皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
これは、国内を車中泊旅するのが趣味で日本各地を 巡る仲良し親友の二人が旅した2022年05月の記録である。
前回全てがベンガラ色で美しい吹屋ふるさと村を散策した私達は、次いで冒険感抜群の洞窟 井倉洞を目指した。
井倉洞までの道中も凄い!
吹屋ふるさと村から車で約40分、井倉洞の第一無料駐車場へ到着!
井倉洞には2ヶ所の無料駐車場があるのだが、オススメは第一駐車場だ。
近さを重視するなら第二駐車場の方が近いけれど、駐車場から徒歩約5分程の道程の途中にD51が展示されているからである!!
昭和18年に製造され”デゴイチ”という愛称で親しまれた蒸気機関車D51838!
鉄道関係の知識に明るくない私でも耳にした事のある響きに感激してしまった。
お召列車を牽引したこともあるそうな。
特別鉄道好きでは無い私達でもテンションが上がったのだから鉄道好きさんには堪らない場所に間違いないだろう!
さて、D51を左手に進んで行くと見えてくるのは高くそびえた断崖絶壁。
写真でどこまでこの迫力をお伝え出来ているか分からないが、曲がり角の先に唐突に現れた景色がこれだったのでそのダイナミックな迫力に圧倒された…。
絶壁の高さは何と240m…ビルに換算すると約45階建てと言えばその巨大さが想像しやすいだろうか。
目的である洞窟以前に力強い自然にワクワクと胸が弾む!
井倉洞の手前にはそんな断崖から溢れ出た立派な滝を望むことが出来た。
岩肌の色味が白っぽいのはどうやら石灰岩だからなのだが、太陽に照らされ滝の水飛沫も反射していてめちゃくちゃ綺麗…。
とにかく圧巻の出で立ちにもうテンションが上がりっぱなしである(笑)
井倉洞は絶壁に入口があり洞内には3つの滝がある…もう既に冒険感満載じゃないか!!
私達はしきりに井倉洞峡谷の景色に感激した後に軽い足取りで洞窟へと挑んだ。
井倉洞潜入!!
味のある販売機でチケットを購入、貼られている注意書きからドキドキと胸が高鳴った。
どうやら500円でヘルメットをレンタル出来るらしい…冒険だ!と息巻いている私達だが、想像以上に険しい道程なのか…?
注意書きの内容は『洞内は一方通行です。
・高低差90m 距離1200mあり、階段が多くあります。
(高さ40m「階段があります」 距離1/3の所に近道があります。)
高齢の方。 障害をお持ちの方。 心臓疾患の方。
妊婦の方。 は注意して下さい。』
……との事だが、実際に訪れた感想として御高齢の方とか妊婦さんとか足腰が弱い方とか本当に危険だと思う。
結論から言うと私は洞窟内で転けた。
それはmamuが鈍臭いからだと言われればその通りなのだけど、万一転けたのが前記の人だとしたら…と言う訳で重々注意してください!
洞窟内を存分に探索する為に汚れても良い格好、しっかりとした滑らないスニーカーで挑むべし…私はそれでも転けました!
……さて、入場料を支払っていざ井倉洞探検!先程より更に近い距離で滝を見る事が出来た。
見下した川も綺麗だ。
入口へ続く道の雰囲気から既にワクワクが止まらない。
井倉洞の入口はその規模から想像するよりもずっと小さく、少し屈んで入るくらい狭かった。
迫力には欠けるけれど狭い入口もそれはそれで冒険っぽい、いざ井倉洞!!
涼しい〜…!!
5月と言えど天気が良かったこの日は、余裕で汗ばむ気温だったので生き返った気分だった。
流石は天然冷蔵庫、洞内は常に一定の15〜16度で夏場は涼しく冬場は温かい環境なのだそう。
それも自然が作り出していると考えると凄い事だ。
洞窟内は突然通路が低くなったり横幅が狭くなったりまさに剥き出しの自然を体感出来る。
とは言え、私のような素人が観光で立ち入れるのはしっかりと整備されているからだ…感謝。
一方通行の道順を進んで行くと突如ポッカリ広がる空間、高く吹き抜ける天井の美しさに私達は歓声を上げた。
自然が模った天然彫刻の天井には、木霊すように激しい水音が響いている。
階段を上って見えたのは滝だった。
この光景の凄さがもうっ全然伝わらない事が本っっっっっっ当に悔しい……ッ!!!!
