【後編】神を斎(いつ)く島・琵琶湖に浮かぶ竹生島が楽しかった過去旅

観音堂天井 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。

今回は竹生島観光の後半!

前編にて竹生島の歴史について軽く触れているので、前回にお目通し頂けるとより楽しんで頂けるかも。

一応、前編はコチラ

家族4人で竹生島へ行ったのは、コロナなんてない平和な時代。

長浜港から船に揺られて30分、琵琶湖に浮かぶパワースポットの島は歴史と絶景のある所だった。

名物の瓦投げを賑やかに終えて、次に目指すは都久夫須麻神社の本殿!

瓦投げが出来る竜神拝所の向かい側である。

都久夫須麻神社について簡単にご紹介すると、豊臣秀吉が当時の天皇の為に伏見城内に一度作った建築物『日暮御殿』を神殿としてこの竹生島に寄贈した物なのだそうだ。

めちゃくちゃ見えにくいけれど、豊臣家の家紋が入っているのが何よりの証拠。

…いや、何なら見えないな…本当に申し訳ない。

ご興味のある方は是非ご自身の目で確かめて欲しい。

と言う訳で、神殿となった都久夫須麻神社は現在、弁財天様と龍神様と産土神様の三柱を祭神している神殿となっている。

私たち家族も粛々と参拝。

次いで、宝厳寺の本堂を目指すのだが、ここで竹生島の見所ポイント!

国の重要文化財に指定されている鮒櫓(ふなやぐら)から作られた舟廊下だ。

豊臣秀吉の御座船日本丸の一部を利用して建てられている、桃山時代の建築方式を現在に残す貴重なスポットなのである。

ここからが、宝厳寺の敷地。

私たちが訪れた際は修繕工事中で、ブルーシート等がチラホラ掛かっていたのだが、歴史的に貴重な物を後世に残すためには大切な事だと楽しく散策。

天井を見上げながらどこが日本丸の材料なんだろう、と思いを馳せるだけでロマンを感じた。

2020年春に修繕工事は無事終了したそうなので、現在はこの時よりずっと重厚な姿が見られるだろう。

本来舟廊下を渡りきると国宝の唐門・重要文化財の観音堂が見えるのだが、この時は外観の修繕工事中で壮観な姿を目にする事は出来なかった。

参考として権利フリーの画像も探してみたけれど、どれも魅力を伝えるのは不十分だったので私が訪れた際に見る事が出来た鮮やかな天井部分だけでも…。(笑)

鮮やかな色味と繊細な柄が何とも華やかだ。

きっと修繕が完了したら一際華やかで目を引く御堂になるのだろう。

いつか親友ちゃんと訪れる際は、是非美しい姿を見たいと思っている。

いつになるかは分からないけど、今から次回の訪問が楽しみ!

参道の道中にはご立派でカッコいい不動明王さんの姿も。

と言うか、竹生島の参道にはそこかしこに小さな御堂や立派な像が沢山あるので見所が山ほどある。

しかしながら、島から見える景色も爽やかで魅力的だった。

見える陸地の遠さに海と見間違う青い琵琶湖。

こういう景色が石段の途中や、参道の道中で覗き見えてめちゃくちゃ癒されるのだ。

体力皆無の私は時々立ち止まりながら休憩し、爽やかな風に心洗われた事を覚えている。

書いている今思い切り癒されたい~!(笑)

さて、最後にやって来たのは竹生島宝厳寺・本堂「弁財天堂」。

竹生島の頂上にて大弁財天様を祀っているお堂だ。

大きくて立派な本堂は、沢山の参拝客で賑わっていた。

この本堂の御本尊である大弁財天様は江ノ島・宮島と並ぶ日本三大弁財天のひとつで、その中でも古い歴史があるのだそう。

秘仏なので普段は非公開になっていて60年に1度だけ公開されるそうなので、その時に立ち寄れたらめちゃくちゃラッキーだ。

ちなみに次回の公開は2037年とまだ先だけれど、その機会を狙うのもありかも!

この時は別に仏像の公開も無かったけれど、それでも沢山の人々が参拝している姿に昔から信仰深く参拝客が訪れていたのだろうなと想像した。

これは余談だが、私はこういう歴史深い場所に行くと昔の人々に想いを馳せる節がある。

本当に古くから神聖な場所として祀られているこの島に、昔の人々はどんな船でやって来ていたのかなぁ…とか。

勿論手漕ぎで木製の船だろうし、現在の30分なんて時間じゃ到底来れた所では無いだろう。

それでも廃らずに今なお人を魅了する場所なのだから、それだけで凄い。

あと、竹生島宝厳寺には『弁財天様の幸せ願いダルマ』というニッコリ笑ったかわいいダルマが販売されている。

お願い事を書いたダルマを奉納する事で願掛けが出来るんだそうだ。

この時の私たちはダルマの存在に気付かずスルー…勿体ない…!

名物!的な物なのに一体どうやってスルー出来たのか逆に不思議である…。

私たち家族は楽しく竹生島を参拝して回り、最初に降り立った港へと帰って来ていた。

然程広い島でも無いので、じっくり参拝も出来るし船の旅も含めて本当に素敵な所だった。

お目通し頂いたあなたに少しでも竹生島の魅力が伝わっていたら本当に嬉しいし、竹生島に参拝する際のちょっとした参考になれば幸いである。

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