皆さんこんにちは、暑さにも寒さにもめっぽう弱いアラサーフリーターmamuです。
今回は突然思い立ち、夜景を見に行った話を書いていこうと思う。
メンバーはいつも通り私と同居人の親友ちゃん、その日は随分と春日で日中はかなり暖かかった。
それが家の中にいてもわかるくらいで「桜はまだかな~」なんて、春の風物詩的な会話を交わしていたのが印象に残っている。
陽が傾き始めた頃に出発。
目的地は神戸六甲山・摩耶山にある掬星台、日本三大夜景に数えられている有名所。
ここまでナビによると1時間30分程で、到着する頃には丁度良い時間帯になっていた。
途中から永遠と続く山道に軽自動車の馬力だからか若干時間が掛かった気もするが、夜景の相場は大体山の中である。
画質が終わっているけど、道中フライングで早くも綺麗。
目印は六甲山牧場、これが見えたら目的地は目前だ。
近場に駐車場があるのが良心的。
天上寺前駐車場(普通車¥500大型車¥1200)多分50台くらいは駐車できそう…それなりに広かった。
そしていざ!車外に出て私たちは震えた。
びっくりするくらい寒かった。
山道の中盤辺りから窓が曇ったり、その兆候は確かにあった。
私たちとて山を舐めていた訳じゃない、その証拠に真冬用コートをしっかりと着込んでいた。
致し方ない、このまま進む。
駐車場から掬星台入り口の石階段まで約5分もかからない距離、目印は公衆トイレ。
ここまでの道のりは外灯があるので然程暗さも感じず安心して歩いていたのだが、少々気になる事があった。
オレンジ色のダウンを羽織り、両手にビニール袋を持った人が地面を見詰めたままフラフラと歩いていたのだ。
その様子から連想するのは家を追われたホームがレスの方、歳も召していると言っても高齢では無さそうな具合。
薄明りの下うつむいているので性別まではわからなかったが、明らかに夜景を見に来た雰囲気では無かった。
流石有名夜景スポットなので辺りにカップルの姿がチラホラ見えて恐怖こそ感じなかったものの、こんな山奥に何故?という疑問が頭から離れなかった。
親友ちゃんと顔を見合わせ「認知症の方の迷子かな…?」という話にもなったが、両者共に介護経験があったのでどうにもそうは思えなかった。
まぁ、この話は私たちが行った際にたまたま居合わせただけの事なのでこのくらいにしよう。
公衆トイレは比較的綺麗目な雰囲気だったが、感染対策の為に個室は封鎖されていた。
寒さからか若干の尿意を感じるが…下山するまでトイレは無い。
ここは尿意に気付かなかったふりをして先に進む。
公衆トイレ横にある石階段を上る訳だが、ここに来て急に外灯が無くなる。
これはヒールだと危険だろう。
目が暗闇に慣れず見えにくいうえに、足元が悪いのだ。
必然的に手を取り合う形になるのでカップルにはおススメ出来るが、私たちはまあまあビビりながら慎重に進んだ。
そしてようやく到着!
視界が広い!!街が近い!!
大阪方面から神戸の街を見下ろす夜景。
ブレているのは強風と生命維持の為に私の手が震えていたからだ。
本当はこんなもんじゃない。
この写真から掬星台の夜景の素晴らしさは微塵も伝えられない。
本来見た瞬間に「わぁ!」と思わず歓声が漏れるだろう。
チカチカと瞬く光が視界に収まり切らないパノラマで広がって、非現実的なまでに美しい様は圧巻だった。
私は函館の夜景も見た事があるが、甲乙つけ難いくらいに綺麗だ。
これだけの見晴らしなら昼間でも十分に絶景だろう。
時間を忘れてじっと見入ってしまった。
しかし私の写真が伝えている事は凍える寒さである。
もう3月だというのにマフラーと手袋とカイロまで欲しい。
真冬に来るなら雪も積もっているだろうし、北極に行くくらいの防寒が必要だろう。
何せ視界が広いのでその分風が容赦なく吹き付ける。
つまり実際が何度か知らないが、体感温度はマイナスの世界。
夜景を鑑賞している約10分の間、風が止むことは無く私の超ロング天パはメデューサさながら荒ぶっていた。
しかし、夜景を見るなら冬の方が良いと聞いた事がある。
冬の方が空気が澄んでいて遠くまで見通せるそうだ。
ブルブル震えてしまったが全く後悔は無い。
帰宅してからこの写真の出来に大変ガッカリしたけれど、綺麗に撮れていたとしても全ての魅力を伝えるのは難しいだろう。
もしそれでもこのブログで興味を持ってくれたなら【夜景 掬星台】で検索して欲しい。
びっくりするくらい綺麗な写真が沢山出てくる。
そして百聞は一見に如かず、その目で日本三大夜景の全貌を確かめてみて欲しい。
きっと想像以上の絶景が待っているだろう。
価格:1,180円 |
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