老朽化を理由にマンションを強制立ち退きになったアラサー2019年冬の話・引っ越しのススメ

日常
スポンサーリンク

皆さんこんにちは、まだコタツ布団をしまいたくないアラサーフリーターmamuです。

今回は2019年の出来事、住んでいたマンションを強制退去になった過去の出来事をブログに残そうと思う。

2018年06月、私は大の仲良し親友ちゃんとルームシェアを開始した。

両親共に私たちのしたい事を優先してくれる自由な家庭で、事はトントン拍子に進んだ。

スポンサーリンク

強制退去の知らせを受けるまで

そうして始まった新生活。

マンションと呼ぶには違和感を覚える程の味のある外観。

しかしレトロ好きな私としては、そこが気に入ったのだ。

室内も古めかしく決して綺麗だとは言えない。

点検に来た何かの業者の声が外廊下から聞こえた時、「こんなボロイ所どんな奴が住むねん」なんて言われていたくらいだ。

しかし、そんな事はどうでも良いと思えるくらい、私はその古びた雰囲気に魅力を感じていた。

…だが、”好き”というのと”住む”というのは話がまるで違う。

玄関扉は結構薄い木造、鍵は内側からポチっと押し込むタイプの「古いトイレかな?」みたいなセキュリティーの低さ。

ユニットバスの排水溝は頻繁に詰まって、ここに住んでいる約1年間でパイプクリーナーを10本以上空けた。

排水溝が詰まるとどうなるかと言うとユニットバスの床一面が水浸しになり、それが室内に溢れて傾いた床を流れて玄関から外へ…。

玄関扉や窓の網戸は傾いて隙間だらけで、引っ越した当初は隙間を埋める事に躍起になっていた。

本人が気に入っているというのとは別で、生活していると様々な弊害が生じてしまうのだ。

このマンションは部屋数も少なく小規模で、生活習慣の違う海外の住人が沢山住んでいた。

日本育ちの方より海外の住人の方が実質多かったくらいだ。

勿論生活習慣や生ごみの処理方法も変わってくる。

その結果なのか古さも重なって、夏場には見た事の無いサイズ感の巨大ゴキブリが大量に出没する。

夏場は外壁に男性の親指レベルのサイズ感のゴキブリが、毎晩平均3匹は止まっていた。

もうゴキブリ研究員とかが住む場所だろう。

しかも室内にも堂々と侵入し、自在に宙を舞う。

この時の奮闘記も、いつかブログに綴りたいと思っている。

ここまで生活の不便さを書いてきたが、それでも私はこの家が好きだった。

西日が差し込んでポカポカして、日当たりが本当に良かったし。

マンション玄関には椿の花が咲いて、季節になれば本当に綺麗だった事を覚えている。

住み辛さを感じながらも、引っ越す事は全く考えていなかった。

そんなある日、チャイムが鳴った。

身に覚えが無く警戒しながらも、開いた扉の向こうに立っていたのは管理会社を名乗る人物だった。

頭に疑問符を浮かべながらも名刺を受け取り、何事かと話を聞くと「老朽化が激しいので取り壊しになります。」と言われて頭が真っ白になった。

手渡されたのは1枚の紙、【住民の皆様へのお願い】。

そこにははっきりと大家さんの名前が記載され、老朽化を理由にマンションを取り壊す旨、そして速やかに退居して欲しいとの旨が書かれていた。

管理会社の方は続ける「ちなみに引っ越し先の物件とか決まってたりします?」。

唐突に退居せよと言われたばかりで他の物件なんて決まっている訳が無い。

私は辛うじて「いえ…」と答えて話は終わった。

「??????…?!」

この衝撃は冷蔵庫を開けたらスニーカーが入っていたくらいの驚きである。

未だ整理の付かないまま親友ちゃんに電話をかけた。

話を聞いた親友ちゃんは大爆笑だった…。

『えぇ!?家潰されんの?!』と大爆笑。

私もだんだん笑いが込み上げたのを覚えている。

人間本当に驚くと、とりあえず笑うらしい。

「私が住んでるマンション取り壊されんねん」はこの時期ハチャメチャにウケるネタとなった。

強制退去に向けての行動開始・内見のワンポイント

衝撃的な通告を受けてから最初に起こした行動は管理会社への問い合わせだった。

管理会社の人から通告されて1時間後くらいだったと思う。

爆笑から一変、至極冷静になっていた。

入居して2年にも満たず大きな出費は、私たちにとって死活問題だ。

こちら都合の引っ越しでは無く、マンションが取り壊されてしまうから引っ越してくれ!という強制退去。

お知らせの紙には【協力金】の文字があった。

この協力金、貰えるなら非常に有難い。

そこで、協力金を得るのに条件はあるのか、実質いくらなのかをハッキリさせておく必要があった。

返答は箇条書きにするが、

・早期退居の場合のみ協力金を出す。

・早期で退居しない場合は協力金無し。

・この時点では大家と管理会社の話がまとまっておらず、額までは定まっていない。

との事だった。

正直、知りたかった事の半分しか知らされず、要領を得ない会話に苛立った。

そもそも早期退居とはどれくらいの期間なのか、それも「まだわかりません。」額も「まだわかりません。」では早期に行動を開始しても心許ないじゃないか!

