皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
日本神話に所縁深い日本最古の神社花の窟神社に感激した私たちは、次いで海辺のハイキングコース鬼々城(おにがじょう)へ向かう事にした。
一応、前回の様子はコチラ
鬼々城は三重県熊野市にある熊野古道の一部で、風化と波の浸食によって自然が作った世界遺産である。
鬼ヶ城は入り口が西口東口と2ヶ所あるのだが、鬼ヶ城センターがあって駐車場が広い東口からスタートするのがおススメだ。
調べてみると西口は、駐車場規模が数台くらいしか無いので休日は満車であることが多いそう。
と言う訳で、あなたがお越しの際は東口を目指そう!
花の窟神社から車で約5分、鬼ヶ城センター前の駐車場へ到着!
鬼ヶ城センターには、お土産屋さんとかちょっとしたレストランがあって沢山の観光客で賑わっていた。
花の窟神社の神聖な雰囲気も素敵ならワイワイと楽し気な雰囲気もまた素敵だ。
下調べによると鬼ヶ城は、天然記念物・国の名勝・世界遺産に登録されている絶景スポットだと知った。
そんな所が入場料無料というのだから私が食い付く他ないだろう!
鬼ヶ城センターの前は通過しただけだったけれど、500~600円くらいのしらすやマグロ等の海鮮丼とかも提供されている様子だったので、次訪れた時はここでお食事しても楽しいかも。
何だこれ。
三重県熊野市で採れる那智黒石で作られた像で、伝統工芸品の鬼だった。
何と花の窟神社にあったイザナミ像も同じ工芸品だった!
なんか真実の口が激昂したみたいなお顔で、まさに鬼の形相である。
さて、まだ鬼ヶ城のハイキングコースは始まっていない、補装された道の先には荒々しくも綺麗な海が待っていた。
うわぁ~綺麗!!
吹き抜ける海風が爽やかだ。
そう言えば、この旅は10月の終わり頃だったのだが三重県の秋は何度か訪れた結果、お天気にもよるかもしれないけれど寒くない!
一応薄手のパーカーとかショールを持参していれば、問題無いので車中泊中に荷物がかさばらないのも魅力のひとつかもしれない。
何なら10月始めに訪れた岐阜県の方が寒いくらいだった。
さて、キャッキャと記念撮影しながらも進む私たちの前に現れたのは、石のトトロ。
…では無く、絶対鬼モチーフなのだけど私たちは「トトロ~!」とはしゃいでいた。
足元に転がるどんぐりが更にトトロ感を盛り上げている。
さて、話は逸れたがこの鬼ヶ城にはその名の通り鬼の伝説が残っているのだ。
とは言え鬼と恐れられた海賊・多娥丸(たがまる)がこの地を根城にしていた事からその名が付いたと言われていて、その他にも看板には説明書きがあった。
魔見々島(まみるがじま)、地元の方からは『マブリカ』と呼ばれる島があり、平安時代に坂上田村麻呂が鬼の討伐に向かうと童子が現れて舞い唄ったそうだ。それに気を取られた鬼が岩戸を押し開けたその一瞬に、坂上田村麻呂が神通の矢を射て鬼を仕留めたという伝説が残っているそうだ。
現在は釣り人やダイバーで人気のスポットなんだって。
その島が、この写真の左に見える島である。
さて、伝説も知った所で写真右手の道を進めば、ここからがいよいよ鬼ヶ城だ。
冒険の香りがする雰囲気にめっちゃワクワク!
ここでちょっと注意なのだが、ここまでの道のりは補装された階段と坂道で構成されているけれど、この入口から先に補装された道は無く基本的に凸凹とした岩の道になるので、足腰が不安な方は無理ない範囲で見られる所だけを見た方が良いだろう。
殆どが自然のままの凹凸で、その長さは約1キロ。
更には往復して戻ってくる事を考えて自分の体力と相談する事が大切である。
小さなお子さんや車椅子の方、ハイヒールの方はまずもって訪問は危険だと思う。
さて話は戻るが、私たちは先程の岩穴を潜り抜けた先で歓声を上げていた。
『千畳敷』…凄い迫力…!!
耳に響くは強い波音と風の音、高く聳えてこちらに迫るような姿が圧巻だ!
