皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
これは2024年GWにお洒落車中泊カーをレンタルして7泊8日で北海道を旅した記録である。
旅の道連れはルームシェア相手の親友ちゃん、前回夕暮れまで知床の自然を堪能して野生のヒグマとも出会った我々は、4日目の夜を過ごすべく道の駅パパスランドさっつるへとひた走った。
道の駅パパスランドさっつる
道の駅パパスランドさっつるを選んだ決め手は、道の駅に併設の日帰り温泉があるからだ。
しかし、我々が道の駅に到着したのは時刻20時30分に迫る頃……まさに最終受付間際であった。
それもこれも道中ご当地スーパーに立ち寄り、カニが安いだの何だのはしゃぎ倒していたからである。
オホーツク産毛ガニが4000円代！！安い！！しかし悔しい事に調理器具が無い………ッ！！！！とか言っている場合では無かった。
私達は道の駅に到着と同時、着のみ着のまま荷物を持ってパパスランド温泉までダッシュした。
息も絶え絶え受付をして、滑り込みで入浴！
タトゥー入れ墨禁止。
入浴時間は21時まで……正直詳細を記憶するよりご迷惑を掛けぬように急いでいたので当時入浴後に私が残したメモによると湯船はぬる湯38.5、熱湯41.5 露天風呂40.5くらいで靴入れは100円戻ってくるタイプ……との事だった。
髪を洗って乾かす時間を考えると……もう……もう……ッ！！！
浸かった時間が短過ぎて無色透明無臭の温泉だった事は逆に執着がましく覚えている……。(笑)
慌ただしくもお世話になりました。
さて、私達が旅疲れを癒す貴重な入浴時間を犠牲にスーパーをうろついて手に入れた至福時間。
じゃん！北海道ご当地ワイン！
更にじゃじゃん！
可愛い車中泊カー内での晩酌タイム、大の酒好きの私だが実の所北海道上陸後この時まで一切呑んでいなかった。
しかしこの日は21時とまだ早めに落ち着いた！
ここまで見ての通り連日ハードスケジュールなので運転手である親友ちゃんの体調を考慮しての事だが、私を北海道へ度々連れて行ってくれた今は亡き祖父が好きだったトカップワイン……一緒に飲んだ記憶も相まって買わずにはいられなかった。
親友ちゃんと乾杯して出来たばかりの旅の思い出話を弾ませて、ふかふかのお布団に入り4日目の夜は楽しく過ぎて行った。
コッタロ湿原展望台
5日目起床7時30分、アラームにも気付かずスッキリ目覚めて寝坊した。
6時には起きて7時には出発予定だったので、またもやしっかり予定が押す事になった。
連日連日寝坊……私達が朝に弱過ぎるのか完璧フルフラットな寝床の寝心地が強過ぎるのか未だ結論は出ない。
我々も一応学習して、めちゃくちゃなスパン大音量でアラームを掛けまくったのにスヌーズを消した痕跡すら無かったのだから笑うしかなかった。
道の駅パパスランドさっつるから目的地まで車で約1時間30分、道中沢山の牧場を見ることが出来て楽しい。
そしてこの日の天気もまたパッとしなかったけれど雲海みたいな光景を見れたりもした。
目的地に近付くと途中から未舗装の砂利道へ……本当にこの先か？と不安になる道の先に目的地はしっかりあった。
10時22分、コッタロ湿原展望台駐車場到着！
約5分くらい砂利道の坂を登ると看板が見えた。
そうして到着した展望台からの景色がこちら！
うーん、曇ってる！(笑)写真じゃ魅力の欠片すら伝えられないかもしれないが遮る物が無く続く釧路湿原は肉眼で見ると壮大だった。
まるでサバンナである。
そこにいた素敵なボランティアさんが望遠鏡でタンチョウを見せてくれたり、釧路湿原について色々な事を聞くことが出来るのも感激した。
釧路湿原は横30キロ対岸までは25キロも離れているそうで、有名な『釧路市湿原展望台』は写真に見える丁度対岸にあたるそうだ。
釧路湿原の観光について調べていた当初、私も王道として釧路市湿原展望台に行こうと計画していたのだが、見える風景の好みからコッタロ湿原展望台の方を選んだのであった。
そう、曲がりくねった釧路川が見れる展望台はここだけ！
