【富山県】真夏の黒部峡谷に行ったら虫天国だった過去旅リポ

黒部峡谷トロッコ列車 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。

最近一気に暑くなり、夏の気配を感じる。

そうなると私の中に生まれる衝動は、『水が見たい!』というものだ。

夏場になると人は水場に集まりたくなるのだろうか。

例えそれが水遊びを目的としていなくても、綺麗な水を眺めてその景色に”涼”を感じるのかもしれない。

と言う訳で、今回は私が過去に訪れた美しい水場、黒部峡谷の過去旅をリポートしよう。

家族で富山旅行へ行ったのは、2017年と随分前の夏の事だった。

しかし、ここで私がお伝えしたいのは黒部峡谷の美しさ…そして、虫の多さである。

私たちが黒部峡谷へ向かうトロッコの駅として降り立ったのは宇奈月駅。

全区間運行期間は5月~11月。

宇奈月駅~欅平(けやきだいら)駅・片道約1時間30分

下車する駅によって運賃が違うので、時刻表はコチラ・料金等はコチラへ。

私たちが訪れたこの時は丁度お盆の繁盛期だった。

トロッコ列車は通常時でも混雑が見込まれるそうなので、早めに到着しておいた方が良いだろう。

チケットは窓口で販売されているけど、確実な乗車を狙うのなら事前予約が安心。

トロッコ列車は窓の無い席と、窓があって空調の効いたリラックス席・特別席がある。

リラックス席は530円・特別席は370円往復運賃にプラスでのお支払いだ。

私たち家族は行きは窓の無い席で、帰りは疲れているだろうからと窓のある空調の効いた席を予約していた。

何せトロッコ列車の旅は片道1時間30分と思っているより長旅である。

峡谷を散策した後に乗車すると考えると、選択肢のひとつには入るだろう。

とは言え、普段乗り慣れないトロッコ列車というのは大人でもワクワクするものだ!

窓が無く自然の風を感じられるのも旅の雰囲気を盛り上げる。

家族は皆一様に明るい笑顔を浮かべていた。

トロッコ列車の道中はたっぷりある分見所も沢山ある。

トンネルを抜けた先には真っ赤な橋、ここから見える景色が既に絶景なのだが、写真映えで有名なのが湖面橋だ。

近所には無いタイプのエメラルドグリーンの川に薄っすら映った赤い橋!

これに限った事じゃないが、もっと綺麗な写真が撮れるんだろうなぁ。(笑)

ガタゴト揺れるトロッコ列車が細い道を駆け抜けているだけでめっちゃ楽しいのだが、流れる景色が美しいというのは本当に気持ちがいい。

トロッコ列車に揺られながら観光出来るのは、まるでアトラクションみたいだった。

次に見えるのは新柳河原発電所。

何でも中世ヨーロッパの建物を意識して建てられたそうだ。

ドイツとかの川辺に建つ古城とかを意識したのだろうか。

だとしたら、雰囲気は抜群だった。

流れる黒部川の何とも美しい色と周囲を囲む山々が発電所を際立てていて最高だ。

こんなかわいい発電所があるんだなぁと感心したのを覚えている。

黒部峡谷の線路沿いにはダムなんかも数カ所見る事が出来た。

…いや、写真。(笑)

多分ダムの全貌を撮りたかったのだと推測。

…とりあえず、ダムとか発電所が数カ所あってこんな過酷な場所に建造物を建設した人たちは偉大だな、と考えたりした。

調べて見るとトロッコ列車の歴史は大正14年から始まり、当時は洪水や雪崩で大変だったそう。

まだ機械が発達していない時代に殆ど人力でこの渓谷を進んだのだと想像するだけで感慨深い。

そして資材運搬の為に通った列車に地元民が乗車し、その景色が観光客を呼んで今の形態になったそうだ。

そりゃあめっちゃ綺麗なのだし、黒部川の雄大な自然は当時から人々を魅了した事だろう。

そう言えば乗車したトロッコ列車は車両が結構長かった!

