【本当にあった怖い話】夏の夜に私の手に縋ったのは……

夜の住宅街 日常
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。

近頃このブログでは旅の記録を綴ることが多かったので、日常的な事を書くのは何だか久しぶりだ。

しかしながら私は、常に旅をしている訳では無いし圧倒的に家で衣食住過ごしている訳で何てことない平穏な日々を過ごしている。

ただ、そんな平穏な日々の中にも時折ハプニングは発生するもので、そのハプニングの中でも私が恐れているのは害虫の侵入である。

害虫、害がある虫……そんなの誰だって嫌いだ。

その代表格は、何と言っても黒光りする◯キブリ……以下奴等やGと表記しよう。

嫌いの度合いに違いはあれど、奇特な人を除いて一般的にはGが嫌いな人が多い。

昆虫と呼ばれる生物ですら苦手な私からしてみれば、Gなんてのは顔を合わせれば生殺与奪の権は我が物とばかりに命のやり取りを繰り広げる事になる。

そこが野外だったなら、私とてそんな戦闘狂にはならない。

寧ろ「キャー!」と悲鳴を上げて脱兎の如く遠ざかる。

出来れば一生お目にかかりたくはないが、野外をGの奴が徘徊しようが私には全く関係ないからだ。

しかしそれが自宅となるとどうだろう……、途端に話が変わってくる。

そもそも奴らはマナーがなっていない。

自宅は賃貸とは言えルームシェアしている私達のテリトリーであり、もしも他人が無断で侵入なんてしたらそれは立派な犯罪だ。

なのに奴らは誰の断りも無しに勝手に侵入し、何なら住み始めるのである。

こちらがいくら入らないでくれ!と◯キブリがいなくなるスプレーをあちこち撒き、ブラックキャップを設置し、ホイホイでトラップを仕掛けてもだ。

それだけ手を変え品を変え入室を拒否しているのに、それでも何故侵入してくるのか私には分からない。

その上Gにはこんな言い伝えがある『1匹出たら100匹』……。

奴等と出くわしたら最後、私は平穏な日々を守る為に何が何でもバルサンを焚くと決めている。

これは私に出来る最大限の拒否であり、安心を勝ち取る方法だ。

そんな事を繰り返した経験上、バルサンを焚くとGはたちまち自宅から姿を消し平穏な日々が訪れると知っている。

そして夏のある日、私達の安息地であるはずの自宅にGが現れた。

しかもかなりデカイ。

親指程はありそうじゃないか。

長く気色の悪い触覚、黒光りしたボディー……思い出すだけで吐き気を催す大物であった。

私は瞬時に思った『バルサン焚こう』……と。

思ったら即行動、私達は数時間の間自宅を奴に譲り煙と戯れて頂く事にした。

正直死骸の処理も憂鬱だが、ジェットで戦って飛び立たれるリスクを考えれば造作もない………。

数時間は瞬きの間に過ぎ、帰宅した自宅に奴の姿は無かった。

部屋中隅々見てみても悍ましい死骸は見当たらない……あの巨体なら目立つ筈だ……煙に燻られて逃げたのか……。

確実に仕留める事は叶わなかったけれど、きっと命からがら逃亡したに違いないと思えばそれは私達の勝利に違いなかった。

何とも清々しい気分だ。

まるで陣取り合戦で勝利したみたいな気分であった。

その夜、私達は再び安息の地で眠りについた。

人生で絶縁したいランキングトップに君臨する奴等を追い出せた事実は充足感となって私を安眠へと誘った。

…………時刻は深夜2時を過ぎた頃だろうか、不意に布団からダランと飛び出していた手の甲がくすぐったくて目が覚めた。

寝起きで覚醒し切らない意識では何が起きているのか理解出来ず、ぼんやりと目の前に転がるクッションのタグを思い浮かべる。

何となく手で払い、うつらうつら浅い夢の合間にまた手の甲がこしょこしょと僅かに何かに触れる感覚で目が覚めた。

依然私の頭にはクッションのタグが浮かんでいた。

洗濯方法が表記されたあのタグが手の甲に触れている様なささやかな感覚…………。

再び払ってみるも数秒もすればまたくすぐったくて目を開く……そんな事を数度繰り返した時だった。

薄っすら暗闇に慣れた視界、何やら動く影が私の手の甲に縋る。

……………?

………………………!?!?!?!?

……ッ!!!!!!!!!!!!!

その存在を認識した瞬間はっきりと見えたのだ、逃亡したと思っていた筈の黒光りした奴が私の手の甲に縋る姿が。

そして錯覚だと言われるとそれまでだが、私は奴と目が合ったのだ。

明らかに弱った様子で触覚を動かすその仕草に「助けて」と空耳でも聞こえた気分だった。

そこから体感0.02秒、私は天高く舞った。

けたたましい悲鳴と共に軽々親友ちゃんを飛び越えた………と思っていたのは私だけで、人間とは本当に慄くと声は出ないらしい。

声にならない悲鳴を上げてただ酷く錯乱しながら小声で「あうあう」言っていたと後に親友ちゃんは語る。

その後の事は本当によく覚えていない……。

親友ちゃんが奴にとどめを刺し、弱っていた奴はすんなりやられたそうだ。

ただ、ただ私が覚えているのはその手の甲に残った感覚と弱って飛び出していた羽の気色悪さだけだった。

その後私は皮膚をこそぎ落とす勢いで手を洗いながら泣いた。

…………きっと奴はバルサンの煙の中身を隠し耐えた強い個体だったのだろう……そんな強さいらんけど。

夏から秋に移り変わるこの季節、奴等は越冬の為の住処を決めるという。

選ばれるのは野外よりも温かい人家なんだとか。

……………あなたの自宅は大丈夫だろうか?

これにて私の身に起きた怖い話を終わります………。

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