皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
時は遡り10月の終わり、私とルームシェア相手の親友ちゃんはまた新たな車中泊旅へ出発していた。
念願だった岐阜への旅を終えて間もない事もあり、なるべく予算を抑えられる旅を算出した結果目的地は三重県に決定!
車中泊中の食費は馬鹿にならないので、私は運動部員さながらのお弁当を作った。
色味が茶色いが、このお弁当で昼夜と2食分浮かす算段だ。
更に2日分の朝食おにぎりと昼夜のおにぎり2人分の計8つ、間抜けにも尻すぼみに小さくなってしまったのは愛嬌という事で…(笑)
仕事を済ませて諸々の準備が整ったのは深夜2時を過ぎた頃、私たちは大阪の町を抜け出して真っ暗な山道を進んだ。
今回も感染症対策としてマスクと携帯消毒液を持参。
1日目の目的地は三重県の中でも大阪から高速道路が伸びていないエリアなので、強制的に下道を進み三重の地に入った頃には綺麗な朝焼けを拝む事となった。
めっちゃ綺麗~!
非日常的な雰囲気に旅の始まりを感じて、寝不足ながらワクワクした。
そうして眠る事2時間、おはようございます!
ワチャワチャと身支度を整えて、早速やって来たのは『道の駅 紀宝町ウミガメ公園』。
何でも日本で唯一ウミガメに会える道の駅で、無料でウミガメが見られるのだと知り訪れたのである。
『道の駅 紀宝町ウミガメ公園』
・年中無休
・物産館営業時間 8:30~18:00(11~2月)
8:30~19:00(3~10月)
・1Fたこ焼きコーナー 10:00~18:00
・2Fレストラン 8:30~15:00
・ウミガメハウス 9:00~18:00
・駐車可能台数 普通車44台 大型車5台
この道の駅ウミガメ公園では、ウミガメの保護活動をしているそうだ。
可愛いウミガメグッズが並んだアンテナショップは、まるで水族館みたいな雰囲気で見ているだけで楽しかった!
アンテナショップのレジ横からウミガメハウスへ向かえるのだが、道の駅にウミガメがいるだなんて何だか不思議な気分になる。
と、その前にウミガメのエサをレジにて購入!
昔から動物大好きな私だ、下調べ時から強く購入を決めていた。
エサはその時々で変わる様子だが、お値段は1カップ200円。
ウミガメにエサをあげられて200円は、個人的にめっちゃお得だと思う!
カップを受け取った私たちは、分かりやすく浮かれていただろう。
聞こえる水音にめっちゃワクワクしたもん。
出入口でしっかりと消毒を済ませてウミガメプールに近寄ってみれば、思いの外沢山のウミガメが泳いでいて更にテンションが上がった!
辺りには他のカメさんや魚の水槽もあって本当にちょっとした水族館みたいで、家族連れの人たちが和気藹々と生き物を眺めていた。
肝心のウミガメのエサがこちら!
プールの傍に立つとウミガメたちがスイーっと寄って来てくれる事に感激(笑)
動きはのんびりながら結構本気で食べに来てくれる子もいれば、我関せずマイペースに漂っている子まで見ているだけで癒される~。
ウミガメって何でこんなに可愛いんだろう…!
私たちはキャッキャとエサやりをして、優雅に泳ぐウミガメの姿を存分に楽しんだ。
プールの上から直接肉眼で見られるので、咀嚼音が聞こえたりとウミガメを身近に感じる事が出来て本当に素敵な経験になった。
他にもウミガメのプールは大小2ヶ所設置されていて、この道の駅で見られるウミガメの種類はアカウミガメとアオウミガメともう1種の全部で3種類もいるのだ。
その内の1種は、生息域が熱帯海域で日本海で見付かる事は超希少な黒ウミガメなのである。
地元漁師さんから連絡を受けてここで保護・飼育されているそう。
勿論、こちらのウミガメちゃんにもエサやり可能。
傍には飼育員さん手描きの解説があって、紀宝町出身のダンゴちゃんというアカウミガメの紹介を読みながら「どの子かな?」とプールを覗いているだけめっちゃで楽しかった!
無料でこのクオリティーは凄過ぎるだろう!