ボランティアガイドさんも「遊歩道を歩いて湿原の植物を楽しむなら釧路市湿原展望台、川を見たいならコッタロ湿原展望台がオススメ」と話していたので個人的には大正解だ。
展望台から見える所にある水門が開かずの水門で、開くと湿原の生態系が崩れてしまう恐れがあるという話や、定住している生物にタンチョウの他オジロワシもいるという話を伺った。
しかし、当初数十羽で希少だったタンチョウは今や1800羽とその数を増やし近隣農家さんは困っているそうで……どうなって行くのか見守りますと話していたのが印象的。
他にも釧路湿原にヒグマは生息していない！とされていたのに近年目撃情報が有り、2024年4月には軽トラックがヒグマと遭遇しフロントガラスを割られる事故も起きたそうだ。
私達が訪れた2024年5月6日からたった1週間ちょっと前に起きた事故……聞いた当初は身近に感じて一層印象的だった。
他にも釧路湿原の自然について沢山面白い話を聞けるので是非足を運んで頂きたい！
何より、ボランティアをする程釧路湿原を愛している人の知識や言葉は耳にすんなり入る素敵なものだった。
記念のポストカードまで頂いて、本当にありがとうございました！
駐車場までの帰り道、ビジターズラウンジに立ち寄るとめっちゃ綺麗な湿原の写真が沢山飾っていた。
はぇ〜……上空から見るとこんなに蛇行してるのか！
と言うか、私達が見た湿原と色味が違い過ぎる(笑)
本当再三感じる事だが、GW北海道の景色は秋を思わせるのだ。
緑が美しい景色を見たいなら夏を狙うしかない。
更に上空から見た地図……えっ、私達こんな森の中にいるの！？
めっちゃ凄い！！！と感動した記憶(笑)
ビジターズラウンジ内には写真の他にもちょっとした飲食とお土産屋さんがあります！
可愛いシマエナガのスタンプも記念に押した。
小ぢんまりとした展望スペースながら、そこから見える日本最大の湿原……手付かずの自然が視界いっぱいに広がるあの爽やかさは本当に良い思い出となった。
滞在時間約30分、次の目的地に向けて出発！
余談として、湿原を抜ける途中車窓からこんな植物を見た。
何か藁のスカート履いてるみたいで可愛い……名前が知りたいです。
道の駅うらほろ
全体の予定が押していて急いでいる………それでも旅は一期一会、寄り道して楽しむのも旅である！
実の所、次の目的地であるランチの店を予約済だったのだがコッタロ湿原展望台を出発する時が丁度オープン時間だったので申し訳ないが時間をずらせないかと問い合わせ、快諾頂いたので新たな予約時間まで余裕が出来たのだ。
全体的な予定は着実に押している、しかし次の目的地までは余裕があるので何となく和やかな雰囲気であった。
この道の駅に立ち寄った目的、それはソフトクリーム！！！
富良野美瑛にて美味しいソフトクリームを堪能する筈が時間の都合で全カット……北海道にいる内に美味しいソフトクリームを食べねば後悔してしまう！！！
浦幌町は大豆の生産で有名らしく、この道の駅で有名なのはきなこソフトらしい。
うーん……せっかくだしミルクも食べたい……と悩んで、贅沢にきなこミックス320円を注文した。
さっそくいただきます！
きなこめっちゃ濃厚だ！浦幌産の黒千石豆を使用しているらしい。
きなこ好きな私達にはぶっ刺さる味わいとしっかりした甘み、そして濃厚ながら後味サッパリなミルク……！美味しい〜！
ソフトクリームと言うべきかきなこ牛乳と言うべきか……褒め言葉として！
甘いのにあっさりくどくなくてあっという間に完食、ごちそうさまでした！
あんなに肌寒いのに溶けるのが早かったので無添加なのかもしれない。
こうして上質な糖分を補給しルンルンで進む道中、遂には雨が降ってきてしまった。
しかしながら肌で感じたのは明確な湿度の違いだ。
北海道は関西圏と雨の匂いから違った。
湿気特有の嫌な匂いがしないし、ムシムシしないのだ。
これは羨ましいッ……！両親共に天然パーマのハイブリッド天パである私には本気で羨ましい発見である。
そういう訳で、雨の鬱陶しさは数段マシで強いて言えば寒くて冷えたくらいだろうか。(震える寒さ)
