【夏の北海道1】2019年07月祖母と行くベストシーズンの北国:登別宿泊編・過去旅行

毛ガニ グルメ
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皆さんこんにちは、自粛期間を期に勉強とゲームに勤しむアラサーフリーターmamuです。

今回からは、2019年07月に祖母と参加した北海道ツアーの記録をブログに残そうと思う。

これまでツアー・フリー旅行込みで5回訪れた北海道。

しかし、私が夏の北海道に降り立つのはこの時が初めてだった。

祖母も私も自動車の免許を持っておらず、祖母の痛めている膝を考えると公共交通機関の乗り継ぎも厳しい…と言う訳でツアー参加となった。

出発に指定されていたのは伊丹空港。

2019年07月も終わりに近付いた頃、大阪では既に35度を上回る日が出て来ていた。

何より湿度も嫌に高く身体にまとわりつく暑さで、冷房の効いた空港が心地良かった。

さくっとツアー受付を済ませておく。

今回の旅は其々の都合や仕事上、事前申請で長期の休みを取りやすいフリーターの私と祖母の2人旅行。

空港でもゆっくり行動できるように、と考えた結果びっくりするくらい前のめりで到着してしまった。

時刻は丁度お昼時、とりあえずランチへと向かう。

レストランエリアは南ターミナル・中央ターミナル・北ターミナルとそれぞれあったが、この時私たちが向かったのは中央ターミナル3階。

どこもかしこも大混雑で、やっと決めたお店にも列が出来ていた。

十分時間はあるので私たちは平気だったけど、お昼時の空港はかなり混雑するので時間に余裕があった方が焦らなくて良いかも。

私たちが入ったのは『名代とんかつ かつくら 京都三条』。

京都で生まれたとんかつの専門店、関西から九州・関東まで広く展開しているお店だ。

自家製のソースは甘口と辛口の2種類あって、ポン酢も用意されていた。

注文が終わるとゴマの入ったすり鉢とすりこぎが用意されるので、待っている間にゴリゴリ。

この時私が頼んだのは、ランチメニューのロースかつ膳1260円、もしくはヒレかつ膳1320円。

正直、写真を見てもどちらか全然わからないけど、ランチとして出すには少々お高い印象。

しかし、ボリュームもあって美味しかったと記憶している。

擦ったゴマの風味とソース、お肉が本当に柔らかくて脂が甘い。

サクサクの衣と柔らかいお肉は白米をどんどん進ませて、あっという間に完食!

絶対にとんかつが食べたい!みたいな気分の時には大満足できるお店だろう。

食事を済ませてもまだまだ時間が余った私たちは、1階に戻ってお茶しながら執拗にトイレに行ったりして時間を潰した。

余談だが、この日キャリーケースに目印を付けてくるのを忘れた私に、祖母はやたらとキラキラしていて固い感じの目立つキーホルダーを差し出した。

雰囲気としてはパーキングエリアとかに売ってそうなやつ。

目立たせる事を目的としているので有難く使わせてもらったが、2人でめっちゃ笑った。

キラキラ輝くキーホルダーは一応キツネだったらしいのだけど、これでもかと七色に輝いていてとてもキツネには見えなかったのだ。

さて、そうこうしていると出発便の搭乗時刻。

約2時間30分の空の旅、祖母は終始眠っていた。

到着したのは新千歳空港、私は人生で初めて夏の北海道に降り立った。

時刻は16時を過ぎた頃…お天気は残念ながらよろしく無かった…。

この時期、朝ドラでは『なつぞら』が放送中。

初期はロケ地が北海道で、テレビには自然豊かな風景が映し出されていたのだ。

単純な事に、青く澄んだ空と広い大地を夢見ていた私は肩を落とした。

この日は特に観光のスケジュールも無く、宿泊ホテルに直行するだけの行程。

だけど、バスから見える車窓の景色を楽しみにしていたのに…と落ち込んでいたのも束の間。

祖母が私以上に残念がるので「観光は明日がメインやから、明日晴れた方がラッキーやん!」と言い聞かせている内に、私自身すっかり曇り空が気にならなくなっていた。

勿論時と場合があるけど、ポジティブな言葉を言い聞かせるのって自分にも効果的だと私は学んだ。

バスに揺られて新千歳空港から登別温泉へ。

ツアー参加者は比較的高齢の方が多かった印象だが、若いグループも2・3組参加していた。

登別温泉にある3つ星ホテル『登別万世閣』に到着したのは18時を過ぎた頃。

フロントはこんな感じに飾り立てられていた。

古い雰囲気ではあるものの清掃の行き届いた気持ちの良い、11階建ての大きなホテルだった。

現在はコロナの影響を考慮してか休業されており、それを利用して館内を一部改装中との事。

営業の再開は2021年04月29日・日帰り温泉は同年05月05日からだそうだが、変更があるかもしれないので事前に問い合わせた方が良いだろう。

このホテルの魅力は何と言っても温泉なのだが、宿泊客で大盛況だったので写真は無い。

繁盛期なので普段より大勢の人が訪れていたのだろう。

血管拡張作用と美肌効果のある乳白色の濁り湯は、硫黄泉ながらあまり硫黄の香りが強くないのが特徴的。

湯舟に足を浸けると、沈殿こそしていなかったけどヌルッと舞い上がる湯粉からその濃さが伺える。

これは個人的な感想なのだが、内湯の方が温泉成分が濃いと感じた。

露天風呂はもう少し薄い感じ、景色は皆無で空を眺める程度だったけど夏場の温泉はやっぱり露天風呂が気持ちいい!

