【過去旅】親友ちゃんと行く昭和レトロの世界・福井県立歴史博物館編

博物館内展示の昭和の駄菓子屋 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

前回鉾島に偶然立ち寄ってはしゃいだ私たちは、無事道の駅に辿り着き車中泊した。

翌日も福井県はまた雨模様だったけれど、この日の観光に何ら影響は無い。

というのも昨日の福井県立恐竜博物館に続いて、この日も福井県立の歴史博物館に行くからだ。

この福井県立歴史博物館もまた、過去に家族で訪れて大好きになった場所である。

この2019年の福井県旅で私はもっと過去に訪れた場所ばかりを目的地に選んでいるけど、それはルームシェア相手の親友ちゃんが福井県観光が初めてだという事で、見知った場所の方がPRし易かったからだ。

自身の好きな場所を大切な親友に好きになってもらえたら嬉しいというのは、私にとって至極当たり前の感情なのだ。

と、前置きが長くなったが、私たちがやって来たのは『福井県立歴史博物館』!

入館料は驚異の一般100円、高校生以下・70歳以上無料。

外観もスタイリッシュで如何にも博物館らしい。

駐車場無料、収容60台くらい。

この博物館には福井県の特有の福井鉄道の歴史・福井空襲・震災などの大変勉強になる資料が展示され、その歴史は旧石器時代から遡って展示されている。

他にも昭和30年代後半から40年代の高度成長期を経た日本の様子を展示したコーナーがある。

福井の歴史は勿論なのだが、この『昭和のくらし』という展示室が私は特に大好きなのだ。

歴史ゾーンは撮影禁止なのだが私たちはそちらもゆっくりと回った。

観光している土地の事を知るとより面白い事が沢山ある。

しかもこの歴史ゾーンも結構な規模で、見て回りながら親友ちゃんと意見交換するのは楽しかった。

そして、昭和のくらしゾーンは撮影OKなのでこの展示室を重点的に紹介させてもらう。

展示室の入り口ではレトロな車がお出迎えしてくれる。

とりあえず愛車気分でポーズを決めて記念撮影する免許なしアラサー。

ピンク色でかわいい車…車に詳しくないので車種が分からない。

詳しい人…教えてください…。

ノリノリの記念撮影を終えて早速昭和の暮らしゾーンへ!

一歩足を踏み入れると見える立派な展示の数々に驚かされる事だろう。

まず見えるのがコチラの展示、曇ったガラスから漏れる光に薄っすら浮かぶ内装。

この時点で昭和レトロ好きとしてはアンテナが反応してしまうだろう。

ガラス越しに中を覗くと…うはー!この雰囲気は駄菓子屋さんだ!

私が幼い頃に足繫く通っていた駄菓子屋さんより時代背景が昔だけど、私でも懐かしさを感じる素敵空間。

今でも勿論昔のスタイルのまま営んでいる駄菓子屋さんは日本中に存在するのだろうけど、私の住む近辺では見かけなくなってしまった。

今の子供たちはこの安価なお菓子がズラリと並んだ夢みたいな空間を知っているのだろうかと、ふと思った。

人が周囲にいないのをいい事に「おばちゃーん、お菓子買いに来たー!」なんて茶番を始める私たち。

もう雰囲気が堪らない…。

幼い私は100円で真剣なやり繰りを日々していて、500円持って来た子は羨望の的だったなぁ。

私が買っていた駄菓子は、ポテトフライ・うまい棒・焼肉さん・ブタメン・ココアシガレットにきな粉棒…ただただ懐かしい。

展示室全体の雰囲気はまるで小さな町みたいで、ドキドキしてしまう。

昔は当たり前だった筈の物が今や展示品だなんて、今私たちが生きている時代の物もいつか展示されるのだろうと考えると不思議。

『平成のくらし』とかって展示されるなら是非見て見たいな。

私は昭和の時代に生まれていないし、生きていないけど懐かしさを感じる。

令和に生まれた子たちも私と同じ感情を抱くのか、少し興味がある。

駄菓子屋さんのお隣には定食屋さんが。

美味しい定食が提供されそうなお店だ。

何か写真で改めて見て見ると今でも全然営業していそうだな。(笑)

