皆さんこんにちは、不定期と言いながら早くも2日目をプレイしてしまったアラサーフリーターのmamuです。
だって物凄くワクワクするんだもん…。
世界観の全体から漂うあのノスタルジーに惹かれまくって誘惑に負けた。
ぼくのなつやすみというゲームに親しみの無い方も、めっちゃ好きだよ!という同士もお目通し頂けると幸い。
前回の記録はコチラ。
時は同じく昭和50年の8月、ひとりでおじちゃん家族が営む民宿に預けられたボクくんのひと夏の大冒険。
PS2ぼくのなつやすみ2海の冒険篇2日目、早速参りましょう。
8月2日 富海の島内散策
朝の始まりはラジオ体操、公園にておじちゃん一家と他にもチラホラ人が集まっていた。
この場面はムービーなので、元気に公園まで走るボクくんの姿は撮影できていない。
ラジオ体操も終わって場面が変わり、朝の食堂にいるボクくん。
テーブルには既におばちゃん特製の朝食が並んでいるけど、同世代の兄弟たちの姿が無かった。
昨夜、距離を縮めた優しい兄貴肌のタケシ、まだまだ距離感をはかって素直になれないシゲルの姿も見えない。
きっちりテーブルについていたボクくんも不思議そう。
このおじちゃん一家のルールでは食事は家族そろって…なのになぁ、なんて思っていると。
2人はロケットを見に行ったのだと教えてくれた。
…ロケットだと!?
少年では無い私もボクくんと共に童心に返っているので思わず反応する。
ロケットなんてめちゃくちゃワクワクする響きじゃないか。
しかも昭和50年という時代背景を考えるなら、それこそ私が思っているよりもボクくんはドキドキと胸高鳴っているに違いない。
おばちゃんが言うには「近所の子が、小さなロケット作って飛ばしてるの」とのこと。
ロケットを手作りだと!?
機械音痴の私にはアラサーになった今でも到底無理な工作だ。
それを作っている子が近所に住んでいるなんて、少年からするとヒーロー確定だろう。
おじちゃんは「ちょっと危なっかしいから、本当は2人を行かしたくないんだけどよ」と少々難色を示していたけど…。
おばちゃんはその子の事を応援してるんだって。
近所に住んでいる中学生の洋(よう)くんというお兄ちゃんが作っているのだと教えてくれた。
と、その時突然外から爆発音が…。
食堂から桟橋に出ると、ロケットが山中に墜落して行く所だった。
あれが噂の洋兄ちゃんのロケット…!残念な事に墜落しちゃったけど…。
「ダメだった」と残念そうに帰宅したタケシとシゲルの2人、今回は燃料の問題で失敗だったそう。
そしてここで、『補助バルブの数が不足している』事と『過去に墜落した物も全部回収したい』旨をタケシ伝えに聞く事になる。
…よし、まだ洋兄ちゃんと会ったことは無いけれど、ロケットを作る凄いお兄ちゃんの為に一肌脱ごうじゃないか!
