【富山県】真夏の黒部峡谷に行ったら虫天国だった過去旅リポ2観光編

黒部川 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。

前回黒部峡谷トロッコ列車の感想と虫の多さについて綴った。

お目通し頂けていない場合はコチラ

と言う訳で、今回はいよいよ黒部峡谷観光編スタート!

家族会議を済ませて漸く歩き出した私たち家族一行。

人懐っこい虫たちの歓迎に無様に絶叫しながらも、先へ進んだ。

あの時いらっしゃった方々…本当にお騒がせしました、すみません…!

「うわぁ~!見てめっちゃ綺麗きゃあああっ!!!!」みたいな調子だったが、結構現金なタイプなのでしっかり景色を堪能する私と母。

平然と進む父と弟の背に遅れぬように進みながらも、その内に恐怖心は薄れて行った。

遊歩道はアドベンチャー感満載のワクワクスポットが盛り沢山だったのである!

それともうひとつ、黒部川に沿って伸びる遊歩道では昆虫の出没率がグンと減ったのだ。

昆虫密集地は欅平(けやきだいら)駅周辺に密集している様子。

いかんせん過去の記録なので、現状が違っていたら申し訳ない。

遊歩道の途中には歩行者用の道幅が狭いトンネルがいくつかあって、外壁を水が流れていた。

もうめっちゃ楽しそうじゃないだろうか。

しかもこのトンネルの小窓から見える景色がこれまた絶景なのだから堪らない!

もう瞳が輝きまくる私たち。(笑)

小窓からの景色がコチラだ。

滴る雫がキラキラと輝いていて、奥にはカーブを描く川の流れ。

ずっと見ていたいくらい私的には胸に来る景色だった。

とは言え、本当に道幅が狭いのであまり立ち止まれないのだけど一瞬で魅了されてしまったのだ。

トンネル以外の遊歩道の景色も気持ちのいい風景ばかり。

右手にエメラルドグリーンの川を、左手に無骨な岩肌を見ながら峡谷を進む。

遊歩道は一応整備されているものの、結構凸凹しているのでスニーカーが絶対的に有利だろう。

私はこの時の写真にヒール姿で写っていた、我ながら恐ろしい。

ヒールで全力疾走出来るくらいだったので、若さと慣れの賜物だろう。

今はマストでスニーカーだ、スニーカー万歳。

そう言えば、”渓谷”と”峡谷”の違いをご存じだろうか?

所謂、両方が”谷”な訳だが、峡谷(きょうこく)は『幅が狭く、両側が高く切り立っている急な崖になっている谷』。

渓谷(けいこく)は『山に挟まれた川があるところ』なのだ。

私はこの時まで知らなかったのだが、黒部峡谷はそれだけ険しい断崖に挟まれた谷なのである。

高く聳え立つ崖を仰ぎ見るだけでも、自然の雄大さを感じる事が出来た。

載せられる写真が無かったので、権利的に大丈夫な所から画像を引っ張って来たので見て欲しい。

その名も人喰岩!…凄く厳つい名前だ。

もう圧倒される他ない。

岸壁が人を飲み込むように見える事からその名が付いたそう。

他にも猿が飛び越えられるくらい狭いという由来から『猿飛峡』と名付けられた場所があり、特別名勝と特別天然記念物の両方に認定された日本で2ヶ所だけのスポット等もあったりする。

とは言え、私たちは旅行の行程として全てを見て回る事は出来なかったのだけど、それでも家族と談笑しながら歩いた遊歩道は本当に楽しいものだった。

そうしてお昼時、持参した手作りお弁当を食べる場所を探して散策!

同じ川なのに水深で色味が変わるという至極当たり前の事に感動しながらも、お弁当スポットを探す。

そうして辿り着いたのは、川辺の石がゴロゴロした岸辺だった。

なるべく虫がいない所!という私と母の希望通り、恐怖する昆虫と遭遇しなかったので川辺で食べて大正解だ。

トロッコ列車で散財したので少しでも節約の為に持参したけれど、こういう所で食べるお弁当は美味しいと昔から相場が決まっている。

この日食べたお弁当は景色も一緒に食していたのか、本当に美味しいものだった!

調べて見ると終点駅の欅平から徒歩15分くらいの場所に名剣温泉があり、宿泊から立ち寄り入浴・食事まで出来るそうなので、あなたの好みで其方に立ち寄るのも素敵な体験になるだろう。

私たちはエメラルドグリーンの流れを眺めながらゆっくりとお弁当タイムを堪能し、少し休憩してから足湯を目指した。

も~めっちゃ綺麗…!

黒部川は鷲羽岳(わしばだけ)から流れ、上流と中流が深く切り立った黒部峡谷になっているそうだ。

北アルプスのほぼ中央から長さは約86キロメートル。

とんでもない標高からずっと流れて来て、徐々に他の川と一緒になって…やがては日本海に流れ込むと考えると壮大な時間の流れを感じる。

どの川もそうだけど、少しずつ岩肌を削って進んだんだなぁなんてしみじみ考えたりした。

そうこうしている内に到着したのは、欅平足湯!

遊歩道では感じなかった混雑を初めて感じた。

実はこの足湯めっちゃ奥まで続いていて、峡谷の景観を眺めながら楽しむ事が出来るので人気スポットなのだ。

残念な事にこの混雑から私たちは手前にちょこんと座って足湯を楽しむ事となったけれど、川のせせらぎが心地良い事には変わりない。

足湯内の写真は私が堂々とし過ぎていて載せられないが、乳白色の温泉だ。

泉質は単純硫黄泉なので、近付くだけで温泉特有の香りが鼻を擽った。

しっとりした肌触りで疲れた足に染みて気持ちが良かったと記憶に残っている。

神経痛や筋肉痛への効能が期待できるので、散策の最後に立ち寄ると良いかも!

こうして最後まで心身ともに癒された旅は、楽しく心地良い思い出として私の胸に残った。

帰りは窓のあり冷暖房完備のリラックス席でウトウトする私たち一行だったが、不気味な羽音と共に後部からやって来たバッタに絶叫したのだった。

ここまで合わせて全てがプライスレスな思い出である。(笑)

乗り物が好きな人、温泉が好きな人、自然が好きな人、虫が好きな人にとって黒部峡谷は最高の場所だろう。

どれかひとつでも当てはまるあなたは、機会があれば訪れてみて欲しい。

その際には存分に楽しんで頂けると私は嬉しい。

虫が苦手なあなたは、黒部峡谷の前編で私が綴った注意をしっかり吟味してからどうぞ。

虫よけスプレーでの武装も忘れてはいけない、健闘を祈る。

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