皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
これは2024年GWにお洒落車中泊カーをレンタルして7泊8日で北海道を旅した記録である。
旅の道連れはルームシェア相手の親友ちゃん、前回珍道中を繰り広げながらも、元町エリアの観光へと繰り出したのであった。
旧函館区公会堂
元町公園を散策した私達が次にやって来たのは、旧函館区公会堂!函館元町の代表的な洋風建築である。
町全体が小高い丘になっているので公会堂も自然と高台に建っている……寒かった。
受付や案内係の方はダウン姿で冬装備「寒いですね」と声をかけると「今日は特に寒いですね」と返ってきたので、この日の寒さは地元民にも染みるのだなと妙に感心した事を覚えている。
開け放たれたままの扉の中で迎えてくれた係員さん達は、誰も笑顔で素敵だったのが印象的。
入館料を払ってお邪魔します!
簡単に旧函館区公会堂について説明すると、前回旧開拓使函館支庁書籍庫で触れた1907年の大火で町会所も焼失してしまったそう。
そこで函館の豪商が自身の店舗を多く失いながらも当時大金であった5万円を寄付、そうして明治43年(1910年)に建てられたのが現在の旧函館区公会堂だ。
昭和49年(1974年)には重要文化財に指定され、修復、耐震工事等を実行しながらその姿を残しているとのこと。
ここでは簡単な説明に留めるが、そこかしこに駆使されている繊細な装飾の説明も沢山あって見所が多かった。
きっと想像以上に沢山の人達が携わって今があるんだろうなぁ……。
レトロでありながら煌びやかな外観から立派なこの建物は内観も見劣りしない。
そこかしこに施された装飾が華やかでうっとりしてしまった。
展家具も当時の物がそのまま展示されているらしく、全てに年月を感じさせる味と重厚さがあった。
真鍮のパイプ製で当時高級品とされていたベッド等が本当にそのまま展示されているのである。
そして何より……広い。(笑)
全て見せてしまうと実際に訪れる楽しみが減ってしまうので大幅に割愛するが、廊下の長い事よ……。
外観から思う以上に中が広く立派で驚いた、そういう用途ではないけれどここが自宅だったなら持て余す事請け合いである。
この一室だけで我が城(賃貸)が何個入る事か!
と言うか、この一室以外にも無数に部屋があるのだ。住むとなると暖房費だけで大変だ……なんて親友ちゃんと話していた思い出。(笑)
冷静に考えずとも舞台付き物件は持て余すな。
ピアノまで設置されていて随分と優雅である、どうやら音楽会等に使用されていた部屋らしい。
未だに貸し切ってイベントを開催出来るそう。
私には無縁だが、ご興味ある方はどうぞ!
それと、公会堂のバルコニーから見る景色は最高であった。
小高い丘の上に建っているから元町の景色を見下ろす事が出来るのだ!
この日は風が強く肌寒かったけれど、晴れた空が心地よく私達は暫くバルコニーから景色を眺めていた。
他にも当時としては珍しい猫足のバスタブが設置された浴室があったり公会堂の歴史を学べるシアタールームがあったり、大正天皇が宿泊する為に新設された部屋があったり、とにかく豪華絢爛で見所が沢山あった。
私達は当時の情景を思い浮かべ、あれやこれやと想像しながら見て回り公会堂を後にした。
そしてこれは余談だが、既にGWは終わった時期だけれど北海道ではまだ桜が咲いていて穏やかな気持ちになったのを覚えている。
ラッキーピエロ ベイエリア本店
時刻は17時30分に迫る頃公会堂を後にした私達が次いでやって来たのは、函館の名物グルメラッキーピエロの本店!
ベイエリアと呼ばれる金森レンガ倉庫の直ぐ側にあるという立地、元町観光駐車場から車で2分くらいと距離が近かったので本店を訪れる事にしたのだ。
北海道の中でも函館近辺にしか店舗展開していないという事で、食いしん坊としては見逃せなかった。
……しかしながら、前回函館ラーメンをたらふく堪能した我々……食いしん坊だけど食べられる量は並である。
苦渋の選択で1セットを2人で半分こする事に……事前にメニューを眺めてはどれにしようかシュミレーションの時点で散々悩んできたが、やはり当日になっても悩んだ。
そして、悩んだ割に人気No.1のチャイニーズチキンバーガーセット¥968円を注文した。
私は、人気とかNo.1とかの言葉に弱いのであった。
そしてここで旅の変更点が……、実の所テイクアウトでセットを頼み五稜郭公園へ行って桜を見ながら食べよう!と計画していたのだが……この日も寒かった。
貼るカイロも手持ちカイロも手放せない程寒かった!!!更に太陽が落ちるこの時間、今以上に寒くなる事は火を見るより明らかである。
私達の本能は強く暖を求め、最早五稜郭公園行き等考えられなかった。多分私が行こうと言ったなら「正気か?」と親友ちゃんに止められていたと思う。
という訳で席に付きセットを待つ事に。
店内の雰囲気はこんな感じ!
