皆さんこんにちは、最近私とルームシェア相手の親友ちゃんがハマっている対戦ゲームを紹介したい。
別にいいやと言わず聞いてほしい。
これめっちゃ面白い。
その名も【トウキョウのハト エサバ・バトル】
そう、ハトのカードで餌場を取り合う熱きボードゲームである。
バカバカしさが逆にそそられないだろうか。
私はダイソーのおもちゃコーナーにて棚に並ぶパッケージのハトと目が合ったその瞬間からめちゃくちゃ惹かれた。
トウキョウのハト、文字通り東京在住の鳩の事だろう。
鳩に在住と言うのかと言われれば絶対違うだろうが、とにかく東京を縄張りとしている鳩だとわかる。
そしてエサバ・バトル…成る程、ひとつの餌場を取り合い争うということだ。
え、めっちゃ気になる…気になるのは私だけか…?
いや、ダイソーの棚に残っていたラスト1つは私の手の中のそれだった。
買おう。100円なんやから。
対戦なのだからプレイ人数は2人。
私は元来オセロなんかのボードゲームが好きなのだが、親友ちゃんと2人で過ごす生活の内ほとほとオセロに飽きていた。
幼い頃から慣れ親しんだオセロ、今更ルール説明も要らない程やってきた。
従って、いい歳した大人が2人でオセロ対戦し続けるにも限界があるのだ。
人生ゲームもやってみた。
正直2回くらいは多少の寂しさを感じながらも楽しい。
しかしそれ以上となると人数不足を感じざるを得なくなってくる。
「右の人に~」は必然的に2人間だし、出産祝いも何もかも2人間を行き来する。
途中から親友ちゃんにおもちゃのお札を手渡しながらも漠然とした虚無感すら覚える始末。
いくらステイホームで暇な時間が多いからってもうウンザリである。
そんなボードゲームマンネリ化していた私たちの元にやってきたニューカマー【トウキョウのハト エサバ・バトル】
こいつが私たちに新たな風を吹き込んでくれた。
設定が面白い
まずボードゲームを始める時、先攻後攻を決定するのは大体ジャンケンが主流だろう。
私も大体そうしてきたし、多分皆そんなもんだ。
しかしこのトウキョウのハト エサバ・バトルでは一味違う。
・最近ハンバーガーを食べた方、もしくは食べたいという願望が現時点で高い方が先攻
説明書を読みながら思わずニヤッとしてしまった。
私と親友ちゃんの場合ルームシェアしているのでハンバーガーを食べたタイミングはダダ被りである。
という訳で、今如何にハンバーガーを食べたいか真剣にアピールをする大人2人。
かなりシュールだが勝負事なので真顔である。
しかし何故こんなふざけたルールなのかというと、このゲームはあるストーリー前提なのだ。
「トウキョウの街は様々な人間関係が渦巻いている。」
という冒頭文から始まり、焦点はそこに住まうハト達に向かう。
トウキョウに住まうハト界も人々とまた同じ。
どうやら2組のハトの群れがハンバーガーが食べられる貴重な餌場を狙っている。
明日の餌にも関わる重大事!両者共に一歩も譲らない事から抗争に発展してしまう…。
そう、私たちはハトの明日を担ってバトルを繰り広げるのだ。
コンパクトな箱を開けばしっかりとした厚めのハト手札、計12枚が出てくる。
これは色ごとに自分の手札、相手の手札となり、場にそれぞれボスバトを召喚する事でゲームの準備完了だ。
ゲームをする場合は写真とは異なり、ボスバトが頭を突き合わせる感じにバチバチ対峙している風に置く。
そこから互いに個性豊かな手札のハト達を4×4のフィールドへ交互に出して、最終的に相手のボスバトの4辺全てを自分のハト達で囲ったら勝利!
と、今はめちゃくちゃ簡潔に説明したが、これがかなり奥深い。
手札には1枚1枚それぞれの特性がある。
基本1マスづつしか動かせない所を好きなだけ前進できるハトや、カードの端に記載されている黄色の矢印の方向にしか動かせない規制の中で唯一変則的に動かせるハトなど。
それらを最初にどこにセットするかによってゲームの戦況は大幅に変わる。
すなわち、手札を場に置くその時から戦略を練らなければ相手には勝てない。
どのようなタイミングでどの手札を相手ボスに近付けるか考えねば攻められないし、
相手の動きを予測しなければ自分のボスの守りが手薄になり簡単にやられてしまう。
驚く事に大人も大変楽しめる頭脳派ゲームという事だ。
細かいルール説明を省いているのでなんのこっちゃだろうが…本当に面白い!
何試合かした対戦後にはほんのりと心地良い脳の疲労感を感じるだろう。
ダイソーで100円のゲームと侮るなかれ!
家にあるボードゲームにマンネリ化している方には是非手に取って頂きたい。
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