ボクくんを始めとして、おばちゃんもタケシもシゲルも真っ直ぐ飛ぶロケットが見たい筈。
かく言う私も是非見たい、絶対に見たい。
この島のどこかにあるロケットのバルブ回収を胸に誓っていると、食堂に来客が。
「おばちゃん、アイスちょうだい」の声。
やって来たのは船で乗り合わせた靖子姉ちゃんだった。
靖子姉ちゃん昨日ぶりだねー。
残念ながら靖子姉ちゃんの好きなあずきのアイスは品切れのよう。
美味しいよね、あずきのアイス。
幼い頃に祖父が買ってくれた思い出の味、近頃食べていなかったからまた食べたいなぁ…なんて思い出に浸っていると素敵なお誘いが。
「ねぇ、お姉ちゃん家教えてあげるよ!」
私「マジで!」
ボクくん「え、いいの?」みたいな軽い感じで反応が薄い。
私の方が反応してるって。(笑)
現実アラサーの私は「靖子ちゃん、女の子が簡単にお家を教えると…」なんてお節介な思考になってしまったけど、相手は小学生のボクくんだもんね。
まだ富海にやって来て2日目でタケシ、シゲルの兄弟たちとも仲良しって訳じゃない。
きっとそんなボクくんを遊びに誘ってくれたんだな、と。
靖子姉ちゃん優しい。
そんな時にボクくんがこんな質問を、「お姉ちゃんのお父さんお母さんもおうちにいるの?」
その質問に「いや、うちは…」と少し間を置いた靖子姉ちゃんは「今、いっしょに暮らしているのはおじいちゃんと妹なんだ」と目線を合わせて答えてくれた。
それに対しても、「ふーん、そうなんだ」みたいな軽い感じのボクくん。
きっとボクくんは自分のお母さんとお父さんを思い浮かべながら、何の気無しに…それが当たり前であると思いながら質問したのだろう。
靖子姉ちゃんの少しの間の中に何が含まれているのか、純粋な少年ボクくんは考える事も無い。
かく言う私も幼い頃にプレイしていた時は靖子ちゃんの心境なんて、何にも考えていなかった。
って私は何度もプレイしているからこそ深く考えちゃうんだろうけど。(笑)
さて、「ラジオ体操をした公園の入り口で待ってるね」とその場を後にした靖子姉ちゃん。
気持ちを切り替えて”夏休みに高校生のお姉ちゃんの家に遊びに行く”というボクくんの視点に立ち直ろう。
よし、公園へ出発!…もう居ない…靖子姉ちゃん足速くない…?
…昨日ひとり船に揺られて心細そうだったボクくんに気さくに話しかけてくれた、優しいお姉ちゃん。
少年の視点で考えると純粋に嬉しいし、ちょっぴりドキドキする。
俊足の足を持つ靖子姉ちゃんを追うべく、いってきます!
遂に富海の島内散策だ。
本日も快晴で冒険日和、真夏の空の下を駆けるボクくんの背中が眩しい。
と、道中おじちゃんと会って釣竿を貸してくれた。
これで益々私とボクくんの夏休みが充実しそうだ。
昨夜の夕飯時も思ったけど、おじちゃんは童心を忘れない素敵な人だ。
この島での少年たちの遊び方をよく知っているのだろう。
釣りのやり方を教えてもらった。
よし、これからガンガン釣りもするぞ!
ありがとう、おじちゃん!
ボクくんは良い意味で遠慮や忖度が無い。
遊びにおいでと言ってくれる靖子姉ちゃんにも、釣竿を貸してくれたおじちゃんにも好意を好意としてそのまま受け取る事が出来るんだから。
そのまま真っ直ぐ突っ切ると立派な船を発見!
こんなの近所にあったら楽しすぎる!
絶対夕暮れまで遊ぶ自信がある。(笑)
余談だけど、おじちゃんは洋兄ちゃんのロケットにはちょっぴり心配気味だった。
少年心を網羅していそうなおじちゃんなので、「行ってこい!」と豪快に見送ってくれそうなのにちょっと意外。
親心として息子たちを行かせたくなかったのだろうけど。
色々経験を積んできた大人だからこそ”子供の冒険心と””危険”の両方を知っているんだね…。
強く反対したり、否定はしていなかった所から見守っているというスタンスかな?
息子たちに口出ししていないのだから、十分子供の心に寄り添うお父さんなんだと思う。
さて、この船の周辺は後日細かく散策するとして、公園へ急ごう!
先へ進むと次は昨日の船着き場が見えた。
奥には船頭さんの姿が…ちょっとお話して行こうかな…。
靖子姉ちゃんごめんなさい!
