皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。
あなたは絵本が好きだろうか、私は昔から大好きだった。
大人におススメの絵本として「100万回生きたねこ」とかが有名だろう。
大人の絵本好きとして勿論所持している私だが今回はそういう王道の絵本では無く、如何にも子供向けだけれど大人も楽しめるんだよ!という絵本を紹介したい。
それが『バムとケロ』シリーズである。
可愛くも美しい絵と面白おかしい愉快な日常を切り取った絵本は、きっと多くの人を魅了して止まないだろう。
バムとケロシリーズとは
作者は島田ゆかさん、カナダのオンタリオ州に在住している日本人の絵本作家だ。
1994年『バムとケロのにちようび』で絵本作家デビューを果たし、2011年に出版された『バムとケロのもりのこや』で第4回MOE絵本屋さん大賞を受賞している。
そんな島田ゆかさんが生んだバムとケロシリーズは、子供はもちろん大人も魅了する魅力で溢れているのだ。
お洒落に飾られたインテリアや雑貨、見ているだけで食べたくなってしまう美味しそうなおやつの数々、1ページ毎に変化を見せる小さなキャラクターたち。
読めば読むほど新しい発見があったり、そういう小さな描写が本当に楽しくて何度読んでもワクワクとページを捲ってしまう、そんな絵本なのである。
しっかりもののバムとお茶目なケロ
主に登場するキャラクターは、いつも優しくてしっかりものの犬バムと遊ぶ事には全力投球のお茶目なカエルのケロちゃん。
シリーズを通して、このバムとケロが過ごす日常を読者は辿る訳だが、雨の何でもない日も寒い朝も全てが素敵に見えるのだ。
お菓子作りからお片付けまで、いつもケロちゃんの世話を焼いているバムは時にはお母さんにもお兄ちゃんにも見えてくるし、部屋中を滅茶苦茶にしながらもいつも全力で遊ぶ事を忘れないケロちゃんには無邪気な子供の姿を見るだろう。
そんな2人が過ごす穏やかながら賑やかな日常は、その絵のタッチと共に温かくて私はたちまち虜になったものである。
どんなお話?
まずはデビュー作からご紹介!
ネタバレにならない程度に緩く雰囲気を楽しんで頂けると幸い。
『バムとケロのにちようび』
全ての物語の始まりは、バムとケロがお部屋で過ごす雨の日曜日から始まる。
雨の中泥だらけになって遊ぶケロちゃんと、お掃除に精を出すバムの姿からも2人の性格を見て取れるのだけれど、せっかくお掃除してピカピカになったお部屋に泥だらけのケロちゃんが帰宅する描写なんて、絶望的で笑ってしまう。
それでも大らかなバムと楽し気なケロちゃんの姿も素敵だし、何と言っても冒頭で触れた通りインテリアがひとつひとつどれも素敵で見ているだけで楽しい!
そんなこの作品の中で私が好きな場面は2人がドーナツを作る場面だ。
はちゃめちゃなお料理だけどどうにも面白くて、何よりすっごく美味しそう。
キッチンもかわいいなぁ~。
モチモチ柔らかそうな生地を見ていると私も作ってみようかな…なんて思ってしまったり。(笑)
勿論、完成品は抜群に美味しそうだ。
その他にも、ページの端々で動く小さなキャラクターの存在や、額縁の中の絵が場面場面で少しづつ動いていたり見れば見る程発見が沢山あって面白い絵本だ。
『バムとケロのそらのたび』
月曜日の朝、バムとケロのお家に大量の荷物が届いた。
差出人はバムのおじいちゃん、そして大量の箱の中に入っていたのは組み立て式の飛行機!