もうこの時点で「来て良かった!」と言い合った(笑)
ウミガメプールの向かい側には、まだ手のひらサイズのアカウミガメの赤ちゃんも泳いでいた。
反射する水槽だったので必死になって指が見切れた写真しか無いが、3匹いたウミガメの赤ちゃんは皆めちゃくちゃ可愛かった!!
体重が軽いからかまだ泳ぎ方が不器用で、ポンプの水流に押されて行きたい方向に進めないご様子。
波打つ水面にされるがままプカプカ浮いているのに、必死に動くヒレがもう…っ!!
水槽前の説明書きには、『外敵に狙われやすい子ガメの間をここで過ごしてもらい、1年後に海へ返す予定』と書いてあった。
この時で生後2ヵ月くらい、大きくなるとプールにいる大人同様に甲長90cmになるのだから凄い事だ。
ここからは、少しだけ他のカメさんもご紹介!
マッコードナガクビガメは、元々インドネシアのロティ島という小さな島にのみ生息していたが、生息域の開発によって2021年に野生絶滅してしまったそうだ。
首が長くて正面に付いた目から、想像するカメさんとは違った印象を受けるカメさんである。
野生では絶滅してしまったのか…。
動き回っていてめっちゃ元気だった。
次、ダイヤモンドガメ!
海水と淡水が混ざる汽水域に生息するので、体内の余分な塩分を排出する塩涙腺という器官を持っているそうだ。
何だか綺麗なカメだけど『値段は可愛くない』と書かれていたので調べてみたら子ガメで5~10万・大人だと10~20万もするカメさんだった。
アメリカ生まれのカメさん…何だかブルジョアな雰囲気だ。
と、この様に生態についての説明書きもしっかりあって、規模は小さいながら水族館顔負けのポテンシャル。
他にもアルビノスッポンとか、ウツボとかも飼育されていて短い滞在ながら大満足だった!
何より無料で見せて頂けて有難い…。
設置されていた募金箱には、ささやかながら…これからも頑張って下さい!
物産館などもウキウキと見て回った私たち、おにぎりを食べながら次の目的地へ出発。
次に目指していたのは、花の窟神社(はなのいわや)だったのだがその前に少し寄り道。
七里御浜(しちりみはま)ふれあいビーチ!
旅先で海辺をドライブしていると、ビーチなんかについつい寄り道したくなってしまうのも仕方がないだろう。
このビーチは熊野市から紀宝町までのおよそ22km続く日本一長い海岸で、黒潮の影響から荒々しい波を見る事が出来るのだ。
そして、波が荒く寄せるので海岸に敷き詰まっている石はみんな角が削られて丸くなっていた。
何か丸い石って可愛いな。
この荒波に磨かれた石を『みはま小石』と呼ぶそうなのだが、この七里御浜の石は拾い子さんなる人々の手によって拾われてアクセサリーとかになっているらしい。
キャッキャとはしゃぎながら進んだ私たちを待っていたのは、迫力満点の海だった。
力強く押し寄せる波によって、高くせり上がった小石の高さは海面から3mくらい。
そこを白波を立てながら登る波は、恐怖を覚えるくらいに力強かった。
波が引いて行く度にザーッ!!と石が擦れる大きな音が響いて、それもまた肌で感じるスリルを助長させていた。
私たちは、広大な自然の光景を嬉々と眺めた。
写真じゃ伝わり辛いけれど、誤って下に落ちてしまったら簡単にのみ込まれてしまいそう…。
私たちはフラッと立ち寄ったこの浜に15分程滞在した。
ただ波が押し寄せては引いて行く光景が、こんなにも神秘的だったのだと噛み締めていたのである。
あ!上記で紹介したアカウミガメさんの産卵地でもあるらしい。
こんな海の中をやって来るのか…凄いなぁ~。
七里御浜立ち寄れて良かった!
『日本の渚百選』『日本の白砂青松百選』『21世紀に残したい日本の自然百選』と、めっちゃ百選に選ばれているので、三重県を訪れた際は是非お立ち寄りを!
これは余談だが、駐車場から浜へ出る所に小さなアブの群れみたいなのがいて怖かったです。
長くなってきたので、今回はこの辺で!
ここまでお目通し頂いて如何だっただろうか?
旅の参考、ちょっとした娯楽として楽しんで頂けていたら幸いである。
と言う訳で次回、花の窟神社編へ続く!
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