それにしても海が透き通っていて綺麗。
空も海も青くて、蝉の声と波音がどこまでも聞こえる。
画質が悪くて申し訳ないけれど、雰囲気だけでも伝わっていたら嬉しいな。
船頭さんに話しかけるとこんな話を聞いた。
『ロケットに迷惑している』…これは洋兄ちゃんのロケットの事だ。
おじちゃんとは違い、はっきりとした否定的な言葉に「どうして大人は」なんて思ってしまったけれど…。
船頭さん「山火事がおきたり、定置網にからんだり」…ってめちゃくちゃ明白に被害が出ていた。
山火事なんて大事だし、定置網に絡めば漁師さんに大変な迷惑じゃないか。
…大人たちの難色にも納得せざるを得ない。
子供心だけでは分からない、大人だからこそのしっかりとした理由があったんだね。
だとしたら「応援してる」と明るく言ったおばちゃんも見守っているおじちゃんも、かなりのレベルで寛大だ。
それでも次のロケット発射を目指している洋兄ちゃん…一体どんな子なんだろう。
最後に「大人たちはカンカンに怒ってるって伝えてくれよ」って言われたけど…それはボクくんに頼まないでよ!(笑)
まだ会った事も無いのに荷が重すぎるでしょ!
ボクくんにとっては凄いお兄ちゃんなんだよ…。
うーん…難しい…。
船頭さんとの会話を終えてやっと公園に到着。
特に画像が荒々しいな…。
テレビは古い上にカメラテクニックも無いのが原因だけど、これでもナイトモードにしたり結構頑張ったので何卒…。
そして靖子姉ちゃん遅くなってごめんなさい!
「遅ーい、熱射病になるかと思った」って言われちゃった。
「…そんなに待った?」と恐る恐る聞くボクくん。
…うん…途中で釣りのやり方とか聞いちゃってるしね…。
だけど「ちょっとだけ、ウソ」といたずらっぽいお返事を頂いた。
真面目で優しい雰囲気なんだけど、さては小悪魔ちゃんなのか…?
ひとりで「ふむ…」と唸るアラサーmamuに靖子姉ちゃんは語り出した。
正確にはボクくんになんだけど。
「青春的なモノサシで考えるとここって絶望的なところなんだ…」と、この故郷である富海に帰って来ても所謂友達がいないのだと教えてくれたけれど…。
実は昨日の港に知り合いらしきお兄ちゃんの姿があったのだ。
靖子姉ちゃんの知り合いらしきお兄ちゃんの姿を見ていたボクくんは「あれ?昨日、防波堤にいたお兄ちゃんは?」と素直に聞いちゃうんだなぁ…。
ちょっと言い淀んでしまった靖子姉ちゃんの様子から何かあったのだな、と察する事が出来る。
「あはは…まぁ、どうでもいいじゃない!」と笑っているけれど、少し寂しそうに見えるよ靖子姉ちゃん。
ボクくんは多分ちょっとした違和感を感じながらも、言葉のままを受け取るのかな。
さて、公園でのお喋りの後で約束通りお宅訪問!
実は靖子姉ちゃん家も大好きな私。
っていうかこの島に出てくる建物全部かわいい。
特徴的な丸い屋根のこの建物が靖子姉ちゃんのご自宅。
玄関とは別の裏庭からしか靖子姉ちゃんのお部屋に行けないのだという。
「家の中はつながってないの?」というボクくんの素朴な疑問に、以前は繋がっていたけれど「お母さんがうちを出てった時にドアのカギを持ってっちゃったから」と。
それが「我が家に深く刺さった問題なんだ」って…なんだか少し切ないけれど、秘密基地みたいでそれはそれで気に入ってるんだそう。
これが例の開かない扉。
って言うか素敵なお部屋だね靖子姉ちゃん!
窓が広くて緑が沢山…癒される空間だ。
ここまで見てくれた人には少し伝わると思うけど、このぼくのなつやすみというゲームはキャラクターとの会話から様々な人間模様が見えるのだ。
子供の頃は何も思わなかった一言が切なかったり素敵だったりする。
なので私のプレイは基本的に人とのコミュニケーションに重心を置いて進行して行く事になる。
勿論、他の虫取りや釣りも存分に楽しむんだけどね!