これが自然の風化や波に削られて出来たのか…不思議。
近寄って触ってみると、岩と言うより砂がギュッと固まったみたいな触り心地。
腕力の限りで握ったら簡単に破壊出来そうな気さえしたが、ビクともしなかった。
当然である、腕力激弱の私たちの力ごときで崩れてしまうなら、そもそも現代に残っていない。
千畳敷の周辺は海面までまぁまぁな高さがあるけれど、柵も無く開放的!
故に絶壁の際まで行けてしまうので、それこそドキドキした!(笑)
でも、この岩場で釣りを楽しんでいる人とかもいて…どうやって下まで降りたんだろう?
私たちは、とにかく大興奮でキャッキャとはしゃいだ。
さて、次に進んでいるとこんな説明書きが…。
高浪注意…この地方の浪は天候に関わらず急に高浪が出てくるので十分に注意すること…。
…ってここで言われてもなぁって感じである(笑)
なので、あなたが鬼ヶ城を訪れる際は十分に天候を加味しておこう!
ここから先は私が凄いと感じた光景を中心にお送りするが、とりあえず進んで行くと道が細くなって一応柵が設置され始める。
とは言え、公式ページにて『手すりも危険な箇所があります』と書かれていた。
怖……んん…良い風に言えばスリル満点!!(笑)
歩いていて体重を預けるなら柵や手すりじゃなく岩肌へ!
実際に訪れた私はと言うと、もう雰囲気から冒険ぽくてワクワクしっぱなしであった。
ゴツゴツした穴ぼこなんて、本当に鬼が住んでいたと言われると納得してしまいそうである。
最初に道の険しさについて注意喚起したが、この写真をご参考にして頂けると深く頷いて貰えるだろう。
流石に所々補装されていたり階段状の足場になっているけれど、基本的に段差はバラバラで凸凹だ。
そしてこれは余談だが、私はここに来て気付いてしまった。
私自身体力が無い事を自覚して生きてきたが、幼い頃から自然豊かな所で遊んできた影響で岩場の凸凹にはすこぶる強かった。
通常の階段だと数段で疲れてしまうのに鬼ヶ城は40分以上アップダウンしても疲れなかったのである。
親友ちゃんにも普通に歩いている時よりも動きが軽やかだと言われる始末だった。
まさに秘めたるポテンシャルの覚醒に高揚しながらも、左手にずっと続く海の眩しさに見惚れたりした(笑)
さて、こちらは鬼ヶ城で17カ所ある見所の内のひとつ、『犬戻』。
足元にはスタート地点同様どんぐりが落ちていた。
高く見える緑の所から落ちてくるのだろうけど「脳天に当たったらヤバいな」とか会話したどうでもいい記憶(笑)
私たちは、鬼ヶ城ハイキングの行程を半分と少し過ぎた頃に引き返す事にした。
めっちゃくちゃ楽しかったので全て見て回りたかったけれど、次の目的地の到着時間を考えての事である。
帰りの道も楽しく散策、鬼ヶ城を歩いている間ずっと自然の雄大さや迫力を感じて終始冒険気分で進む事が出来た!
そして私が一番疲れたのは、最後の舗装された道であった…(笑)
次に目指すは、鬼ヶ城から高速を使い車で2時間40分『横山展望台』!
本当は訪れる前に横山ビジターセンターに立ち寄る予定でいたのだが、既に夕焼けていたので今回はパスする事となった。
一番近い山上駐車場は規模28台、混雑時は規制がかかることもあるのだそうだが、この日はすんなり駐車する事ができた。
ラッキー!
と言う訳で、早速展望台へ!
私たちが急いでいた理由として、この横山展望台は暗くなっても外灯が無いと書かれていたのである。
車には急で細い山道を登った道中を考えると、暗くなってしまう事だけは是が非でも避けたい。
それでも私たちと同じように丁度夕陽を見に来た観光客もチラホラ見掛けてちょっと安心。
お~!!綺麗~!!
リアス海岸の英虞湾を一望できる絶景スポット!!
この景色を眺めながらお茶が出来るカフェとかもあるので、早い時間に訪れたなら立ち寄ってみても素敵かも。
カフェの上の更に高い展望台からの眺めがこちら。
視界一杯の景色に癒される~。
私たちは、暫くぼんやりと風に吹かれながら景色を楽しんだ。
あぁ~……楽しかったな、また行きたい。
長くなってきてしまったので、今回はここまで!
ここまでお目通し頂いてありがとうございます、美しい景色に癒されていたり楽しんで頂けていたらめっちゃくちゃ嬉しい。
次回、三重県グルメ『かき太郎』へ続く!
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