カーブの度に緑の中を抜ける車体を眺めるのは楽しい。

そしてこれは余談だが、真夏に乗車したけれど結構な感じで寒かった。(笑)

標高600mと高い事もあるだろうし、何度も通過するトンネル内がかなり寒い。

堪らず薄手のパーカーを上から羽織った私だが、真夏でこんなに寒いのかと震えたものである。

なので、あなたが黒部峡谷を訪れる際は真夏でも羽織れる物を、夏以外ならしっかりと防寒しないと大変だと思う。

何せトロッコ列車には窓が無いので吹き曝しなのだから…。

あと、座席が固いので腰が痛いという声も耳にした。

腰が決して強くない両親は平気そうだったし、これは個人差があるのだろう。

これはちょっと気になった駅名、『猫又』って猫の妖怪の名前だけど駅名の由来が気になる所…。

列車内には終始室井滋さんの解説が流れていて、楽しかった。

という訳で、1時間30分のトロッコ列車の旅を終えて降り立ったのは終点の駅・欅平(けやきだいら)。

私自身が腰痛を感じる事は無かったけど、揺られていた分めっちゃ伸びをした。

空気が美味しい~!

ガタゴトとした音が止んで渓谷に響くは涼やかな水音。

晴天とはいかなかったものの全てが青く輝いていて、キャッキャとはしゃぐ私と母。

やはり標高が高いので、トンネルじゃなくても肌寒くてパーカーがあって助かった。

早速どこから見て回ろうか、家族会議を開いていると…。

…ん?……え…?

はい!?!?

私と母はこれでもかと俊敏に地面から跳んだ。

虫やああああああああああ!!!!!

平然と捕まえた父が「カブトムシや」とか言っていたけど、虫が苦手な私たちはすっかり怯えていた。

カブトムシかどうかは問題ではない、昆虫だという事が問題なのだ。

私の家にも昔はカブトムシがいたりしたけど、幼い頃からどうにも怖かったのである。

そして気付く無数の羽音…。

見渡したそこかしこに見た事も無いサイズのトノサマ形態のバッタが元気一杯に飛び回っていたのだ。

人差し指を裕に超す大きさ、親指くらいの胴体…ッ!

私たちの悲鳴が木霊したのは言うまでもない…もうパニックである。

ちなみに私は虫にビビり散らした際に新品同様の指輪が草むらに跳んで行ってしまったけど『もういい』と真摯に思った。

ショックより恐怖が上回った時、人は何かを切り捨ててしまうのかもしれない。

…いや、本当に無理だったのだ。

自然豊かな場所に沢山の生物が生息しているのは当然のことで、特に昆虫との遭遇率が上がるという事くらい私たちは理解している。

今まで様々な自然に赴きそれなりに沢山遭遇して来たし、出会うだろう事は覚悟の上だった。

昆虫はそこに生きているだけで、何も悪くない。

しかしである、今までどんな山の中で釣りをした時よりも何十倍の数が生息する場所だったのだ。

其処はもう虫の絶対領域!

想像の範疇を凌駕する圧倒的な数と大きさに私たちは心底恐怖していた。

今回この黒部峡谷を書こうと思った際にこの昆虫問題について私は綴ろうと決めていた。

と言うのも、黒部峡谷のレビューを複数読んだが誰も触れていなかったのだ。

結果「虫の情報もないし大丈夫だろう」と考えた私と母の悲劇が生まれた。

黒部峡谷は虫が出るよなんて当たり前の事だが、正確に伝えるのなら『虫のパラダイスやから虫が苦手な人は強い覚悟が必要』だ。

もし、これを読んでくれている人の中で自然好きで昆虫が苦手な人がいるのなら、その人にどうしても伝えたかった…!

知っているのと知らないのとでは覚悟の質が違ってくるだろう。

青と黒の鮮やかな色をしためっちゃ巨大な虫とかがそこかしこにいる。

しかもかなり友好的なので、頭や服に積極的にやって来るぞ!

ビビり過ぎた私は帰る頃には首筋を痛めていた。

逆に昆虫好きな人は私よりもずっと純粋に楽しい思い出が出来るだろう。

昆虫が苦手な私でも素敵な思い出として残っているのだから。(笑)

黒部峡谷は虫パラダイスなのを加味しても本当に魅力的な所だった。

と言う訳で、黒部峡谷観光編はまた次回!

あの時の自分に装備してあげたい…。

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コメント

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