【恐怖】大きな蜂がウチの軒先に引っ越してきた話

蜂の巣のイラスト 日常
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

この話は今から約2週間前に遡る。

リビングで寛ぎながらバラエティー番組にほくそ笑んでいた時だ。

何気なくテレビの奥にある窓を眺めていると、大きな虫の姿を視界に捉えた。

私の家のテレビは悲しい事にランチョンマットくらいのサイズしか無く、何の遮りも無く窓の外を眺められるのでその光景に間違いは無かった。

一応ウチのテレビの話はコチラ

途端に笑顔が消えたリビング、室内にはテレビから流れる大袈裟な笑い声だけが響く。

この時の私の動きは忍くらい俊敏だった。

私、そしてルームシェアで衣食住を共にしている親友ちゃんは、両者共に大の虫嫌いだ。

窓に張り付いてじっと動向を観察する私の目付きは、獲物を発見した爬虫類さながらだったに違いない。

窓の外、ちょっとした軒に大きな蜂が止まっていたのである。

パッと見から危険な大きい蜂が何やらゴソゴソしていて、私は本能的に察した『こいつらここに巣を作る気だ』と…。

正直私は驚いていた。

だってここは田舎と呼ぶにはコンクリートだらけで、自然環境が豊富だとは言えない立地にあるマンションなのである。

難波や梅田などの繁華街までも、楽々アクセス可能な市内の閑静なマンションでこんな事があるのだろうか。

いや、実際に目の前で起きているのだから事実としてあるのだ。

私は本能が赴くままに窓を叩いた。

城を構えるには相応しくない危険な場所だと感じるように、精一杯振動を与えようとしたのである。

その目論見はある意味成功した…本当にある意味だが、窓の軒先は相応しい場所では無いと判断した蜂たちはその場から飛び立ったのだ。

そうして次に羽を降ろしたのが我が家のベランダの軒先だった。

「え、嘘やん」と素の声が出た。

おまけに次は窓を叩いてみたところで振動が届いているようには見えなかった。

その写真を今から貼り付けるので、虫が苦手な人は観覧注意!

私たちは唖然としながら50度見くらいしたし、繁々と眺めてしまった。

丁度、指の第二関節までくらいの大きさの蜂が『ここを我が城とする!』と決めた瞬間を無力に見る事しか出来ないなんて…。

私たちが所持している武器は精々、黒光りG・蚊・ノミ・ダニくらいしか対応していない。

そもそも平穏に暮らしていて、蜂と戦う日が来るとは想像だにしていなかった。

調べてみると我が家にやって来たお呼びでない居候はアシナガバチで、腰の部分がくびれている蜂は針を刺す危険な種だと記載されていた。

するとどうだろう、ベランダの軒下にいる奴らは羨ましいくらいに腰がくびれているではないか。

更に追い打ちをかけたのは、”7~8月の蜂は危険性をピークに迎える”との注意喚起。

ただでさえ虫が怖いのに相手は刺されればアナフィラキシーショックを受けるかもしれない巨大蜂、戦意を向ける前に全力で白旗だ。

情報収集を終えた私たちは、無力なまま管理会社へ連絡をした。

夜になると蜂たちはベランダの軒下に身を寄せてじっと動かなくなったが、どうやら昼行性らしく夜は動かないらしい。

まるで眠っているような姿に襲撃するなら今かとも思ったけれど、数日後に管理会社の方が来てくれる事になったし、変に刺激してその人が襲われては大変だとそのままにした。

こうして私たちは、晴天の日に洗濯物も干せぬまま蜂を眺める謎の日々を送る羽目になってしまった。

翌日、蜂の巣らしき小さな物体が出来ていた。

何処かに飛んで行ってはせっせと巣を作る蜂。

昨日より蜂の知識を身に付けた私はそんな蜂を眺めていた。

何でも民家の窓や扉付近に出来る巣は大変危険らしく、ちょっとした振動も攻撃と受け取って襲ってくるらしい。

巣の大きさは最大でも15cm~20cm…こんな小さな物がそんなに大きくなるのかぁ…と思った。

主なエサは芋虫や毛虫…この近所に一応公園があるのでそこからは近場になるのかな。

…そうして蜂を眺めて過ごした数日後に管理会社からひとりの男性がやって来た。

てっきり防護服とかを想像していた私は、普通の作業着姿のしかも若い男性の姿に驚いたものである。

男性は蜂の姿を確認すると早速作業に入ると言った。

手に持っているのは市販の蜂用殺虫剤…少々ハラハラしながらも待っていたのは時間にするとたった2分くらいのものだった。

男性はその間、蜂の駆除の他に外壁を拭いてくれたり巣を取り払ったり、追い打ちで殺虫剤を噴射してくれたりと、大変素晴らしいプラスアルファーを見せた後

「蜂って殺虫剤めっちゃ効くんで、すぐ死にます!」と爽やかに言った。

内心、人間も刺されたら最悪死ぬで…と思ったが本当に感謝しかない!

彼の活躍があったからこそ、我が家はベランダという敷地を再び手にすることが出来たのである。

こうして平穏を取り戻した私たちだが、数日蜂の観察をしていたからだろうか…あまりに呆気ない最後に物悲しさを覚えた。

駆除が完了した数時間後に外に出ていた働き蜂が1匹ベランダにやって来た。

こういう蜂を戻り蜂と言って、近くに再び巣を作ることがあるので注意が必要なんだそうだ。

しかし、その蜂は暫くベランダの周囲を眺めた後に二度と此処へは帰って来なかった。

働きに出ている内に忽然と消えた家と仲間たち…蜂はきっと仲間たちの行方を捜しているのだろう。

私の脳裏には眠るように寄り添っていた蜂たちの姿が蘇った。

しかし私たちも生活を営んでいるので、刺されては困る。

よって、私には蜂の終幕を悲しむ資格はない。

そして、出来ればもう二度と来ないで欲しいと思っている。

管理会社の男性が装備していた殺虫剤…買おうかな…。

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