皆さんこんにちは、mamuです!
旅の道連れはルームシェア相手の親友ちゃん、2024年11月に軽自動車で四国を目指した。
高知県で過ごす2日目は、午前中から仁淀ブルーを求め足腰を酷使し、前回膝をガクガクさせながらも穴場観光地である高知のモネの池白龍湖を観光。
偶然立ち寄った地元人気の回転寿司屋さんで贅沢した我々は3日目の朝を迎えた。
足摺岬
朝8時に道の駅めじかの里土佐清水を出発!
道の駅が開店していたら朝食を頂こうと思っていたのだが、まだ開店前だったので腹ペコをそのままのに出発となった。
本日の第一目的地は足摺岬!
昔訪れた事があるけれど、何となくぼんやりした記憶に気分は初来訪である。
以前、私の大好きな世界観が詰まった本をご紹介したのだが、そのタイトルが『足摺水族館』なので、私の中ではいつしか特別な場所になっていた。
今回は実際に水族館を訪れてはいないけれど、ある種の聖地巡礼みたいな気分!
天気にも恵まれて、新鮮に眺める車窓に胸はワクワク高鳴って、運転席の親友ちゃんとも会話が筈んだ。
車で走っていると突然景色が一変したのが凄く印象的。
足摺岬の周辺だけガラリと木々の雰囲気が違っていて、今思い出してもワクワクする光景だった!
調べてみると、足摺岬は別名『椿の岬』と呼ばれていて、足摺半島全体で約15万本ものヤブツバキが自生しているのだとか。
毎年2月が見頃だそうです!
到着した8時30分頃には第一駐車場は既に満車で、私達は少し離れた第二駐車場に駐車する事になった。
混んでいたと言うより第一駐車場の収容台数が少なく、タイミング的なものだ。
第二駐車場は第一駐車場より遠くにあったけれど、結果的にめっちゃ良かった!
足摺岬までの道のりが木のトンネルになっていて綺麗。

11月とは思えないポカポカ陽気。
爽やかな緑の木漏れ日が心地良くて、あっという間に抜けてしまった。
とは言え、めちゃくちゃお腹が減っている。
足摺岬の右手側にあった昭和レトロ感溢れるお土産屋さんの『2階レストラン』の文字を見付けて立ち寄る事に!
良かったぁ〜助かったぁ〜!!と思っていたら2階レストランへ続く階段が閉鎖されていた。(笑)
時間が早過ぎて営業してなかったのか、今はお土産屋さんのみの営業になってしまったのか不明だが、カツオスティック的なお土産を購入して素早く退散した。
………お腹は減っているけれど致し方無しッ!そのまま足摺岬観光スタート!!!

と思っていたが、観光案内所前に猫ちゃんがいて撫で撫でタイムに突入してしまった。

可愛い〜ッ!!!ゴロゴロ言いながら撫でさせてくれる猫ちゃんにメロメロになってしまい、その後散策途中に案内所へ立ち寄っては3回くらい猫ちゃん撫で撫でタイムを挟む事になった。(笑)
是非皆に可愛がられて元気に長生きして欲しい。
ちなみに観光案内所前には、日米の架け橋として活躍したジョン万次郎の立派な像も立っていた。
さて!観光案内所でゲットした地図によると、足摺岬には『足摺七不思議』なるものがあるそうだ。
せっかくなら全て巡ろう!と進む道がまたまた木のトンネルでめっちゃ楽しい!

本当に足摺岬の周辺は植物に南国の風情があって、自然の冒険感が満載だ。
そんなもんで歩いているだけで空気感が楽しい上に、少し歩けば七不思議が出てくるので見所が多くて本当に楽しかった!
見所には小さな説明看板が設置されているので、見落とす事もなく親切。
ここからは、私が個人的にはぇ~!と思った七不思議だけ載せていく!
最初はこれだ『汐の満干手水鉢』、写真の岩に出来ている小さな水溜りがそれである。

看板によると『突き出した岸壁の近く、岩の上の小さなくぼみに、潮が満ちているときは水がたまり、潮が引いているときは水がなくなるといわれる不思議な石。』と書かれていた。
その真偽は定かではないけれど、私はそう書かれているのならその世界観を楽しむタイプである。
潮の満ち引きで変化する七不思議の名に相応しい不思議な水溜り。
次回訪れたなら是非、引き潮の状態を見てみたい!
次!
『地獄の穴』

看板によると『この穴に硬貨を落とすと、チリンチリンと音をたてながら落ちていきます。穴は金剛福寺の本堂のすぐ下まで通じているといわれています。』
足摺岬と目と鼻の先にあるお遍路さんの38番霊場、金剛福寺の本堂………。
確かに目と鼻の先とは書いたけれど、硬貨が転がり落ちる距離だと考えるとかなり離れているように感じる。
とりあえずものは試しだ!1円玉を投入してみると確かに鈴が鳴るようにチリンチリンと音が遠退いていった。
これは余談だが、何やら不思議な音色に小さく感激する私。
しかし、振り返った先の親友ちゃんは怪訝な表情を浮かべていた。
親友ちゃん「この穴ほんまに土で出来てるん?わざと音鳴るように出来てるんじゃないの?「………もう行こう。」
不思議を単純に楽しむ私に対して、親友ちゃんは随分とクールだった。
少し調べてみると、穴は現在途中で塞がってしまっているらしいのだが、昭和50年頃までは約1分間チリンチリンと小銭が落ちて行く音が聞こえていたのだとか。
他にもユニークな足摺七不思議が点在しているので、お目通し中のあなたも是非実際に訪れてみて欲しい!
さて、七不思議を制覇していよいよ灯台や展望台を目指す。
道中ボランティアさん達が草むしり等管理してくださっていて「おはようございます〜」と挨拶を交わしてホッコリ。
木のトンネルを抜けると覗く青い海!

