコガレイが食卓に並ぶ夕飯タイム！
めっちゃワクワクしていたら、やはりテーブルの中央には大きなカレイの姿があった！と、喜んでいたのも束の間である。
おばちゃんにしては珍しく深刻な声で「ねぇ、みんなのこと疑ってるわけじゃないんだけど…」と切り出した。
ここの売り上げの計算が100円だけ合わないとの事で…。
…え、もっと皆に褒めて貰えると思っていたのに、え！…100円って海で拾ったアレか！？
確かにこの食堂の桟橋の下だったけれど…。
その間に他の悪事がバレて疑惑の眼差しを向けられるタケシ兄ちゃん。
当の本人であるボクくんは平然としているけれど、いや絶対店の売り上げの100円やん！
…夕飯が終わったら早くおばちゃんに返そう！
と思っていたのに、このタイミングで夕飯のマコガレイについて触れられてしまい返す事は出来なかった。
う～ん…今日はどうにも思わぬ方向にばかり物事が進むなぁ(笑)
ボクくん自身んもそう思っているかもしれないけれど、人生って大体そんな感じだよね。
この日のボクくんの絵日記は釣った大物マコガレイについてだった。
やっぱり余程嬉しかったんだな、とほっこり。
写真の枚数が多いので割愛したけれど、昨日光ちゃんとボクくんがデートした事でまだまだしょげているシゲルがかわいかったし、100円泥棒かもと疑われているのに呑気に漫画を読みながら便所コオロギに恐怖するタケシも呑気で面白かった(笑)
と言う訳で、500mm超えの大物を食卓に並べて貰う…ひとつ目標達成～！！
明日は何をしようかな。
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