靖子姉ちゃんは他にもおじいちゃんを凄く尊敬している事、そして高校進学で沢山迷惑をかけてしまったと話してくれた。
まだ高校1年生でしょ…そんな事考えなくて良いんだよって私は思うけど、靖子姉ちゃんなりに沢山悩んだり考えたりしたんだろうな。
ボクくんはこの会話の中で何を感じたのだろう。
高くて丸い天井を見て「天文台みたいだね」っというボクくんの感想に、靖子姉ちゃんは少し嬉しそうだった。
そして「いつでも勝手に入って来ていいからね」っともう一段仲良し認定を頂いた!
靖子姉ちゃんはしっかり者の反面寂しがりやなのかも…という大人の感想は散々挟んだので置いておき、高校生のお姉ちゃん家に自由に出入りできるって相当凄いぞ!!(笑)
若干小学3年生で高校生のお友達がいるってクラスメイトが知ったら一目置かれる事間違いなし!
バンバン絵日記に描いちゃおうね、ボクくん!
「え?いつでも遊びに行けたよ?」って自慢して「すげぇ!」って言われよう。(笑)
そして早速、自由に2階で寛ぐボクくん。
このお部屋も涼やかな風が入って気持ち良さそう。
…多分靖子姉ちゃんが言ってくれた自由にとは違うだろうけどね。
何だか落ち着いたお部屋だし、ボクくんからは凄く大人に見えるんだろうな。
お邪魔しました!
自由研究も兼ねているし虫取りも進めないと。
今は靖子姉ちゃんのおじいちゃんが手入れしている庭、沢山お花が咲いていて綺麗。
こんな素敵なお庭で優雅に読書とかしてみたいな、ボクくんはアイスの方が良いか。
と、ここでお庭から見えていた公園に人影があったので、虫を取りつつ行ってみよう。
公園でひとり座っていたのは、靖子姉ちゃんの妹・光ちゃんだ。
「お姉ちゃんと待ち合わせしてたのって、あんた?なんであんたみたいな冴えないのと待ち合わせしたんだろう?」なんて言われてしまった。
光ちゃんはシゲルと同級生の小学2年生。
かわいらしい声と口調から、ちょっぴりおませな印象の女の子だ。
そんな光ちゃんの特技は占い。
この占いめちゃくちゃ当たるので、今日何をしよう?とゲーム内で迷ったら光ちゃんに聞けば間違いない。(笑)
赤丸が付いている数字が光ちゃんのおススメ。
イベントが起きたり、面白い人間関係が見られたりするのでこの日も占ってもらった。
ありがとう光ちゃん、これからお世話になります!
さて、占いを頭に入れて出発!
島をぐるっと一周してみようと歩いて民宿の前を通りがかり、アサガオの存在を思い出した。
危ない…すっかり忘れていた…。
しっかり水遣り完了、一番に咲かせるぞ!
一番右がボクくん、真ん中タケシ・左がシゲルだったかな…?
早く咲くと良いなぁ、なんて思いながらも島の奥へ進むとワクワクする物を発見!
これは、王道を行く秘密基地!
少年じゃなくても憧れる本格仕様。
これは探索するしかない、お邪魔します。
すると飛んできたのはタケシとシゲル。
昨夜同様シゲルに怒られてしまった。
勝手に入ってごめんね、でもこれはボクくんにとって凄い魅惑の場所だと思う。
大人の私もまぜて欲しいくらい羨ましいもん。
頼れる兄貴タケシは「よくここが分かったな」って、完璧に隠れてると思ってるんだね。
周りの大人たちも微笑ましく見守っているのかなーと想像。
かわいい。(笑)
この秘密基地ではカブトムシやクワガタを戦わせる”虫相撲”で遊ぶことが出来る。
タケシはクワガタやカブトムシ取りのコツを教えてくれた。
砂糖水をカブトムシやクワガタのいる木に塗っておくと、翌朝取れるんだとか。
これは私も砂糖水を作らねば…!と思っていたのに見事に忘れていた。
次の時に忘れずに作ろうと思う。
この虫相撲というのもこのゲームの要素として非常に重要で、カブトムシやクワガタの採集・育成で強くするというやり込み要素になっている。
昔プレイしていた弟なんかは会話そっちのけで虫相撲に励んでいた。
何処を極めるかは人それぞれだけど、私はこの虫相撲にも果敢に挑戦する予定だ。
砂糖水を使用する他の採集方法として、木を蹴とばすというのを教えてもらったので対虫相撲戦士が取れる木を探しながら再び島探索へ。
緑豊かな自然の中を疲れも知らず走るボクくんの姿に癒されながら進んでいると、早速ボクくんが反応。
「これってもしかして、カブトムシやクワガタの木かな?」と教えてくれるので蹴とばしてみる事にした。
クワガタかカブトムシ取れろー!
