皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。
自然への渇望からPS2ぼくのなつやすみ2海の冒険篇を引っ張り出した私は、昭和50年の8月を駆け回る少年と共に夏を謳歌する事にした。
青い空に入道雲、キラキラと光る海の元を全力で駆けるボクくんは、大人が忘れてしまった宝物みたいなひと夏を過ごすのだ。
眩しくて胸が弾む一方、懐かしくてどこか切ないそんなボクくんと私の夏休みの記録である。
一応、前回の様子はコチラ
すっかり日付が追い越してしまったけれど…さて、今日は何をしよう。
7日目 富海の人々
今日も今日とておじちゃん一家と朝食を済ませて、元気に富海の町へ出発!
いの一番にアサガオの元へダッシュすると、ボクくんのアサガオには蕾が沢山付いていた。
右がボクくんのアサガオ!見て、蕾が付いた…!
日々忘れずに水遣りした甲斐があるというものだ。
はしゃぐアラサーと無反応のボクくん…いや、忘れなかったのは私かもしれないけれど水遣りをしていたのはボクくんだろう…?
もっと喜んでも良いのになぁ…もうすぐ花が咲くんだぞ?
…とりあえず今日も占いを聞きに行こう。
この作中屈指の占いの達人である光ちゃん、この子におススメの場所を占って貰えば面白いイベントや会話を楽しめる的中率驚異の100%という優秀な占い少女である。
いつものように占って貰う気満々で話しかけると光ちゃんは少し浮かない様子だった。
話を聞いてみると公園や海で遊ぶのも飽きてきたのだとか。
都会っ子のボクくんからしてみれば新鮮な体験で満ちている日々でも、ここで生まれ育った光ちゃんからしてみれば代り映えしない退屈さがあるのだろう。
そんな事をボクくんが考えているかは知らないが、ふーむと考え込んでいる内に素敵なお誘いを受けた。
「ねえ、あんた今日は光といっしょに秘密の砂浜まで行かない?」
男の子大嫌いを公言する光ちゃんからのお誘い、これにはボクくんも動揺を隠しきれない様子だったが、乗らない手は無いだろう!
いつも公園でひとり座っている光ちゃんの姿を思うと、同年代の子と遊ぶ姿が見られて本当に良かったと微笑む私は最早親戚のおばちゃん目線である。
それに秘密の砂浜なんて少年心を擽るワードだ。
そうと決まればと張り切る光ちゃんに癒されてニヤニヤする私と平静を装うボクくん…この少年は結構クールなのかもしれない。
光ちゃんに先導される形でいざ秘密の砂浜へ!と、その前にまず立ち寄ったのは光ちゃん家の愛犬ケン坊の前。
ボクくんも時折撫でに来る大きなワンちゃんだ。
光ちゃんはそんな愛犬ケン坊を大切なお友達と紹介してくれた。
めっちゃ良い子やん。
今まで沢山の動物と暮らしてきた私にピンポイントで刺さった。
近所には苦手な男の子しかいないから、ケン坊が光ちゃんの話し相手になっているのかも。
次いで、秘密の砂浜へ行く為に光ちゃんのおじいちゃんが務める診療所を通り抜ける事に。
「うちのおじいちゃんが、今までのお医者さんの中で一番長く勤めているんだって」
いつも光ちゃんのおじいちゃんにはお世話になってます。(笑)
チャーミングなおじいちゃんなので、ずっと健康に長生きして欲しい。
きっとボクくんだって楽しいお話をしてくれるおじいちゃん先生が大好きだろう。
余談だが、私は幼い頃例に漏れず注射が苦手だった。
この富海にいるおじいちゃんみたいな先生だったら、少しは怖くなかったかもなんて思ったり。
光ちゃんは先に行ってしまったけれど、折角立ち寄ったので2人とお話して行こうかな~と思っていたら看護師の凪咲さんからこんな事を聞いてしまった。
「お姉さん、明日の日曜日デートなんだよ…」
これにはボクくんも「え!だっだれと?」とビックリした様子だ。
凪咲さんはそんなボクくんへ心底嬉しそうに「ヒミツ!」と囁いた。
恋してるんだね凪咲さん…キャー!!!画面越しに私まで甘酸っぱい気分。(笑)
…と、ボクくんも光ちゃんと遊んでいる最中だった、先を急ぐ。
診療所を抜けて緑が茂る小道へ、画面中央に立っている木はクワガタが捕れる木だ。
それを証拠に私が憑依しているボクくんはクイーンカブトを倒す為、日々この木を執拗に蹴とばしている。
しかし、それよりもだ…唐突に光ちゃんを呼び捨てにするボクくん。
さらっと「光はクワガタ採らないの?」って。
おい!!!!!(笑)
凪咲さんのデートの話に触発されてしまったのだろうか。
光ちゃんも普通に喋ってるけど、良いの!?
