「安易に月に行くな!」人生ゲームで親友ちゃんと遊んだ話

人生ゲームのコマ ゲーム
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

この間親友ちゃんと人生ゲームをして遊んだのでその記録なのだが、やはり長年親しまれているゲームだけあって面白かった。

子供の頃は気付かなかったぶっ飛び設定などにも触れながら緩く綴って行くのでお付き合い頂けると幸いです。

遊んだのは私が小学生の頃に家族と遊んだこちらの人生ゲーム、年季が入っているのでかなりボロボロだ。

ルール説明は不要かと思うが、一応簡単に言うと2~6人の各プレイヤーがコマを進めながら億万長者を目指すゲームである。

その道中には家を購入したり結婚したりという人生の一大イベントも織り込まれているが、とにかく億万長者になった者が勝者というルールだ。

使用するのは何故か米ドル。

2021年5月現在で換算すると1ドル約110円なので1000ドルで11,000円となる。

さて、最初のスタート資金として手にするのは3000ドルなのだが、この時点で掛け捨ての自動車保険に1000ドルで加入する事が出来る。

私と親友ちゃんは其々自動車保険に加入して手元には2000ドルと自動車保険が残った。

日本円に換算するなら22,000円…まぁこれから就職活動するし平気だろう。

好きな色の車を選んで自身の分身となるピンを刺してスタート地点へ。

親友ちゃんは緑の車、私は白の車を選んだ。

私自身は自動車免許を所持していないけど、イキって外車使用にした。

疑似的に人生を進むゲームなので自分自身を投影しながらも理想を詰め込んだスレンダー美女という設定だ。

まぁ実際はただのピンなので忘れて頂いてかまわない。

親友ちゃんにもどちら側のハンドルにするか尋ねたけど、日本車で良いそうだ。

其々にルーレットを回して、より大きい数字が出た私が先攻として、いざゲームスタート!

この時点でフリーター街道を進む『ビジネスコース』と手に職を付ける『専門職コース』のどちらかを選ぶ事になるのだが、現実がフリーターなのでスレンダー美女には専門職コースを進んでもらった。

どうやら私は先生になるらしい。

月収12,000ドル…換算すると132万円。

要らぬ妄想で社会科の先生になった私だが、どれだけ有能でも凄すぎる…その学校大丈夫なのか…?

一方その頃親友ちゃんはリカちゃんと映画館に行って1000ドル支払っていた。

映画館に行って約11,000円のお支払。

「リカちゃんって誰やねん…」と呟いた親友ちゃん、多分友達か何かだろう。

と、この時点でいちいち日本円に換算すると大変な事になるという事がご理解いただけるだろう。

私は就職を果たした後に初給料を無事頂いて生命保険に加入したりして、懸賞応募にのめり込んでいた。

3000ドル分のハガキを購入…そのハガキの枚数約523枚って…どんだけハマってんねん!!

私がハガキを爆買いしている頃親友ちゃんはデザイナーに就職、そして私と同じコマに止まる『追突事故』を起こした。

自動車保険に加入していた親友ちゃんは人生ゲームのルールで、保険を取り上げられてしまった。

代わりに銀行から私へ10,000ドル支払われたけれど、ここから次の機会まで親友ちゃんは無保険状態となる。

リカちゃんと映画に行き、追突した挙句、私と同じハガキ爆買いとは全くついていない。

事故に合ってしまったけど、私はそこから直ぐに結婚する運びとなった。

旦那さんのピンを刺し込むタイミングでさりげなく運転を旦那に任せる事にしたけれど、ルーレットで決まるご祝儀は『もらえない』だった。

悲しい…。(笑)

直後親友ちゃんも結婚、互いに「おめでとう」と言い合うシュールな時間。

一応親友ちゃんにも「運転どうする?旦那さんに任せる?」と尋ねてみたけど、はっきりとした声で「自分で運転する」と返って来た。

同じような人生を歩んでいるようで少しずつ色が出て来た。

その頃私は20,000ドルでマンションの一室を購入した。

車と同じ色の旗を目印に立てる。

結構立派そうなマンションだが220万円は破格だ。

旦那は働いていないし、私は有能な先生だがこの人生ゲームに置いては高給取りではないので痛手にならない身の丈に合った家を選ぶ事にしたのだ。

これならハガキ爆買いみたいな突然の出費にも対応できるだろう。

就職、結婚、夢のマイホームと現実とはまた違った順調な人生を進む私。

次は夫婦でキャンプにお出かけするようだ。

車に乗っている人数分2000ドルのお支払。

「おい、旦那あんたも働いてキャンプ代くらい払いなよ」と言ってみたけど反応は無かった。

一方その頃親友ちゃんは家を購入、30,000ドルの一戸建てだ。

親友ちゃんの旦那さんも当然働いていないし、デザイナーという職業カードの月収は私より心許ない額だったので「マンションまだ空き室あるよ!」とご近所に誘ってみたけれど親友ちゃんは一戸建てが良かったそうだ。

いや、330万円と考えるとコチラも破格か…。

その頃私はサハラでサソリにかまれていた。

ピクニックに行ったんじゃなかったのか…?

誰が「ピクニックに行ってくる」と言って国外の砂漠まで行くのだろうか。

スレンダー美女になった私は私自身の想像を超えてワールドワイドな人物らしい。

生命保険に加入していたので20,000ドルのお支払は半額となったけど、やはりこのゲームは何が起きるか分からない。

その頃親友ちゃんはテーマパーク渋滞にはまって1回休みとなっていた。

いやいや、サソリにかまれた私の方が休むべきじゃないか…?