しかし、早期で退居しなければ協力金は見込めない。

この日から私は物件探しを始めた。

いくつものサイトを巡り、知る事実。

11月時点で物件数は非常に少なかった。

理由は単純明快、春の新生活に向けた人が既に契約してしまっているから…。

…っ何てややこしい時期に退居を命じるんだ!と内心だけでなく声にも出した。

何度も問い合わせを繰り返し、「まだわかりません。」を聞き続けて、気付けば12月になっていた。

この時新たに分かった事は

・5月には取り壊す事。

・協力金額は20万円。

・大体3月くらいまでが早期退居。

という事だった。

このブログでは分かりやすいように書いているが、この新たに分かった事柄も実際は決定では無く、全て曖昧に伝えられている程度だった。

決定事項が無く肝心な事が全て曖昧。

5月に今住んでいる、寝てご飯を食べて生活している空間が取り壊されてしまうと分かっているのに、先が明確に見えずに酷く不安だった。

ハッキリしない事柄にストレスも溜まる。

私たちはネットでの物件検索を日々続ける事に限界を感じ、早期退居に向けて動いた。

実際に不動産会社へ出向いて本格的な物件探しを始めたのだ。

最初にminiminiという不動産会社に行って2件見たが、絶対に住みたくないと思う部屋しか無かった。

内見もしてそう感じたので、この時点でminiminiでの物件探しは終わってしまった。

11月12月、本当に残りの物件数が限られていたのだ。

これに私たちは大いに焦った。

日を追うごとに物件数は減っていく、しかし住みたい家が無い。

今住んでいる家は取り壊される…。

思い出しても不安とプレッシャーの日々だ。

次に訪れたのは管理会社でもあるセンチュリー21だった。

曖昧な対応に管理会社へ不信感を持っていたのだが、管理会社だからこそ私たちの境遇を把握しているだろうと考えたのだ。

いい加減な対応だったらどうしよう…と不安を抱く私たちの予想はいい意味で裏切られた。

事の発端を把握している担当者さんは「本当に大変ですよね。」と協力的な態度を見せてくれたのだ。

うん、ネタにはしていたけど心身ともに大変だった…。

間取りを見ながら条件を擦り合わせ、私たちがネットで事前に見付けていた物件なども合わせて残ったのは5件。

早速この日に内見に向かった。

この時担当者の方が教えてくれたが、私たちの行動がマンション内で1番早かったらしい。

だからなのか「良い物件が出たら〇〇さん達に取っておきます!」と優遇される形になった。

しかし、内見しても良い物件とは出会えなかった。

一応資料を持ち帰り検討する旨を伝えるも、どこも嫌だった。

この時住んでいたマンションは古いけど清潔感はあったのだが、内見した物件は新しいけど管理されていない不潔感を感じたのだ。

それに、折角引っ越すなら次は生活トラブルの無いゴキブリが出ない所が絶対に良かった。

余談だが今の家での結果はと言うと、巨大なのは出ないがチャバネが出た。

バルサン最強。

でもあの1年で鍛えられていたらしく、以前ほどの恐怖は感じない強さを身に付けていた。

話を戻すが、あなたにも住む場所には譲れない条件が数個くらいあるだろう。

結局持ち帰った物件は全て白紙に戻り、また不動産会社とネットで物件を探す日々…。

そんな時に「良い物件が見つかりました!」と担当者おススメの物件を見に行く事になった。

私たちの条件からは少し外れていたけれど、物件数がとにかく少ないこの時、折れずにはいられなかった。

しかし、結果としてこの物件を気に入った私たちは引っ越しを決意したのである。

そしてこれは経験から言える事だが、内見は昼と夜の両方訪れよう。

引っ越してから壁の薄さに気付いたり、お隣の騒音が気になっては堪らない。

昼間は留守だったお隣さんの生活音はどうだろうか?

周辺環境は静かだろうか…昼間には気付かなかった事がある筈。

そして、家賃の値引き交渉は腰低く!