男の子嫌いの女の子が心を開いてくれている事に喜ぶべきか、スケコマシに育ちそうな少年を危惧すべきか悩む。
そんな私の事を置いてけぼりに2人は漸く秘密の砂浜へ辿り着いた。
滝が見える綺麗な砂浜だ。
プレイしていると分かるのだが、ここの砂浜って本当にひっそりある感じで秘密の砂浜という響きにぴったりだと思う。
どうして秘密の砂浜なの?というボクくんの質問に、光ちゃんは「最近まで知らなかったんだ」と教えてくれた。
光ちゃんは、タケシやシゲルみたいに野山を駆け回って遊ぶタイプではないのだろう。
そしてここでいつもの如く唐突に登場するカメラマン・サイモン。
この日の記念を写真という形で残してくれるのは嬉しいのだが、本当に忽然と現れるのでびっくりする。(笑)
とは言え、最近退屈していた光ちゃんも単独で野山を駆けていたボクくんも楽しかったんじゃないだろうか。
最初こそツンとしていた女の子が楽しそうにしている姿を見られるのは純粋に嬉しい事だ。
ボクくんをその場に置き去りにしたままさっさと帰って行く姿には私の方が笑ってしまったが、光ちゃんはその後「中々楽しかったよ」なんて言いながら笑ってくれた。
その後民宿2階にてサイモンと談笑していると、隣室に宿泊している女子大生がサイモンを訪ねてきた。
お部屋を訪ねた際に知っていたけれど、この女子大生かなりのヘビースモーカーである。
どうやら煙草が切れたらしくサイモンにお裾分けしてもらいに来たようだ。
昨日の今日で随分な溶け込み具合に驚く私だが、ボクくんやサイモンは然程気にしていない様子だった。
サイモン曰く女子大生は元気だけどミステリアスな所があるとの事。
…部屋に山積みになっている新聞とかタケシの新規で宿泊するお客さんは珍しいという発言も相まって、やはり何だか怪しい。
ボクくんも私と同じ事を考えたのかは知らないけれど、その後女子大生の部屋を訪ねたボクくんはこんな質問を投げかけた。
「女子大生は何でここに来たの?」
やはり少年であるボクくんも女子大生を不思議な人物だと思っているのかも。
「船に乗って来たよ」
あっけらかんと答えを濁す女子大生…ますます怪しいな…。
そんな釈然としない答えにボクくんも辛辣になる。
「…小学生レベルだね」
こらこら!と慌てた私だが、女子大生がそれ以上話してくれる事はなかった。
サイモンの言った通りやはりミステリアスなお姉さんである。
その後、またしても富海の町に繰り出したボクくんが出会ったのは、タケシとシゲル兄弟。
早速ご挨拶してみると…。
「海の波の音が、この岩の中から聞こえたんだよ!」とシゲルが教えてくれた。
「またまた~ホントかよ?」と信じていない風なタケシだけど、本当なのだろうか。
この場合大人の私にも不思議な話だけれど、そう言えば子供時代にはもっと沢山の不思議な事が日常の中に満ちていたなぁと思ったり。
本当に幼い頃に何故水がこぼれてしまうのか真剣に不思議がっていた事を何故か思い出した。
その後、虫相撲に奮起するも惨敗…明日また頑張ろう。
そして夕方の診療所にて、ボクくんは新たな登場人物と出会った。
いつの間に入院していたのだろう…。
カーテンの揺れる窓から外を眺めていたその人は、とても優しい声をしていた。
「…ねぇキミは悲しいこと、平気かな?」
この言葉の意味が何を指すのかボクくんには分からない。
何度もプレイしている私は、心の中でお姉さんとの再会にジーンとしていた。
名前は教えて貰えなかったけれど、心臓が悪いのだとか。
どことなく儚くて、不思議な雰囲気を持ったお姉さんだ。
夕暮れが見える窓辺とも相まって、何ともノスタルジック。
また来ても良いと言ってくれたので、これから遊びに来る事にしよう。
そろそろ夕飯時なので、おばちゃんの晩御飯クイズに参加する為に急いでキッチンへ!
すると外からギターの音色が響いていた。
女子大生、ギター弾けるのか!凄い!
弾いていたのは、スペインの『アルハンブラの想い』という曲なんだそう。
夕焼けの海に合う何とも言えない響きを、ボクくんは「何だか悲しい曲だね」と言った。
うん、私もそう思う。
なんだか寂し気なメロディーが海の波音と混ざって何だか切ない気分になる。
それを感じているボクくんの繊細な感性がこのままスクスク伸びて欲しいな。
夕食は食堂にておじちゃん一家と頂いて、食後の居間にて拗ねているシゲルを発見した。
「おい!おまえ、今日光とどこまで行ったんだよ?」
見事なプンプンボイス、かわいい。(笑)
そんなに怒っちゃうと隣のお母さんにバレバレじゃないだろうか…とか要らない心配かな。
多分流石のボクくんでも勘付いてしまっただろう。
さて、今夜は夜の公園で靖子姉ちゃんとお喋り。
ブランコに揺られながら夜空を見上げる靖子姉ちゃんはどこか寂しそうに見えた。
「昔よく、お父さんとこの公園に来てふたりで星を見てたんだ」
懐かしむような声色に胸がぎゅっとした。
…しかし、富海で見る星空はめちゃくちゃ綺麗なんだろうなぁ。
この日の絵日記は夕方の診療所で出会ったお姉さんの事だった。
この日は光ちゃんと遊んだり、富海の人たちと沢山話した1日だった。
明日は何をして遊ぼうかな~。
つづく
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