【岐阜県4】岐阜ブルーと呼ばれる絶景の滝付知峡に感激した車中泊旅

水に浸されたキュウリやトマト 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

まだまだ続く岐阜の旅だが、1日目の観光はいよいよ今回で最後である。

自粛が明けたのを見計らい念願だった岐阜県へ深夜に車を走らせたのは、私とルームシェア相手の親友ちゃん。

SNSで有名になったモネの池、水の生まれる町郡上八幡を観光した後私たちが目指したのは美しいと噂の付知峡(つけちきょう)だ。

付知峡以前の観光の記録はコチラ

郡上八幡から次の目的地である付知峡まで下道で約1時間30分。

本当に良いお天気で淡いながら真っ青な空と山が美しい景色を見せてくれていたのだが、この日唯一見た雲も素敵なものだった。

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』をご存じの方なら頷いてくれるだろう。

青空侍こと井尻又兵衛由俊の旗印が青地に雲なのだが、それとそっくりな雲が浮かんでいた。

ドライブの道中、ただ空に浮かぶ雲にも嬉々と会話を弾ませる私たちは本当にこの時を楽しんでいた。

細い山道を進んで付知峡に到着したのは15時近くで、駐車場には沢山の車が停まっていた。

駐車場は無料!

この日は私たちより年齢層が高めのカップルが多くて落ち着いている印象。

と言うか、付知峡みたいな観光地にピチピチの若者がいる印象はあまりないな…綺麗なのに!

さて、早速ちょっとしたハイキングへ出発!

赴きあるお食事処が素敵だ~。

流しそうめんの看板に清流を眺めながらなんて楽しいだろうな、と食べないにも関わらずワクワクしたり(笑)

店先には、水に浸された艶々のトマトやキュウリ、ラムネとかなんでこんなに魅力的なんだろう!

奥の生け簀には、鮎が泳いでいて観光地らしい雰囲気は眺めているだけで楽しかった。

付知峡には1周800mの遊歩道があるのだが、先にスタート地点から10分くらいの距離にある不動滝を目指す事にした。

道は舗装されていると書かれていたけれど、けっこう凸凹している。

スタート地点付近の辺りは確かにしっかり舗装されていたけれど、進むにつれて段の不揃いな石段や凸凹な地面へと変化していくので靴は履き慣れていて汚れても気にならない物が良いだろう。

足腰に不安がある人や小さすぎるお子さんを連れて歩くには険しい道のりだと感じた。

そうでなくても、地面が濡れていたり落ち葉の上は滑りやすいので注意だ。

不動滝まで多分半分くらいの地点に流れるこの川が不動滝になるのだと、帰り道に気付いて感慨深かったのが印象的。

影から漏れる木漏れ日が揺れて、町中よりひんやりとした空気が爽やかだ。

森の雰囲気もなんだか絵本やジブリに登場しそうな光景に見えて滝を目指す道中も楽しかった。

ここからは石段を下るのだが、上から眺めた光景も何だか凄い…!

大きな滝音が間近に迫って、お目当てはもう直ぐなのだと思えば足は先に先にと急いだ。

付知峡は『森林浴の森日本100選』『岐阜の名水50選』『飛騨美濃紅葉33選』などにも選ばれている森なのだそう、色々な100選があるんだなぁ。

私たちが訪れた10月初めは、紅葉にはまだ早い様子だった。

チラリと見えた川の色が既に美しくて息を飲む。

この日、本当に沢山の綺麗な川を見て来たけれど「これが岐阜ブルーか…!」と戦慄したのである。

訪れた時間帯的に少し陽が陰ってしまっているが、それでもクリアブルーの色味は存分に輝いて見えた。

こういう色をした川を青川と呼ぶそうなのだが、日本各地色々な川や滝を見てきたけれどこんなにも鮮やかな滝は生まれて初めて見た。

もうめっっっっちゃ綺麗!!!