しっかり整備された小道に飽きない景色で、足腰の仁淀ブルー疲労すら忘れて散策した。(笑)
そうこうしている内に見えた足摺灯台は、内部見学は出来なかったけれど真っ白で素敵だった。

灯台を通り過ぎると見えた階段の先が展望台だ。
ついさっき通り過ぎたと思っていた灯台があんな所に!とびっくりした。

気付かない内にワクワクと随分歩いていたらしい。
一応、その時の動画はこれ↓
突き出した岬だから風は強いけれど、陽射しが暖かくて心地良い程だった。

暫く景色を眺めた後、またまた木のトンネルをくぐって到着したのは『天狗の鼻』なる展望所。
殆どの人が天狗の鼻に立ち寄らず帰ってしまっていたのだけれど、実は展望台より断然見晴らしが良かった!

陽射しが暖かくて吹く風まで気持ち良い〜!
と言うか、本当に11月なのか………?と思う程温暖であった。
私達はまた暫く潮風に吹かれながら絶景を堪能して足摺岬を後にした。
本当にこの一体だけ独特な植物の雰囲気、冒険しているみたいな遊歩道、見渡す海も全部が楽しかった!
高知県旅行の際に是非オススメしたいスポットだった。
さて、これは余談として遊歩道で大きめの蛇と出会ったりして爬虫類好きの私が歓喜したのだった。
陸から拝める穴場スポット-青の洞窟
足摺岬滞在時間1時間45分、時刻は10時15分を少し過ぎた頃。
朝食は未だ食べていないまま益々腹ペコを極める私達だったが、次の目的地が近かったのでそのままGO!
凄い細くて急な坂道を下る。
車高を下げていたり、大きな車だったり、運転に自信が無い人には無理かも………。
日本一ヤバい坂道だと噂の暗峠を度々越えてきた親友ちゃんも慎重に進むレベル之坂道であった。
10時30分頃『松尾漁港海老洞』到着!
私達以外に本当に誰もいない……めちゃくちゃな穴場だ。
降り立った駐車場に他府県ナンバーはいない。
もう見た目はただの漁港だし、看板も無い静かで小さな漁港だった。
しっかし海が綺麗〜ッ!!!
私達が訪れた時、たまたま少し雲が多いタイミングだったけれどこの透明感!

静かな漁港に静かな水音。
海に向かって右手側にひっそりと歩道が整備されているのでそちらを進むと、ポッカリ開いた洞窟が!

船に乗らずとも見られる青の洞窟、日が陰っていてこの美しさ!
更に洞窟を見下ろすように歩道橋が掛けられているのでその上から眺めてみると海底が見て取れた。

綺麗〜!!
見上げると垂れ下がっているのは木の根っ子で、凄い光景だ。
青の洞窟と聞くと陸から気軽に見られないイメージがあったから、かなりテンションが上がった。(笑)
洞窟側から港を振り返るとこんな感じ。

本当に神秘的で癒された!
私は水面に見惚れる余りうっかり躓いて落水しかけたので足元注意です。(笑)
滞在時間20分、お邪魔しました!
そしてこれは余談だが、この日は本当に暖かかった。
何なら半袖を着たいくらいだったけれど、季節柄変だから必死に長袖を着ていたくらいである。(笑)
松尾漁港海老洞を後にして帰りはベタ踏みの登り坂。
坂道を登り切った所で暑いからと開いていた窓の外から地元のお母さん方に「こんにちは〜」とご挨拶頂いた。
にこやかな皆さんに私達も「こんにちは!」と返した。
高知県の人達は皆にこやかで優しいね〜と親友ちゃんと話したのが印象に残っている。
後、その坂道を別れた先に移動売店車が来ていたので、この辺りには本当にコンビニとか無いんだなぁとしみじみしたのだった。
次回、貝殻の世界を覗いて東京から最も遠い島の漁港で野生のイルカを見る編!

おまけ
その後暫く走って見付けたローソンで無事お弁当をゲットして食した。
空腹だったからか異様に美味しかった思い出。(笑)

基本情報
【足摺岬】
•住所:高知県土佐清水市足摺岬1349 観光案内所
•問い合わせ:0880-82-3155
•営業時間 8:30~17:00(年中無休)
•駐車場:無料有り
•案内所開所日:毎週土・日曜・祝日、春休み、GW、夏休み、冬休み
椿が見頃ではなくても全然めっちゃ見所が多い岬!
私達の高知旅のなかでも、特有の雰囲気がかなり楽しかった!
ボランティアさんに要予約で足摺七不思議のガイドを頼めるみたいなので気になる方はどうぞ!
【松尾漁港海老洞】
•住所:高知県土佐清水市松尾171-2
•駐車場:無料有り
8時〜10時頃は洞窟に日が差し込む!
港までの坂道がかなり細くて急なのでお気を付けください。
静かで神秘的な雰囲気に癒された。




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