【岐阜県7】高山陣屋で歴史を巡りその後ドタバタだった車中泊旅最終回

高山陣屋 居間 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

前回、飛騨高山の古い町並みを堪能しつつ高山陣屋までやって来た私たちは、江戸時代の所謂市役所的な場所をワクワクと巡り始めた。

一応前回の様子はコチラ

さて、前回ご紹介した執務室の真正面には『御白洲(おしらす)』があった。

江戸時代の奉行所などで訴訟機関なんかにおける法廷が置かれた場所だ。

時代劇とかで白い砂利が敷かれた所に人が正座している例のあの場所である!

はぇ~お代官様に弁明したりするあの場所かぁ~と感激する私たち(笑)

地べたに正座は辛いなー…とか思っていたらこちらは役所窓口的な所だったみたい。

高山陣屋の全てを見せてしまうと行ってみたいな、と思っている人のお楽しみを減少させてしまいそうなので全ては書かないけれど、本当に興味深い所だった。

立っている説明看板には簡潔な文章のみで、QRコードのガイドも数カ所しかない。

圧倒的に説明が不足していると感じたのは、きっとボランティアガイドさんが活躍出来ないご時世故なのだろう。

だからと言っては何だが、ぼんやり眺めるだけならば「何か綺麗な所だったね」くらいの感想でスラスラ回れてしまうだろうと思う。

しかしながら、想像力を働かせて見るだけで勝手に憶測出来て楽しい見学になった。

こちらは執務を行う人達が出勤する為の出入口との事で、出入り口がお代官様と違うのは当たり前としてもその他沢山の出入口が存在し、前回に記載したのと同様に身分階級に厳しいのだろうと思ったり。

その他にも、見ていると地位の高い人や客人をもてなす客間には淵に柄の付いた畳が使用されているのに対して、淵はあるものの柄の無い淵の畳は地元の方が使用する部屋だったりする事を発見した。

お茶くみ場や休憩室に至っては、畳の淵が無いのでその辺も身分階級とか見栄えが関係しているのだろうと勝手に憶測!(笑)

そして、この時は非常に残念な事に大きな台所部分が改修工事中で見る事が出来なかった…。

天井が高い!!

この先は立ち入り禁止で立ち入れなかったけれど、また修繕工事が終わった頃に見に来たいなぁ。

その他、『嵐山之間』という郡代が生活した場所が絵画を元に復元されていて、茶室まで付いた立派な空間になっていた。

ちなみに郡代とは代官の上位互換みたいな役職で、ふんわり説明すると代官が小さな領土を治めているのに対し郡代は大きな領土を治める役職だ。

謂わば、時の権力者の生活場所なので何とも雅な雰囲気だった。

そんな優雅な部屋を通り過ぎて、中でも特に雰囲気抜群だな!と感じたのは居間だ。

政務の途中で休憩する為のお部屋だそうだが、畳に淵があり更に奥の畳の淵には柄があしらわれていたので高貴な身分の人々の休憩スペースなのだと勝手に思った。

ちなみに、敷かれている赤い絨毯は道しるべ的な物なので気にしなくて大丈夫です。

この日、日陰はひんやりと肌寒いものの陽だまりはポカポカしていて、縁側に腰掛けると心底心地が良かった。

何処からか聞こえる水音と木々が揺れる音に耳を傾けてただぼんやり庭園を眺めれば、そのまま昼寝してしまいたいくらい。

私と親友ちゃんは「眠くなくてもここなら寝れる!」と訳の分からない事で盛り上がった。

休憩の為に用意された部屋はまさに心までリフレッシュするような素敵なお部屋だったのだ。

ど真ん中を陣取るアラサーが非常に邪魔だが、本当に心地良くて私たちは暫く庭を眺めていた。

居間で聞こえていた水音の正体はすぐに発覚した。

これ何て名称なんだろう…ん~…情緒の塊。

他にも会議に使用されていた大広間や、当時のお手洗い等興味深いお部屋を繁々と見学。

本当は全てご紹介したいけれど、実物を見て私たちと同じように「はぇ~!」となって欲しいので敢えて割愛するとして…。

衝撃的だったのがこちらの冒頭に登場した所とは違う『御白洲(おしらす)』である。

御白洲の由来は砂利が敷かれて白く見えるからみたいな「ほーん」って感じの由来なのだが、犯罪者を吟味するこの場所でまたしても身分階級が登場する事に驚いた。

一般庶民はこの砂利石の上で訴訟されるのが常であり、更にはギザギザの木の上に正座で座らされ、その上に抱き石なる大きな長方形の石を膝の上に乗せられるというのだからたまったものじゃない!

由緒ある浪人等は板縁で、武士・僧侶・神官は縁側で吟味を受けたと書いた説明書にこの世の不条理を感じた。

一般庶民が拷問まがいの尋問を受けている一方、位の高い人は縁側で尋問…いや、もう雰囲気の違いから対談じゃないだろうか。

時代と共に色んなことが移り変わっていくけれど、私は少なからず現代に生きていて良かったと思った。

大奥とか見ていると、昔って庶民は庶民で大変だし成り上がったりしたら毒殺されるのが常である。

いや~現代のただのフリーターで本当に良かった!(笑)

高山陣屋のご紹介として最後に凄く感激したのがこちらの『御蔵(おんくら)』だ。

年貢のお米を備蓄しておく場所!