滝を望む展望台的な場所はもう目前。

中央に巨大な岩があって、苔がそれを覆っているのも何だか神秘的だ。

少し先にマダムがいらっしゃったので、モザイク処理しているがその先の川の色が見えるだろうか。

展望台から覗いた不動滝の景色は、やはり絶景としか言いようが無いものだった。

耳に賑やかな滝音が響いて深呼吸すれば、マイナスイオンたっぷりの冷たい空気が胸に広がった。

いや、本当にめっちゃ綺麗…。

遠目からも一目瞭然の透明度、透き通るクリアブルーが本当に圧巻だ。

ここまで石段と坂道を下るだけの道のりで、片道約10分。

私たちは存分に絶景を楽しみながらも2人で笑っていた。

自粛で目に見えて増えたお家時間、私たちは完璧に運動不足だったのである。

じっとしていても脚が小刻みにプルプルしていて、自分たちの日頃の怠惰を痛感したのだ(笑)

…うん、真剣に運動量を増やそうと決意した。

この付知峡には、この不動滝の他に観音滝・仙樽の滝と3つの見所がある。

私たちは当然そちらにも足を運ぶつもりでいたのだが…。

観音滝方面へ向かうには吊り橋を通過する事が必須であり、その注意書きに『吊り橋をゆすらないで下さい 3人以上同時に渡らないで下さい』と書いてあったのだ。

先に行く人を待って、何のためらいも無く吊り橋へ進んだ親友ちゃんの背中。

吊り橋の中央でこちらを振り返った親友ちゃんと目が合った時には、もう1歩も進む事が出来なくなっていた。

私は高所恐怖症なのだ…。

それでも折角やってきたのだし、と勇気を出したのだが思いの外揺れる吊り橋に足がすくんでしまって、それ以上奥に進む事は出来なかった。

様子を見ていた親友ちゃんも瞬時にそれを察したらしく、「ごめん、無理」と申し訳なさに小さく零した私にすんなり踵を返してくれた。

どうやら私は考えている事が顔に出やすい人物らしく、先程まで楽しそうな表情だったのに一瞬でシュンとしたと言われる始末だった。

と言う訳で、私たちは脚をプルプルさせながらスタート地点へと戻る事になった。

滞在時間は約40分、帰り際に私の脚は別の意味で震えていたが、恐怖からどっと疲れたのは言うまでもない。

私と同等くらいの高所恐怖症の方は、不動滝だけ見て帰ろう!

こうして岐阜県1日目の観光を終えた私たちは、入浴と就寝を兼ねて『道の駅 古今伝授の里やまと』へ出発。

道中に地元スーパーへ寄ったがお惣菜類が全滅していたので仕方なくコンビニで夕飯を購入、入浴後に食べる事を考慮して元から冷えている冷やしうどんを選んだ。

この日は観光中に汗をかいてしまったので、道の駅内の『やまと温泉やすらぎ館』へ!

・営業時間 10:00~21:30
・休館日 火曜日
・入館料 大人(12歳以上)700円小人(6歳以上12歳未満)300円

シャンプー・リンス・ボディーソープ・ドライヤー・湯上りのお水無料。

湯遊びをテーマに作られているだけあって、露天風呂ゾーンはワクワクするような雰囲気で素敵だった。

天然温泉はかけ流しの炭酸水塩泉・塩化物泉で硫黄の香りは弱いもののサッパリとした感覚。

温泉以外にも浴槽の数が豊富だし、サウナとかもあって疲れた身体を存分に癒す事が出来た。

そして一気に寂しい夕飯風景…(笑)

と言いながらも、めちゃくちゃ楽しかった!

深夜に迫ると道の駅内の外灯が消えるのだが、澄んだ空気に星が綺麗で息を吐くと白い跡を残した。

前日眠ったパーキングエリアよりも岐阜の奥に進んだことで、日中と夜間の気温差が随分と開いたらしい。

この夜眠る時は、薄手の毛布を下の敷きぶ厚い毛布で防寒して就寝した。

大阪でこれを書いている今現在も我が家では冷房が付いている点を考えると、本当に気温差があってびっくりな経験であった。

岐阜県旅行に10月初めに行く場合は半袖の上に羽織れる薄手の長袖を必ず持参しよう!

と言う訳で、岐阜旅行1日目は無事完結。

次回、飛騨高山編に続く。

ここまでお目通し頂いたあなたに岐阜の魅力が存分に伝わっていると本当に嬉しい。

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