【前編】神を斎(いつ)く島・琵琶湖に浮かぶ竹生島が楽しかった過去旅

竹生島の瓦投げの鳥居 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

今年の夏はどこにも行けず、お天気も悪かったので過去の旅を振り返る事にした。

時はまだコロナを知らない平和な時、季節は5月のゴールデンウィークだ。

私たちはちょっとした家族旅行として滋賀県へと向かった。

目的地は琵琶湖に浮かぶ竹生島、神を斎(いつ)く島と呼ばれるパワースポットで、日本遺産にも認定されている何やら凄い島だ。

前乗りで到着した長浜港は綺麗な夕暮れを見せていた。

明日に観光を控えているからか、ちょっぴり切ない雰囲気の淡いコントラストも楽しく見えた事を覚えている。

竹生島を目指せる港は今津港・長浜港の全部で2ヶ所、公式ページはコチラに貼っておく。

旅先で船に乗るというのは、かなりワクワクするイベントだ!

晴天の空はまさに観光日和で、私たちは胸を弾ませながら船へ乗り込んだ。

竹生島到着まで片道30分の船の旅が始まった。

流石日本一大きな湖琵琶湖だ、あっという間に岸辺が見えなくなって辺りはキラキラ光る湖面の景色が広がる。

私と弟は張り切って外の風を浴びて、旅の空気を楽しんでいた。

海だと言われてもすんなり頷いてしまいそうな眩しい湖を船はどんどん進む。

…うん、相変わらず昔から写真が斜め。(笑)

船の中には満員のお客さん、皆一様に楽し気で…この時の活気が懐かしい。

楽しい時間はあっという間で、いつの間にか竹生島の姿はすぐ側に見えた。

島の周囲は約2kmと決して広い島とは言えないが、湖に浮かんでいる島にしては随分大きくて驚いたものだ。

早速上陸!

ここがパワースポット神を斎(いつ)く島、竹生島!

港に到着した参拝客がワイワイと賑やかで、静かだった島に楽し気な雰囲気が広がった。

それは私たち家族も同じで、これから観光が始まるのだとワクワクした事を鮮明に覚えている。

小ぢんまりとした港の光景にゲームの『ぼくのなつやすみ』的な雰囲気を感じながらも、船に暫しの別れ。

今改めて見ると、やっぱり海みたいだなぁ。

竹生島の入り口には数店の小さなお土産屋さんが数店軒を連ねていてレトロな雰囲気。

お土産屋さんとかを見ると「お、旅行に来たんだな」と気分が上がるのは私だけだろうか?

余談だが、ここで食べたこんにゃく田楽が美味しかった。

ちょっとした物を食べ歩き出来るって旅気分が盛り上がるよね!

右側にチラっと写っているだけなのであれだけど、赤いポストも旧型で全体的に味があって素敵。

この竹生島は、またいつか親友ちゃんと行きたいなと思っている場所でもある。

船の乗船料は少々お高いものの、入島料は大人500円子供300円と行った感想としてはかなり良心的だ。

モザイクがかなり邪魔だが、参拝券は中央背後にある発券機で購入しよう。

と言う訳で、私たち家族もいざ入島!

一応、島に居られる時間は50分程と決まっているので急ごう。

受付を抜けて立派な鳥居をくぐり私たちが最初に目指したのは名物の瓦投げ。

日本中色々な所に存在する物を想像して頂けるとその通りだ。

あと、これは実際に訪れて思った事だが参拝あるあるで、竹生島は165段の階段があるのでスニーカーが無難だと思う。

右手に港を見下ろしながら歩く道も吹く風が心地良い~。

さて、竹生島と言えば古くから沢山の伝説のある島で、謡曲『竹生島』には龍と天女が登場したりと神秘に満ちた島だ。

その歴史も開創から辿ってみると、古墳時代から始まるというのだから驚きである。

何でも、古墳時代頃に浅井姫命を祀る祠が作られたそうで、竹生島縁起によると天平10年(738年)には行基が四天王像を小堂に構え、平安時代には観音信仰が広がって聖の拠点を結ぶ33所が成立して道標が設置されたそうだ。

しかしここでは終わらず、竹生島の歴史はまだまだ続く…室町時代(1325年)には足利尊氏が寄進状を出して足利の代々将軍が祈祷所にしていて、戦国時代には浅井氏を筆頭に織田信長なども参拝していたのだそう。

かなり簡潔に省略して説明したけれど、調べれば調べる程めっちゃ歴史が濃くて凄いとしか言いようが無い。

見下ろした港…やっぱりどことなくぼくのなつやすみ風に感じちゃう私はオタク脳なのだろうか…。(笑)

話を戻して、竹生島について付け足すと、この島は様々な文化遺産が数多く集まっている場所でもある。

国宝建築物とかについては、その都度記載するとして周囲2kmの島に国指定の文化遺産が20件もあるだなんて何だか圧倒されてしまう。

この竹生島はそれだけ昔から非常に重要な場所だったのだろう。

さて、私たち家族は手水舎までやって来た。

カッコいい龍だ~!と言うか、竹生島にはいくつかの手水舎があったけれど、全て龍だったと記憶している。

この辺は薄ぼんやりしているので間違っていたら申し訳ないが、竹生島には龍の伝説があるからかなぁと思ったり。

石段を上ってぜぇはぁする私と母、余裕な父と弟が辿り着いたのは本殿前。

絵馬がぶら下がっている隙間から真っ青な琵琶湖が覗き見えて綺麗~!

名物の瓦投げがあるのは竜神拝所、本殿の向側に建っている。

都久夫須麻神社の御祭神である龍神様が鎮座しているそうで、拝所は湖に突き出すみたいに建てられているので、絶景スポットだったりもする。

拝所の中からは青々とした湖が見渡せる開放的な雰囲気。

ここが瓦投げが出来る場所だ。

起源は戦国時代、武将たちが必勝を祈願して土器の酒杯を地面に投げつけて出陣した事からだそうで、発祥地は京都の神護寺なんだとか。

それがどうやって日本各地に伝わったのだろう…不思議。

瓦は1組2枚で300円、願い事を書いて湖面に突き出した鳥居に投げて、瓦が鳥居をくぐれば願いが叶うんだそうだ。

私たち家族も早速挑戦!

私は残念ながら鳥居をくぐらせる事は出来なかったけれど、「頑張って!」とか言いながらはしゃいだ時間は楽しいものだった。

ちなみに、この時願ったお願い事すら覚えていないので、叶っていようがいまいが今が幸せならそれでいいかなぁ~と思っている。(笑)

さて、少し長くなってしまったので今日はここまで。

歴史の深さもさる事ながら、景色も美しい竹生島前編!如何だっただろうか?

少しでも雰囲気が伝わって楽しんで頂けていれば幸いである。

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