刺された訳じゃないので平気なのか…。

この時点で親友ちゃんと私の進行に少し差が開いてきた。

1回のお休みを挟んで漸く『キャンプ』か『遊園地』のルーレット任せの分岐へと辿り着いた親友ちゃんは、私とは別の遊園地ルートへ。

夫婦分の入場料2000ドルをお支払い。

一方私は祖父のアンティーク時計を売り飛ばして荒稼ぎしたり、転職・ランクアップゾーンにて虎視眈々と月収アップを狙っていたのだがその間にも遊園地を楽しみまくる親友ちゃん夫婦。

ゲームセンターで遊んだり、大食い競争で優勝したり…。

残念ながらスレンダー美女の出世は叶わなかったけれど、その間もパソコンを購入してみたりロトくじが当選したりと人生が進んで行く。

一方親友ちゃんはティーカップで気分が悪くなって1回お休みする事になっていた。

思ってたより全力で遊ぶやん…。

もうこの時点でかなりの差が開いている。

私は所有していた4枚の株が1枚につき20,000ドルに上がって大喜びしていたが、次のターンですぐ隣のマスに止まりスピード違反で自動車保険を没収された。

一方その頃親友ちゃんはまだ遊園地にいて、道に迷ったおばあちゃんに親切にして謝礼金5000ドルを受け取っていた。

「裕福なおばあちゃんや」と嬉しそう。

未だ遊園地に留まる親友ちゃん夫婦をよそに私はゴール目前まで来ていた。

養子を迎え3人となった私たち家族が目指すは億万長者の地、目前に迫ったゴールに易々到着できるだろうと油断していたのだ。

私は保険が満期になったと同時にバカンスで月へ行ったのだ。

…なんでやねん!!!(笑)

バカンスで月に行くって…どういう事や…。

zozoの社長でもバカンスで安易に月に行ったりはしない。

生命保険の満期によって入って来た100,000ドルは一瞬にして消えて、それに上乗せして150,000ドルも支払う羽目になった。

「保険も満期になったし月でも行く?」みたいな軽いノリで宇宙に行くな!!

ゴールの一歩手前で私は大変な痛手を負ったが、一応1位でのゴールとなった。

1番にゴールした私にはそれなりの優遇があり、『ラッキーナンバー』というものを決めるというルールがある。

ルーレットを一度だけ回して出た数を私のラッキーナンバーとして、まだプレイ中のプレイヤーがルーレットでその数を出す度に私に20,000ドル支払わなければならないというルールである。

この時私が出したルーレットの数は『1』だった。

「今まで出てへんし大丈夫やろ!」とこの時の私は確かに言った。

一方の親友ちゃんは唐突に職を手放しフリーターになっていた。

ゴールして悠々自適に過ごす私とは違い波乱万丈の人生を進む親友ちゃん。

そんな親友ちゃんが次についた職は『タレント』だった。

ルーレットで出た数字×5000ドルが月収という不安定な職業…。

少し心配したけれど初月給は2,5000ドルと以前のデザイナーよりも稼いでいる様子から、デビューからそれなりに人気者なのだろう。

その後も親友ちゃんはタレントという好感度が大切な職業を顧みず『ギャンブルコース』へと進んだりと忙しない。

そしてこれまで全く出なかった『1』を出しまくる。

『1』は私のラッキーナンバー、ルーレットで『1』が出る度に私へ20,000ドルの支払いを強いられるのだ。

しかもギャンブルもからっきし…。

親友ちゃんの口からは「呪われてる…」とポツリと漏れた。

私と親友ちゃんしかプレイしていないので、このゲーム中当然2人きり…めっちゃ心苦しい…。

そんな中親友ちゃんも養子に男の子を迎え3人家族になり、親友ちゃん徐々に良い出来事が。

『巨大なブラックバスを釣り上げた!45,000ドルもらう』

「やったー!」と無邪気に喜ぶ親友ちゃん、これには私もニッコリ。

しかし…この橋にはある決まりがあるのだ…。

『この橋を最初に渡りきった人は、他の人が渡るたびに20,000もらう』

……最初に渡りきった人、つまり私だ…。

…ッ心苦しい!!!(笑)

正直早くゴールして欲しいとすら思う。

しかし私は親友ちゃんがどんなゴールを迎えるのか見守る事しか出来ないのだ。

プレイヤーは親友ちゃんたった1人なのでサクサクと進んで行く…と、ここで親友ちゃんの所の息子さんが結婚。

え、たった数ターンでまさかの独り立ち…。

「結構大きい子を養子に迎えてんな」

「そうみたい」

という会話の後、親友ちゃんも漸くゴール寸前まで進んだ。

残るコマ数はたったの5コマ。

そこで親友ちゃんはまたしても『1』を連発してジワジワと進み、UFOの墜落部品を拾ったりしながら…最終的に月に行った。

だからなんでやねん!!(笑)

安易に月とか行くな!

因みに月旅行は夫婦合わせて2750万円…破格過ぎて怖いな…。

人生ゲームの結果は1位私、2位親友ちゃん(2人しかいないので当然だが)。

財産の総額が多い方が勝者となるのだが、ラッキーナンバーの影響が大きく2人の財産総額の差は倍くらい出ていた。

とは言えプレイ中めっちゃ笑った。

現実ではあり得ない設定だからこそ良い意味でくだらなくて面白かった!

他にもユニークなコマが沢山あるし、また遊ぼうと思っている。

発売された年代やメーカーによってコマの内容も変わってくるだろうけどユニークな事には違いないだろう。

もし人生ゲームを持っている人は久々に引っ張り出してみて欲しい。

そして人生ゲームを持っていない人にも是非プレイしてみて欲しい。

軽いノリで月に行っちゃうような人生を進むかどうかは、あなた次第だ。

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