平和園 帯広本店
コッタロ湿原展望台から車で約2時間45分、目指していたのはまさかの焼肉屋さんであった。
ここから私達の帯広爆食がスタートする。
平和園帯広本店、調べた所によると道民の方も遠方からわざわざ食べにやって来る名店らしく、ラム肉も美味しいと評判だったのが決め手となった。
何でも、日本で初めて焼き肉スタイルのジンギスカンを提供した店でもあるのだ。
もうここめちゃくちゃオススメしたい！！！(笑)
2024年時点で本店含め道内に11店舗構えている。
駐車場は徒歩数秒くらいの所にサンバリエビルの駐車場と提携していて、小ぢんまりと少し分かり難い所に無事駐車。
何とも味わい深いレトロな外観、ちなみに全席禁煙、喫煙所有り。
お邪魔します！
暖簾を潜って驚いた、内観が焼き肉さんと言うより純喫茶…！
どうしても自身の姿が反射してしまうので写真は無いのだが、めちゃくちゃ純喫茶！(笑)
参考までにお手洗い前はこんな感じで金魚が泳いでいた。
なのに予約した個室は和風で落ち着く。
ちなみに個室予約は別途200円かかるのだが、ハチャメチャに落ち着くのでおすすめ。
そしてメニューだが、1頭買いだから安いのかと思いきや……。
安い。
安い。
安い。
安い……！
他にも麺類、ハーフのスープ類、野菜にキムチ、定食と種類豊富！
そして今や珍しいレバ刺し！！！大好きでずっと恋しかったよ！！！
保健所で審査の上販売許可を得た商品との事、早速注文だ！！！(笑)
注文はスマホでQRコードを読み込むスタイル、あれこれ嬉々と話し合う食いしん坊2人。
とにかく食べまくって約2時間もゆっくりしてしまったので全てお見せするとヤバい。
という訳で、注文した品の中から特に美味しかったものをピックアップしよう！
←ジンギスカンタレ味450円！とピリ辛味460円！→
これで1人前ずつ。
道民の方の口コミで度々オススメに上がっていたジンギスカンは何故だか上や特上ではなく並であったのだが、本当めちゃくちゃ美味しかった！！！！
ラム肉という物を食す文化が無く育った私達、全く食べた事が無い訳ではなかったけれどドキドキしながら頂いてその後はバクバク頬張ってしまった。(笑)
臭みの欠片も見当たらない……寧ろ普段口にする牛や豚や鶏の方が癖がある……？
脂があっさりしていながらしっかりジューシーで、本気で無限に食べられると思った。
近頃胃もたれしてしまう私こそジンギスカンが至極だ、牛肉が無理でも旨い旨いと笑いながらジンギスカンが食べられる！最高過ぎる！
当然リピートして頼んだ。
ジューシーながら後を引かないあっさり上品な脂……こうしてジンギスカンの旨さに目覚めた私は、その味を忘れられず関西圏で食べられる所を探しているのだ。
あの味に再び出会える日は来るのだろうか……。
ちなみに親友ちゃんはタレ味派、私はピリ辛味派だった。
他にも沢山味があるので訪れた際はあなたの好きを見付けてください！
さて、次いで平和園カルビ720円！
写真はどれが何だかわからんので割愛！とにかく歯応えが柔らかい、脂っぽ過ぎないのに脂の甘みが口に広がってこれぞ焼き肉の旨味！！！
もうお肉大好きぃ……めっちゃ美味しい。
こちらもリピートして頼んだ。
脂物が食べられない昨今の私ご満悦、次！
レバ刺し980円！
好きな人なら、お久しぶりでございます！と感涙する味。
1枚1枚が分厚く歯ごたえもあってしっかりレバーの風味を楽しめる1品！！美味しいよ……！次！
海鮮盛り合わせイカホタテ北海道産塩味580円！
ホタテは小ぶりながらとにかくプリプリで甘い！イカも香ばしさの奥に甘みがあって柔らかく最高であった。
既に香りから美味しいのだが、塩味がホタテとイカの甘さをより引き立てていてめちゃくちゃ美味しかったです！
これは全体的に言える事だが、1人前の量が基本的に多くてこの美味しさでこの値段！？という印象がかなり強い。
〆にユッケジャン麺700円を頼んだ親友ちゃんは具材モリモリがっつり1人前が目の前に運ばれていた。