担当者さんもお仕事、感じの良いお客さんにお願いされた方が頑張ってくれる。

高圧的な人間のお願いなんて聞きたくないもんね。

私たちは2000円割引してくれた。

月々これはデカい、嫌なお客さんにならないように礼儀礼節を大切に。

引っ越し業者の比較

新年早々私たちは引っ越し業者の比較に入った。

家が潰れるのだ、大掃除なんてしていない。

敢えて同じ日に3件の業者に見積もりの約束を取り付けた。

その場での契約はしないと心に誓い、見積もりスタート。

これには、同じ日に他社も来るとプレッシャーを与える意図があった。

協力金は大体20万円。

新居に行けば買い足す物もあるのでなるべく20万円以下に抑えて、余りで買い足せればなんて考えていた。

結果としてこの目論見は破綻するのだが、同じ日に見積もりするのは実に有効だった。

他社と比べて大幅な値引き交渉を自然と引き出せたのである。

引っ越し業者は「この時期は暇で赤字でも契約が欲しいくらい」と話していたのでシーズンオフだったのだろう。

決して少ないとは言えない2人の荷物、料金は驚きの45000円だった。

最安値は28000円である。

引っ越しを検討している人は見積もりを同じ日に合わせて、勝手に価格競争してもらう事をおススメする。

「値引き交渉なんて出来るかな…」というタイプの私たちでも出来た。

結果、シーズンオフという事も重なって大幅な値引きに成功したのである。

引っ越し業者によって食器を包む包装紙が付いていたり、いなかったり。

支給される段ボールの数・廃品の回収などのサービスが無料で付いていたりと色が違う。

私はこれらの違いをメモしながら、じっくりと検討した。

引っ越し見積もりの際はサービスの違いを把握する為にメモの準備を!

後は価格とサービスでお好きな所に決めてしまおう。

そうして無事にお安く引っ越しを決めた私たちだが、ギリギリで決まったのは

・引っ越し費用分のみ直接大家請求

との事で現金を触る事も無く、何の為に最低限のプランにしたのか分からなかった…。

引っ越しのプロである引っ越し業者の話では、強制退去の場合は協力金が出る事が多いそう。

住民とのトラブルを避ける為である。

しかしそれも引っ越して間もない場合のみ、というのが多いそうだ。

引っ越したばかりで費用が無いだろうとの配慮だそう。

なので、逆に長く住んでいる住民には協力金が出ない場合もあると聞いた。

それはそれで複雑…。

新居入居前にすべき事

引っ越し先に入居する前に、水が通った段階で各種水を流してみよう。

トイレ・台所・洗面・お風呂とにかく全部だ。

これで私たちは、トイレのパッキンが傷んでいて便器の外に水がダーッと流れるトラブルを発見した。

タンクと便器の接続部のパッキンがダメになっていたそう。

気付かずに入居していたら新居でお手洗いが使えないなんてピンチに陥っていただろう。

後は、キッチンガス台の採寸。

元々IHが付いてるとかなら問題ないけど、ガスコンロを購入しなければいけない場合大切。

そして虫嫌いには必須、バルサンを焚こう。

調べると火災報知機に反応しないタイプとか色々出てくる。

引っ越す前の段階だと荷物が無いので、その分使用後の拭き掃除が楽。

初めての引っ越しの場合はとにかく採寸あるのみ。

窓から、キッチン棚の奥行まで採寸しておいて損は無い。

まとめ

・強制退去になった場合、管理会社に問い合わせを。

・11月12月は物件が少ない。

・12月は不動産会社がオフシーズンなため親身に対応してもらえる。

・早期退居を目指す事で優遇される事もある。

・家賃の値下げ交渉を意識して、感じの良い対応を!

・内見は昼と夜の2回行ければベスト。

・1月は引っ越し業者もオフシーズン、通常より価格が安い。

・同日に引っ越し見積もりする事で価格競争を生もう。

・引っ越し会社のサービスは様々、メモを忘れずに。

・新居入居前にありとあらゆる水を流してみよう。

・とにかく採寸!ガス台のサイズに注意。

・荷物を運び入れる前にバルサンを焚こう。

最後に

無事引っ越して快適に暮らしている今、引っ越しに必要な事を振り返ってみた。

強制退去なんてドラマみたいな事が実際に起こるなんてねぇ…しみじみ。

しかし今考えると激しい老朽化だったと思う。

マンションと謡っていながら、トラックが側を走るだけで揺れていたのだ。

地震が発生した時はビビるくらい揺れた。

本当に鉄筋なのか今になっては疑わしいレベル。

しかし、被害が大きかった台風には揺れながらも屈さなかった。

現在マンションは解体されて、かつて住んでいた場所は更地になっている。

ちょっぴり切ない。

短い間だったが、私はやはりあの家が好きだったのだ。

まぁ、戻れと言われたら害虫が怖いので秒で断るけどね!

次回からは2018年8月、香川県小豆島編!