数回蹴とばしてゲットしたのは2匹のノコギリクワガタとオニクワガタ。
今日デビューするにはまずまずの数だろう。
この下昆虫の写真、苦手な人は注意です!
うんうん、立派なノコギリクワガタだ。
虫相撲頑張っておくれ。
クワガタが取れてボクくんも嬉しそう。
ただでさえクワガタなんて男の子の憧れなのに、タケシとシゲルに教えてもらった遊びに参加出来るんだからきっとワクワクしている事だろう。
他にも蝶々なんかの様々な昆虫を集めながら進んで、小さな小川の先の建物へ。
島を一周するにはここを通過するしか無い。
石伝いに川を渡るのって楽しいよね。
私は未だに楽しかったりします。(笑)
ボクくんにはこの小さな川も素敵な冒険だろうなぁ。
そうして到着したのはこれまたレトロでかわいい場所、この島唯一の診療所だ。
こんな所まで遊び場にしてしまって大丈夫だろうか…と大人の常識が頭を過るけれど、とりあえず進んでみよう。
お部屋の一室を覗いて見るとそこには先生と看護師さんの姿があった。
…お邪魔します。
怒られないかなぁ、という心配は無用だ。
「元気な人は来ちゃだめなんだ…」と気にするボク。
しかし、白髪の物腰柔らかなおじいちゃん先生は「そんなことはないよ」とボクくんの訪問を歓迎してくれた。
「快活な少年のお相手がこの老いぼれにつとまるかの~」
全然老いぼれなんかじゃないよ!
おばちゃんの時同様におじいちゃんの肩たたきを買って出た。
元気で長生きしてね、という純粋な思いとお駄賃…。(笑)
私は幼い頃からこのおじいちゃんが好きだった。
落ち着いた声色に優しい言葉、ゲームの構造上目的もあるのでお駄賃は頂くけど会話したいので結構な頻度で遊びに来ると思うのでこれからよろしくお願いします。
そしてお隣にいるのは、看護師の凪咲(なぎさ)さん。
こちらのお姉さんもめっちゃ優しい。
「お母さんといっしょに来てるの?」という質問に、お母さんは臨月だから夏休み中おじちゃん家に預けられているんだと答えたボクくん。
ボクくんにかけてくれた「そうなの…ちょっと寂しいね」というこの言葉が優しくて染みる。
多分ボクくんも心細さに寄り添ってくれる真っ直ぐな言葉に安堵したんじゃないだろうか。
最後には「じゃあ、お姉さんで良ければいつでも遊んであげるからここにいらっしゃい…」と言ってくれた。
同じ優しいにも多様な優しさの種類があるんだなぁと思う。
靖子姉ちゃんより大人の凪咲さんの声色は、落ち着いていて母性を感じる物だった。
ボクくんも本能的にそういう安心感を感じているかも。
と、ここで思う事は『ボクくん年上キラーだな!』という事。(笑)
次々お姉さんたちと仲良くなるのだから凄い。
さて、そろそろ夕飯の時間が迫っているので秘密基地へダッシュ!