奥からおじさんが出て来て空いたお皿を持って行きそうである。

この定食屋さんの前には定食のサンプルも実際のお店さながらに飾っているのだが、私たちはその前で「どれ食べたい?」なんて話したりした。

そして、一軒のご自宅へ…と言ってもこちらも展示だけど。

リアルで妙に漂う生活感。

このタイルのキッチン好きだな~。

未だ現役でこのタイルの洗い場を使っている人もいるよね。

レトロで素敵だと思う。

親戚の家とか言ったら通じてしまいそうな雰囲気だ。

こういう形の角の丸い冷蔵庫ってかわいいなぁ。

中に入る事は出来ないので、人様のご自宅を勝手に覗き見ている不審者の気分になってくる。(笑)

と、楽しみながら昭和の風景を見て回れる展示室を出る頃には沢山の記念写真が残った。

そして次に私たちを待っていたのは、これまた昭和時代に実際に活躍した物がズラリと並ぶ展示室!

このショーケースは、靴を脱いで上から眺める事が出来るので中央に展示されている物もじっくりと眺める事が出来る。

平成生まれでも知っている、ファミコンやレトロなボードゲームまでが巨大なショーケースに展示されている。

私たちは嬉々として靴を脱ぎ、ショーケースの上を歩いて回った。

もっぱら「これ知ってる!」とか「かわいい!」なんて会話を交わす。

注意としては、スカートだと反射で見えてしまいそうなのでおススメしない。

私たちの他に来ていた年上のご夫婦は、「実家にあった」なんて微笑み合っていて、お子様連れのご家族は「懐かしい、昔はね…」なんてお子さんに話して聞かせていた。

それを聞いているお子さんも笑顔で楽しそうだった。

そう言えば私の両親も同じように子供だった私や弟に話して聞かせてくれたな、と思い出す。

缶のお弁当箱が実際に活躍していたなんて、ちょっと羨ましい。

だってプラスチックのお弁当箱とは違う味があるんだもん!

親友ちゃんと「これ知ってる?」なんて言い合いながらもレトロな世界を歩く。

令和になった現代でも昭和の雑貨が人気を博するのは、やはりそのパッケージデザインの圧倒的な可愛さからだろう。

ご夫婦から聞こえた会話は、昔を懐かしみながらも楽しそうで。

この博物館はどんな年代の人が来てもきっとキャッキャとはしゃげる空間なんだろうなと感じた。

瓶のジュースも最近めっきり見ないけど、それは私がジュースを飲まなくなったからだろうか?

名前が全然出てこないけど、黄緑色で炭酸じゃない甘い瓶ジュースを昔よく飲んでいたのだけど、好きだったなーと思い出した。

あれは一体何ジュースだったんだろう。(笑)

本当は全ての展示をお見せしたいくらい楽しい空間なのだが、この昭和雑貨たちはその時々で展示されている物が入れ替わるらしいので、実際に足を運んで見て欲しい。

入館料100円とは思えない本格的な展示室、歴史ゾーンも全て合わせて結構なボリュームの展示品があるので、私たちはゆっくりと見て回って2時間くらい掛かった。

何度も訪れているのにそれだけ夢中に楽しめるのは私の良い所だと思う事にして…。

しかし、福井県は博物館に力を入れているんだなと感心する。

この歴史博物館も恐竜博物館も福井県立なのだから凄い。

この後、私たちは母におススメされたフレンチのお店に行ったけど、貸切予約が入っていて断念。

結局『来来亭』でラーメンを食べて帰ったのだった。

いや、美味しかったんだけどね!(笑)

あなたが福井県を訪れた際の観光スポットにこの歴史博物館が入ったら嬉しいな、と思いながら書いたので機会があれば昭和の世界を覗いて見て欲しい。

もしそれが難しいなら、お家で昭和気分をどうぞ。

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