結果美味しかったので余裕で食すあたりに食いしん坊の真髄を見た。
本当割愛しただけで、どれも美味しくてコスパ良し！大大大満足でした！ごちそうさまでした！！！
店内は昼時を過ぎても個室、テーブル席共にお客さんがいて終始賑わっている様子だった。
個人的に店員さんの制服もレトロな喫茶店みたいで可愛いなぁと思った。
そして予約時間を過ぎてしまう旨を伝えた電話にて、凄く穏やかに対応して下さって……本当にありがとうございました！
接客中の店員さんも皆ニコニコしていて雰囲気まで最高だった結果14時から16時までたっぷり食事してしまった訳である。
満面の笑みでお腹を擦る我々だが、予定は永遠に押すばかりであった。
まとめ
道の駅パパスランドさっつる
住所:北海道斜里郡清里町字神威1071番地
定休日:1/1、2、不定休あり
問い合わせ:0152-26-2288
無料ドッグラン:9:00～18:00
足湯利用可能時間:10:00〜21:00
パパスランド温泉
入浴料:大人450円高校生以下140円
営業時間:10:00～21:00最終受付20:30
定休日:道の駅と同じ
タトゥー入れ墨禁止
温泉やドッグラン、ゴルフ場まで併設の道の駅、トイレの個室数は少ないけど出入り口扉付きで綺麗だった。
コッタロ湿原展望台
住所:北海道川上郡標茶町コッタロ
問い合わせ:0154852111
料金:無料
駐車場:有り無料
ビジターズラウンジ営業時間:9:00〜18:00
定休日:無休
ボランティアガイドさんと出会えたらラッキー！遮るものの無い大自然が凄かった。
道の駅うらほろ
住所:十勝郡浦幌町字北町16-3
問い合わせ:015-576-5678
定休日:12/30〜01/05
営業時間:9:00～17:00
名産の大豆を使ったきなこソフトが有名、きなこ好きには堪らないスイーツでした！
平和園帯広本店
住所:帯広市大通り南12丁目１
問い合わせ:0155-22-6151
営業時間:11:00〜23:00
定休日:木曜日、木曜日が祝日の場合は営業、12/31〜1/1
駐車場:無料
個室予約は別途200円かかる。
味も量もコスパも最強な焼き肉屋さん！今食べたい……ッ今食べたい〜！！！(笑)
親友ちゃんも私も北海道グルメの中であのお食事処すみれのウニ丼と並ぶオススメグルメ！
各店舗によって営業時間等違うので、あなたが行く予定の店舗を調べると安心です！
小話 北海道車中泊とゴミ
車中泊旅をしているとどうしても出てしまうのがゴミ。
車内で買い食いしたゴミや、ちょっと手を拭いたウェットティッシュ等だ。
一応車中泊旅で出るゴミの分類について話をすると”家庭ゴミ”とは違う。あくまでも外出先で出たゴミとなる。
短い旅なら家に持ち帰る方が楽だけれど、長い旅になるとゴミの量もそれなりになるし車内を圧迫するし……何より臭いが堪らなくなったり……。
しかし北海道の道の駅にゴミ箱は殆ど無い！
きっと野生動物の問題等が関わっているのだろうけど、他の地と比較して長期になりがちな北海道旅でゴミを捨てられないのは結構な問題である。
そこで私達がどうしていたかと言うと、セイコーマートでお買い物して「捨てても良いですか？」と店員さんにお伺い、OKを頂けたら捨てていた。
他にもガソリンスタンド等で店員さんに了承を得る事で給油中に捨てさせて貰ったり。
しっかり分別しているのは前提として、お弁当のゴミ等はハサミで小さく切ったり、袋類は小さく畳んだりしてそもそもゴミをコンパクトにする工夫もしていた。
ビニール袋いっぱいまでゴミを詰めるのではなく、1食分だけで閉じる事で随分コンパクトになるものだ。
大切なのはあくまでもゴミ捨てが目的ではなく、利用ついでにダメ元でちょっと聞いてみるくらいの気持ちで聞いてみよう！
そうすると殆どの場所では「どうぞ！」と笑顔で捨てさせてもらえた。
ゴミ箱が少ない北海道、工夫次第で何とかなるぞ！
次回、帯広名店スイーツとばんえい競馬編！
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