私とボクくんが捕まえたクワガタの強さを見せてやる!なんて一瞬で童心に返った心。
第一戦目はタケシ、いざ晨朝に勝負!!
次はオニクワガタでシゲルと勝負!
熱く盛り上がる少年たちとお揃いに、コントローラーをギュッと握って本気で応援する私。
クワガタ同士の相性・技レベル・体力とやり込み甲斐があるので何度プレイしてもドキドキする。
頑張れボクくんのクワガター!
…結果は残念なものだった。
ノコギリクワガタ・オニクワガタ共に1勝1負…っ。
負けてしまうとその日そのクワガタは翌日まで戦えないルールになっている。
実は10勝するとクワガタに名前が付けられるのだけど、強いボスと戦える可能性が出てくるのはここから…。
夏休み早々から育て始めるのが攻略の近道なのだけど…また明日から頑張ろう!
虫相撲が思いの外あっさり終わってしまったので、一足先におじちゃん家に戻って釣りでもしようかな。
夕日に染まる大好きな場所で釣り、贅沢だなぁ。
波音に癒される…。
夕飯の時間は絶対厳守なのでそれまでの時間で何か釣れたらいいな。
透き通った海の中で魚が生き生きと泳いでいる姿も見えて、釣りも楽しい。
と、コントローラーに振動が!
ボクくんが、よいしょ!と釣り上げた初のお魚は果たして…。
ちっさ。(笑)
ネンブツダイ81ミリ…まぁ、初めての釣りで魚を釣り上げただけ良いか!
クワガタの虫相撲に続き、この魚釣りもやり込み要素だろう。
ボクくんが釣った魚は魚図鑑に登録される仕様になっているので、沢山釣りして図鑑を埋めるだけでも楽しい。
と、夕飯時に早速『釣りした?』とおじちゃんから質問が。
ついさっき釣りしたよ!
はいを選択するとおばちゃんからこんな提案が。
「おっきいのを釣ってきたらみんなで食べましょうね」
そう、ボクくんが釣り上げた大物を夕飯に並べて貰う事が出来るのだ。
こういうちょっとしたイベントがあるだけでやる気が随分違う。
きっとボクくんも皆に食べて貰える!と張り切っているだろう。
提示された目標は50センチ、海ならマコガレイやイシダイ。
川ならイワナが大物を狙えるそう。
よし、それもコンプリートしてみせようじゃないか。
人との潤沢な交流・虫相撲でボスに勝利・アサガオ早咲き第一位・虫と魚図鑑のコンプリート・バルブ集め・夕飯に3種類の大物を持ってくる…結構目標が多い。(笑)
でもこれくらい目標が多い方が目一杯遊べて、ボクくんの夏休みも充実したものになるだろう。
ちなみにこの日の夕食はてこね寿司で、晩御飯メニュークイズも大正解だった。
やったね!
最後にタケシとシゲルとお喋り、話題は好きな授業について。
そんな会話もう随分と昔にしたきりだ。
タケシは体育と避難訓練が好きだそう。
弟のシゲルに「避難訓練は授業じゃないよ」と言われちゃっていた。
ナイス、ツッコミ。
ボクくんはどの授業が好きなんだろう、私が小学生の時は理科と国語だったな。
なんて、普段思い出さない記憶が蘇った。
さて、自室に戻ってタケシに借りている昆虫採集セットで昆虫図鑑を埋める作業。
この日どれだけ新しい虫が取れたかな、と楽しい瞬間でもある。
私は実物の昆虫採集セットを見た事もないけれど、昭和って本当に凄い時代だね。
この日取れたのはクワガタを除いて9匹だった。
虫かごの容量を考えて慎重になっていたけど、明日はもう少し大胆に攻めてみようかな。
この日のボクくんの日記は靖子姉ちゃんの事だった。
よし、明日も沢山の目標に向けていっぱい遊ぼう。
つづく
【中古】 ぼくのなつやすみ2 海の冒険編 PS2 the Best(再販) /PS2 【中古】afb 価格:1,078円 |
コメント