ラッキーピエロと言えば店舗毎に特徴が違い奇抜なフォトスポットがあったりオリジナルグッズを販売しているブースがあるイメージだったのだが、本店は奇抜ながらグッズ販売はレジ前だけでフォトスポットも無い小ぢんまりとした内装だった。
そういった雰囲気を含めて観光気分で本店を訪れると肩透かしをくらっていただろう。
如何せん私達は寒さを凌ぎたかっただけだったので大人しく席に座っていた。
暫くして運ばれてきたNo.1セットがこちら!
セット内容なチャイニーズチキンバーガー、ラキポテ、ウーロン茶。
早速いただきます!
手に持つとずっしり重く結構大きい、欲張って1セットずつとかにしなくて良かった。
チャイニーズチキンバーガー……美味しい〜!
ゴマの風味が程よい柔らかなバンズに甘じょっぱいテリヤキ風?甘じょっぱい鶏肉がジューシー!
鶏肉自体も大きくて皮のパリパリ食感と瑞々しいレタスのシャキシャキ食感が堪らない!美味しいよ!!
味付け自体は濃い味なのだがレタスがたっぷり入っているので程よく中和されて美味であった。
道民もこの味を求めて函館を訪れると聞いていたけれど、なるほどなぁ〜と納得の味とボリュームだった!
出来立てのラキポテは、ホクホク太いポテトとカップの中にチーズとミートソースみたいなのが入っていて、それを絡ませて食べるスタイル。
美味しい!
ポテトを食べていると言うより、じゃがいものミートグラタンとかラザニアみたいな1品料理を食べている気分で満足度が高かった!
ウーロン茶は普通にウーロン茶、普通に美味しい。
チャイニーズチキンバーガー、本当に美味しかった。
鶏肉がちゃんと鶏肉と言うとおかしいのだが、良い意味で手作りのファーストフードっぽくない味で重過ぎなくて大好きな味だった。
次があれば、きっと私はまたチャイニーズチキンバーガーを頼むだろうなぁ……。(笑)
美味しかったです、ごちそうさまでした!
金森レンガ倉庫
ラッキーピエロを後にすると辺りはすっかり夕暮れの雰囲気になっていた。
一層増した肌寒さに急遽目の前の金森レンガ倉庫へ退避する事に。
函館は前回記載した通り安政6年(1859年)長崎、横浜と並んで日本最初の貿易港として開港された街だ。
その延長でこの金森倉庫は、明治40年(1907年)頃に建築されたそう。
そんな歴史深く雰囲気抜群な倉庫は現在、沢山のお土産屋さんやグルメが集まる観光地になっている。
倉庫内は1棟ずつが広くて、その上横並びに沢山並んでいるので見て回るだけで楽しかった!
ただ今回は急遽訪れたのと、お土産探しがメインだったので倉庫内の写真は無い。
なので、外観やその周辺の雰囲気だけお伝えしよう!
ちなみにラッキーピエロ本店の目と鼻の先、金森赤レンガ倉庫エリアの中にもベイエリア店がある。
そしてやはり港町なので目前には船着き場があって、歩いているだけで心地良い所だった。
それに日が暮れてくるとイルミネーションが輝き始めて何だかノスタルジックな雰囲気になる。
…と思ったが、それは私達の旅が終盤に迫っていたからそう感じたのかもしれない……。
急遽だったけれど、お土産屋さん巡り楽しかった!
あと、凄く寒かったので助かりました!(笑)
寒い寒いと言いながら、すっかり日が暮れたこのタイミングまで待っていた理由は高台から函館の夜景を眺める為!!!
本当はロープウェイに乗って函館山からの夜景を楽しみたかったけれど、予算的に少し厳しかったので高台から眺めようとなったのだ。
車窓からサラッと見ただけなので写真はイマイチな感じだが、昼間歩いた道や八幡坂の夜を見られて良い思い出となった。
昭和温泉
こちらも急遽立ち寄る事になったので外観の写真等が無いのだが『昭和温泉 函館』で検索すると出てきます!
とにかく冷え切った身体を温める為に直行!