何でもバムのおじいちゃんの80歳のお誕生会があるのだけど、おじいちゃんの住むお家まで組み立てた飛行機で向かうというお話なのだ。
前回からお家を飛び出して空へと旅に出る2人、冒頭から絵本らしくワクワクする展開となっている。
完成した飛行機で出発するも、通過する先々はおっかなびっくりの難所だらけだった。
そんな中を行く2人の姿を見ているだけでも楽しいし、私個人の好きな場面として空に出発した場面が大好きだ。
小さくなった2人のお家、頑張って作った飛行機が完成したんだと思うとワクワクする。
手作りの飛行機で空を飛ぶなんて本当に絵本特有のロマンだ。
2人が無事おじいちゃんのお家に辿り着くまでの珍道中も面白い。
勿論小さなキャラクターも健在なので、どこにいるのか探してみて欲しい。
『バムとケロのさむいあさ』
火曜日の朝は、目が覚めると鼻が冷たかった。
そんな寒い日の2人のお話は、きっと家の裏にある池も凍っているだろうという冬の気配を感じるお話となっている。
釣りの道具とスケートを持って早速池へ出発したバムとケロを待っていたのは、アヒルのかいちゃん。
このかいちゃん何と池と一緒に凍り付いていたのである。
そんなかいちゃんを急いで助けるバムとケロの大慌てぶりもコミカルながら、助けられている筈のかいちゃんの表情が何ともシュールで(笑)
そして、ここで私の好きな場面みんなでお風呂に入るシーン。
冬に浸かる湯舟のポカポカを思い出したり、泡風呂が何とも楽し気で素敵。
そこからお家で過ごすバムとケロとかいちゃんの姿が、何とも和やかで騒がしくて…寒い冬はお家で目一杯楽しみたいなと思ったりする。
こちらも素敵な一冊だ。
『バムとケロのおかいもの』
いつも朝寝坊のケロちゃんが張り切っているこの日は水曜日。
張り切って朝食まで作ってくれたケロちゃんだけど、どうしてそんなに浮かれているのかと言うとこの日が月に1度のお買い物の日だったからだ。
お買い物日和のお天気の日にバムとケロはワクワク気分で市場へと出向くのだった。
冒頭から綴っている通り、島田ゆかさんの描く雑貨やインテリアは独創的でかわいい物ばかり。
市場に並んだ雑貨を一緒にお買い物している気分で眺めているだけで凄く楽しい一冊になっている。
と言う訳で、私が好きな場面として挙げるのはそんなバムとケロのお買い物が今から始まるというワクワクの場面。
遠くに見えるケロちゃんがフライング気味に車を降りている様子もかわいいけれど、きっと胸が高鳴って仕方ないんだろうなぁと思わず共感してしまう(笑)
雑貨の他にも美味しそうな食べ物も、そしてかわいいキャラクターが満載に登場する一冊でいつも落ち付いているバムですら楽しそうな様子に微笑ましくなるだろう。
2人の購入品も個性的でかわいいので是非ページを捲って確かめて見て欲しい。
バムとケロの魅力
ここまで数ページを交えてご紹介した事で見て取って頂けたと思うが、本当に絵柄が綺麗でかわいい。
いきいきと動き回るキャラクターの愛嬌も毎度クスリと笑える癒しをくれる。
そして、お洒落で可愛らしい雑貨やインテリアは眺めているだけで大人でも楽しいのだけど、ただの置物だと思っていたそれの表情が場面毎に変化している等の小ネタが何度見ても飽きない絵本の由縁なんだろうと思う。
場面の端々で楽し気に遊んでいる小さなキャラクターも然りだが、描き込まれた細かい描写から文字で書かれていない物語まで想像力を搔き立てる演出で溢れているのだ。
これにはきっと小さいお子さんから大人まで楽しくページを捲ってしまうだろう。
まとめ
と言う訳で、如何だっただろうか?
あなた自身にも誰かのプレゼントにもおススメの絵本バムとケロシリーズ。
私は、可愛い世界観にこんなお部屋に住んでみたいと随分憧れたものである。
また、絵本以外にもバムとケロをモチーフにしたグッズや絵本内に登場する物が実際に売り出されていたりして、雑貨好きには堪らない作品だろう。
他にも島田ゆかさんの絵本作品があるのだが、そちらも本当に素敵なのでまた紹介したいなぁと思っている。
ここまでお目通し頂いて絵本の素敵な雰囲気をあなたに感じて頂けていたら嬉しいし、このバムとケロがあなたにとっても大切な絵本になったなら本当に嬉しい。
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