日本に現存する江戸時代の米蔵として全国で最古・最大級なんだそうで、天井はめっちゃ高いし当時の雰囲気をありありと感じる事が出来た。

これも入り口でガイドさんに教えて貰った事なのだが、この蔵に使われている木材は今は無き高山城三之丸から移築された物なのだそう。

その他にも様々な資料が展示されていて、私たちはフムフムと見学し約2時間を掛けて高山陣屋を楽しんだ。

もう好奇心が擽られてめっちゃ楽しかった!!

出入口の門から親切だったガイドさんに「ありがとうございました!」とお礼を伝えて次の目的地へ。

夢中になって楽しんでいたものだから少し小腹が…(笑)

高山陣屋を背にして左手にある『陣屋だんご店』で飛騨高山名物のみたらし団子¥90円を購入!

飛騨高山のみたらし団子は甘くないと有名である。

お砂糖が貴重だった昔はこっちの方が主流だったそうだけれど、大阪で生まれ育った私は甘いみたらし団子しか知らない。

と言う訳で、ご当地の味を楽しむ為に早速いただきます!

甘くないと事前に知っていたからだろうか…めっちゃ美味しいぃ~。

知らなかったらめっちゃビックリしただろうな(笑)

つき立てみたいにモッチモチで柔らかなお団子に焙られて香ばしいお醤油風味。

これこそあれだ、おつまみになるお団子!

勿論、慣れ親しんだ甘いみたらし団子も好きだけど、香ばしいみたらし団子も好きだった。

計3時間30分の飛騨高山観光…美しい町並みと深い歴史・美味しいご当地グルメを目一杯楽しんだ!

気になる市営かじ橋駐車場の3時間半のお値段は1050円だった。

観光地の中心街と考えると…まぁ!(笑)

その後私たちは、本来帰路に付く筈だったのだが、時間に余裕があったので急遽観光を続行する事に!

ワクワクしながら世界遺産である白川郷を目指して出発したのだが…。

白川郷へ続く有料道路を目前にお手洗いへ立ち寄り、私たちは互いに見つめ合った。

「今財布にいくら残ってる…?」

「…500円」

「え、私も500円!お揃いや~ん!」

キャッキャと爆笑する私たちの財布には、たった500円ずつしか残っていなかったのだ。

白川郷へ行くには絶対に有料道路を使うしかないので、私たちの観光は時刻的にも所持金的にもこの時点で終わる事となった。

…爆笑。

目前に迫った白川郷を前に引き返すのは、めちゃめちゃ悔しかったけれどここからの山道ドライブも楽しかった!

日が暮れて暗くなって行く山道にて遭遇したのは野生の大きな鹿と小熊。

正直、ドライブ中に小熊と遭遇したのは初めてたっだので驚いた!

近くに母熊もいたんだろうなと思うとゾッとするが、車内から目撃しただけなので大丈夫だろう。

その後、19時を過ぎてすっかり暗くなった頃ようやく人里まで降りてきた私たちは、これまで現金で頑張って来たけれど秘儀カード払いで地元の方々に人気の飛騨牛の焼肉を堪能した。

急遽検索して立ち寄った『天風』さんというお店だが、精肉店が営んでいるからか普通のリーズナブルなお肉からもっと値が張りそうな飛騨牛までメニューに並んでいた。

飛騨牛は部位によって一人前700円~1980円くらい。

普通のお肉は330円~715円くらい。

私たちは飛騨牛を3種類普通のお肉を2種類一人前ずつ頼む事にした。

白米と肉のみ注文する私たち…ガッツリ食べる気満々である。

最早何が何の部位やらわからないが、腹ペコだった私たちは心底幸せな笑みを浮かべていたに違いない。

脂が甘くて柔らかい…美味しい!飛騨牛じゃない方のお肉も美味しい!

焼肉に至っては、お肉を食べる量とか頼むものとかに左右されるので参考になるか分からないが、私たちはこの後1部位を一人前だけ追加注文してお会計¥6270円だった。

岐阜県最後の食事美味しかったです、ご馳走様でした!

そうして、お肉で幸せ気分になった私たちはご機嫌に歌を歌ったりしながら大阪方面へ走り、自宅に帰る頃には深夜0時を越えていた。

と言う訳で、ここまでが私たちの岐阜旅行の記録である。

神秘的なモネの池・そこかしこから水音が聞こえる郡上八幡・透明度抜群の付知峡・歴史の町飛騨高山…白川郷に行けなかったのも含めてめっちゃくちゃ良い思い出である!

あ~本当に楽しかった!もう今から白川郷のリベンジに燃えているし、既にめっちゃ行きたい(笑)

ここまでお付き合い頂いたあなたに少しでも楽しんで頂けて、ささやかながら旅の参考に出来る情報を綴れていたら本当に嬉しく思う。

さて、次は何処に行こうかな~!

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