駐車場もぎゅうぎゅうの人気な日帰り湯、どうやら口コミから地元の方に愛されている温泉らしい。
受付の方も受付後に車に忘れ物をしてしまった私に親切に対応して下さって、ありがとうございました!
外観や設備は味のある古い雰囲気、しかし清潔感があって心地良い。
タトゥー入れ墨禁止。家族風呂有り。
頭から足の先までサッパリして、いざ入浴!
あったけぇ〜………この日は身体が冷え過ぎていたのか熱湯に浸かると指先がジンジンとした。
調べてみると、お湯は源泉温度が高いので井戸水を10%程度加水しているけれど加温循環消毒湯ではなく掛け流しなのだそう。
湯船は、高温、低温、露天風呂は中温、ジェットバスに寝湯と豊富で、サウナも付いていた。
熱湯は身体が冷え冷えだった影響もあって「あっつッ!」となったが、ずっと浸かっているとじんわり芯が温もるし湯質もしっとり優しく感じた。
香りは少なくて透明。
それに比べるとシャワーは温度が低めかも?アメニティは何も無いのでフルで持ち込み、ドライヤーは3分20円、ロッカーは100円玉が戻ってくるタイプ。
私達は、高温、低温と交互に浸かった後にジェットバスから露天風呂へ移動し、2人して足をモミモミして疲れを癒やした。
先程まであんなに震えていた外の冷気がこんなに心地良いなんて……最高……っ。
その後、涼みながら寝湯に横になった時にはもうそのまま眠ってしまいたい程極楽だった。
そして感じたのは、駐車場はぎゅうぎゅうだったけれど洗い場や浴室が広くて窮屈感は一切無くめちゃくちゃゆっくり癒やされました!
湯冷めせず芯からポカポカになっておかげで風邪を引きませんでした!(笑)
ありがとうございました!
タトゥー入れ墨禁止の記載について
あなたは、この北海道旅ブログになってから温泉感想の本文中に突然『タトゥー入れ墨禁止』と記載し始めた事にお気付きだろうか。
これは何も私がタトゥーや入れ墨に偏見があったり、嫌ったりしている訳ではなくむしろ逆なのだ。
私の友人にタトゥーを入れている人がいるのだが、彼女は私達と同じく車中泊好き。
同じ趣味を持っている者同士「ここ良かったよ!」と旅先の情報交換をするのだが、温泉の情報となると「私入れるかな…?」と気にしていた。
そして今回北海道旅の際、彼女に温泉のタトゥー入れ墨情報を見てきて欲しいと頼まれていたのだ。
彼女はタトゥーを入れた事に後悔は無いけれど、人様に不快な思いをさせるのは嫌だしルールはしっかりと守りたいと話している。
もし禁止されている事を知らずに入浴してしまったなら、誰かが嫌な気持ちをして自分は悲しい気持ちになってしまうだろうと。
何故彼女がそんな不安を抱くのかと言うと、ネットで事前に調べて『タトゥー入れ墨禁止』のルール記載が無かったとしてもいざ入店してから貼り紙で知り店を後にする等、その情報の無さに不便を感じていたからであった。
電話問い合わせではokと言われてもいざ入店すると貼り紙があったり……パターンは色々あるそう。
そういった時に個人ブログの記事等でそのルールの有無を知ったりするのだとか。
そしてもし、私のブログを見ている人に彼女と同じ不安を抱えている人がいるなら役立てたらと思った次第。
長々文章を読まずとも目に付くように敢えて、
タトゥー入れ墨禁止。
とその1文が目立つように記載したのだ。
そんな訳で、これから先私が温泉に入浴した際のブログの文中には同じように記載があると思うが、誰かの役に立てていたら幸いです!
ハセガワストア
時間は前後して、私達は金森赤レンガ倉庫エリアを離れる前に函館の名物グルメハセガワストアを訪れていた。
場所はラッキーピエロ本店のお隣!
ハセガワストアと言えばやきとり弁当!こちらも函館を代表する名物グルメなので是非食べてみたかったのだ。
不思議なのが『やきとり弁当』という商品名なのに豚肉が使用されているという事。
美味しいとの噂はかねがねだったのでワクワクしながら入店した。
店内の雰囲気はコンビニ兼お弁当屋さん兼お惣菜屋さんみたいな不思議な感じ。
とは言え、売り場を映すのはあれなので注文カウンターだけ載せときます。
メニューは基本的にやきとり弁当で、味はタレ、塩、塩だれ、うま辛、みそだれの5種類の他、単品の豚串鶏串があった。
そうか、やきとり弁当って5種類も味が選べるんだ……。食いしん坊の性だな、とにかく悩んだ。(笑)
注文は、カウンターに用意されている注文用紙に記入して店員さんに渡すシステム……。
ラッキーピエロで満腹のままだったが「これは夜食だ」と言い張りながら王道の雰囲気を感じてタレ味のやきとり弁当(中)¥680円を注文!