高さ水量共に洞内の滝として他に見る事が出来ないその落差は50m。
立ち止まっているとたちまちウェッティーになるくらいに水飛沫がミストのように舞っていた。
私は昔から洞窟が好きで今迄色々な洞窟を観光して来たが洞内に滝のある洞窟は井倉洞が初めてで、衝撃的なくらい感激だった。
……井倉洞……めっちゃ凄い…!!!!
まだまだ見ていたかったけれど後の人に悪いので次へ…ッ。
この階段の説明書きを参照『昭和35年に調査隊が地軸の滝を登って滝の上に更に美しい鍾乳洞が続いているのを発見し、これを公開する為に滝の上へ登る人工のトンネルを造った』
調査隊の皆様…本当にありがとう。
この階段の先に近道(最後まで見ずに出口に繋がる短いルート)があるので、体力的な面等で不安な人は出られるようになっている。
私達は近道を行かず好奇心のまま進んだのだが、このルート分岐から先はアップダウンの激しい階段が続くので自分の体調と相談しながら進んだ方が良いだろう。
さて、全てを見せてしまうと実際に訪れる際の楽しみを奪ってしまいそうなのでここからは個人的に魅力を感じた見所をざっとご紹介!
『黒い会議』
補足で書かれた『三人が寄り集まって会議をしています』も凄いシュールで好き(笑)
次!『竹林』
洞内の壁面に苔が生えている光景が個人的に何とも珍しく見えてワクワクした。
次!『とうせんぼう』
ネーミング通り通路のど真ん中にそびえていた。
こういう鐘乳石って何十万、何百万年と気の遠くなるような長い年月をかけて出来上がっている物だという認識なので、こんなに堂々と立たれていると怖い!!(笑)
勿論極力触れないように頑張ったけれど折れたりしないよね!?とヒヤヒヤした…。
次『だるま大師』
真ん中の出っ張りが何となく鼻っぽいし、下の方何となくは手足っぽい。
あと、やっぱり見た目と名称共にシュール…好きです(笑)
井倉洞の見所終盤には粋な休憩スペースもあった。
もう雰囲気が神秘的で大好き…!!
勿論椅子はびちゃびちゃである。
他に感じた事として、洞窟内というと水気を含んだ地面がお馴染みだが井倉洞は洞内に滝があるからか他より一層滑りやすく水気が多かったかな?
後はひたすらに階段を降りるのだが、その際の階段もびちゃびちゃなのでご注意を!
途中途中に休憩所が設けられた長い長い階段を下り切ればあっという間に見えた陽の光にまた歓声を上げてしまった。
緑が綺麗〜!
この場所もまた休憩所になっていて、まだ洞内を思わせる涼しさと滝の音が心地好い天然のリラクゼーション空間だった。
写真右手には足湯まで完備されていて、洞窟探検後の疲れを癒す事まで出来るのだ。
最高過ぎる………ずっとゆっくりしていたい…。
帰り際、滝を真横から見ることも出来ました!
圧巻の峡谷、美しい滝、神秘的な洞窟内、全てに大大興奮でした!!(笑)
洞窟好きさんにはオススメです!!!
また行きたいなぁ〜…。
井倉洞基本情報
・住所〒719-2551 岡山県新見市井倉409
・電話番号 0867-75-2224
・営業時間 08:30~17:00(最終16:30まで)
・定休日 なし
・料金 大人(高校生以上)1,000円、中学生800円、小人500円、小学生未満無料
・駐車場 無料普通車250台、バス20台
D51を見たい場合は第一駐車場、井倉洞への近さを優先する場合は第二駐車場が◎です!
まとめ
今回は井倉洞を実際に訪れた感想を綴ってきたが如何だっただろうか?
滑らない靴と汚れても平気な服で挑むべし。
洞窟内はアップダウンも濡れているので足場が大変悪い。
その日の体調により無理は禁物だが、洞内の滝の音の迫力は今思い出してもワクワクするものだ。
ユニークな名付けの鐘乳石も多く、今回紹介していない写真外にも様々な形をした見所が沢山あった。
日本中と言ってしまうとまだまだ訪れていない鍾乳洞は沢山あるけれど、個人的に山口県の秋芳洞に次ぐ感動を味わった。
井倉洞内では家族連れさんとも出会い、年長さんくらいの男の子も冒険隊さながらに大はしゃぎしていたのでしっかり歩ける子なら楽しめるだろう。
井倉洞、また行きたい!!(笑)
ここまでお目通しありがとうございました、あなたの旅の参考になれば幸いです!
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