身体を芯から温める温泉に夜風って最高だと思う。

温度は42度前後かな?私には丁度良い湯加減だった。

この日の事をメモしている自分の日記を読み返して記憶を辿り、ブログに起こしている訳だが…自分自身がかなり羨ましい。(笑)

しかし、繁盛期のデメリットとして、ちっともゆっくりなんて出来なかった。

露天風呂・内湯・サウナくらいで規模が大きいとは言えない大浴場の洗い場は14個。

そこに国籍問わずどんどんと人がやって来るのだから、最早イモ洗い状態である。

なので繁盛期は特に、洗髪等は個室のシャワーで済ませてから大浴場に向かった方が良いだろう。

それ以外は本当に素晴らしいお湯だった!

夏場でも冷える内臓まで温まって、心地良い汗が流れた。

と、順番を前後して先に登別温泉万世閣の魅力をお伝えしたけど本当は先に夕飯だった。

ツアーだし、バイキングかな?と思っていたら、ツアー団体用の食事部屋が用意されていて1人1人お膳が運ばれた。

「お、旅行に来たんだな!」とテンションが上がる瞬間である。

北の味覚膳というお膳だが、何分2019年という過去の記録。

調べてみても、これと同じお品書きで提供されているのか確認できなかった。

メニューはこれだけでは無く次々と運ばれて来るのだが、北海道産のホタテの御造りは甘くて大粒。

茶碗蒸しの中にはズワイガニにエビに竹の子・椎茸・ぎんなんと具が沢山詰まっていた。

デザートには北海道牛乳プリンとケーキ。

上に挙げたものは、このお膳の中で特に美味しかったと記憶にある。

そしてこれはオプションメニューだったのだが、せっかく来たのだし…という事で祖母が奮発してくれた。

毛ガニである。

もう本当、「お婆ちゃん、ありがとう!!!」ってなったし、実際声に出したのは言うまでもない。

これで1人前なのだから、その贅沢さが伝わるだろう。

北海道オホーツク沖で水揚げされたものだそうで、ズワイガニとかと比べると小ぶりだけど特徴として味が濃厚なのである。

このホテルで食べたものの中で断トツに絶品だった事は間違いない。

毛ガニ、めちゃくちゃ美味しい!!

ぎっしり詰まった身はプリプリしていたし、毛ガニの特徴そのままに濃厚なカニの風味が口一杯に広がった。

タラバガニのボリュームは無くても、カニの風味を圧縮したような濃厚さはカニ好きには堪らないだろう。

祖母も私も無我夢中。(笑)

そして、他のカニと比べてもその多さが伺えるカニ味噌!

毛ガニのカニ味噌はタラバガニのような特有の苦味みたいなものも無く、芳醇な磯の香りを楽しめた。

あぁ…今食べたい、って毎回書いてるような気がする。

その場に行って、その場所の物を食べる旅行の楽しみも込みで大満足の食事だと私は思ったのだが…。

どうやら他のツアー参加者は違っている様子。

私と祖母はこの旅行に乾杯し、海の幸に舌鼓を打って和気藹々と食事を楽しんでいたのだけど、辺りは何やらピリピリしていた。

これは見ていて気付いた事であり、私たちは運良くそんな事なかったけど、この会食中何度も配膳ミスや配膳忘れが頻発していたのだ。

学生時代、人気の飲食店でアルバイトをしていたので気持ちは分かる。

繁盛期のホテルはてんてこまい。

忙しさもあっての事だろうけど接客が疎かになってしまっていたらしく、残念な事にクレームがあちこちから挙がっていた。

せっかくの旅先でピリピリした空気を感じる事になってしまったのがこの日1番残念だった。

気を取り直して、部屋で再びグラスを合わせた私と祖母の会話は明日の話題で持ち切り。

この旅行の目玉である”富良野・美瑛”、夏の絶景を楽しみにこの日は眠った。

余談だが、私たちが宿泊した部屋のテレビの音量機能がおかしかったと思い出す。

リモコンで操作しても0かマックスしか出ないのだ。

私は別にこのホテルを貶めるつもりは微塵もない。

これで祖母と大爆笑している動画が残っているのだ。

楽しい思い出をありがとうございました!(笑)

翌日の北海道は、絵に描いたような晴天だった。

次回、富良野観光編へ続く!

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感想(9件)

コメント

  1. […] 前回書いた祖母と行く夏の北海道編第1弾登別温泉に続き、今回はその2日目富良野の穴場スポット・エメラルドグリーンの沼と美瑛を鮮やかに彩る四季彩の丘観光編を書いて行こうと思 […]

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