お弁当は注文後に作ってくれるので、待っている間に売り場を見て回り、店内イートインスペースにて待たせて貰う事にした。
………それにしてもイートインスペースが凄い。
GLAYが北海道出身の歌手だとは知っていたけれど、函館なんだな。知らなかった!
私達が反射してしまっていてお見せ出来ないのが残念だが、ハセガワストアのオリジナルTシャツにサインが書かれていたりと店全体でめちゃくちゃGLAY推しだった。
多分ファンの人からしたら一種の聖地になってるんだろうなぁ、なんて考えている内にお弁当が出来上がった。
そこからお風呂に入ったり、気温が4℃だったり最終夜の道の駅に到着したのが深夜1時30分を過ぎていたり……色々あったが、とにかく眠くならないように沢山話して旅を振り返っていた思い出。
と言うわけで!背徳感溢れる深夜にやきとり弁当いただきます!(笑)
すっかりお腹が減っていたので普通にがっついてしまう私達。
やきとり弁当なのに本当に豚肉だ、美味しい!
驚いたのは、すっかり冷えてしまっているのに肉が固まったり嫌に脂が固まったりしていなかった事。
お野菜はナス、ししとう、ネギ、豚肉も含めて全てに甘じょっぱいタレがしっかり絡んでいて白米が進む。
頬張れば鼻を抜ける炭火の芳ばしい香り……、サイズ大にすれば良かったと思ったくらい!(笑)
北海道は全体的に濃いしっかりとした味付けなのかな?めちゃくちゃ美味しくてあっという間に平らげていたのだった。
次回、支笏湖を眺め札幌場外市場で食し水曜どうでしょうの聖地を訪ねる最終日編!
基本情報
旧函館区公会堂
•住所:北海道函館市元町11番13号
•問い合わせ:0138-22-1001
•開館時間:4月1日~10月31日、火〜金曜日9:00〜6:00、土〜月曜日9:00〜19:00
11月1日~3月31日、9:00〜17:00
※最終受付30分前まで
•休館日:年末年始
•入館料:大人300円、学生・生徒・児童 150円
その他、2、3、4館共通入館券も販売されていて旧イギリス領事館、北方民族資料館、文学館も訪れる予定なら共通券がお得だ。
あと、館内にある函館ハイカラ衣裳館ではドレスや袴等をレンタル出来たりするのでご興味あれば公式HPへどうぞ!
ラッキーピエロベイエリア本店
•住所:函館市末広町23-18
•問い合わせ:0138-26-2099
•営業時間:10:00〜21:00(ラストオーダー20:30ソフトドリンク20:45)
•無料駐車場:無し(隣に有料駐車場有り)
函館名物グルメのバーガー屋さん、めっちゃ美味しい!
金森赤レンガ倉庫
•住所:北海道函館市末広町14−12
•問い合わせ:0138-27-5530
•駐車場:無し※近隣にタイムズ有り1時間500円、以降30分毎に250円
•営業時間:9:30〜19:00
函館ビヤホール
平日11:30〜21:30
土日祝11:00〜21:30
•年中無休
お土産屋さんが沢山入っている。
ベイエリアなので雰囲気が良かった!
昭和温泉
•住所:函館市昭和2丁目39-1
•電話番号:0138-42-4126
•年中無休
•営業時間:7:00~23:00(最終入場22:30)
•駐車場:70台無料
•料金:大人460円、子供7歳~12歳140円、3歳~6歳70円
•タトゥー入れ墨禁止
•家族風呂有り
ただ、公式HPが無く家族風呂に関しての料金はわからなかった。
地元民に愛される温泉、駐車場はぎゅうぎゅうだけど浴室は広くてゆっくり疲れを癒しリラックス出来た!
ハセガワストアベイエリア店
•住所:北海道函館市末広町23-5
•問い合わせ:0138-24-0024
•営業時間:7:00~22:00
•駐車場:有り無料4台
めちゃくちゃGLAY推しの函館名物グルメのやきとり弁当のお店。
やっぱり冷めても美味しいお弁当って最高!
価格:14000円 |
価格:50000円 |
価格:20000円 |
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