沢山のモフモフに存分に癒されているmamu王子動物園エンジョイ日記後編。
前編はこちら。
さて、ふれあい広場をぬけるとカワウソやレッサーパンダ等のかわいさが爆発する動物コーナーに出た。
広場より高台になっているので、辺りを見渡す事の出来る眺めの良い場所だ。
お昼ご飯にお弁当を食べている親子が和気藹々と過ごしていた。
うん、ランチタイムにピッタリな場所!
辺りの建物の雰囲気はアミューズメントパークを思わせるヨーロッパ調で、ふれあい広場に続くつり橋はお子様に好評なようだ。
普通に友達同士でもカップルでも楽しい雰囲気になると思う。
実際私はつり橋を見て静かにテンションがあがった。
それに、最近めっきりこういう場所に出向いて居なかったので、沢山の人達が楽しそうに笑い合っている光景にも癒されたのだと思う。
私たちはお弁当を持参するという発想に至らなかったので、「のどかやなぁ~」と言い合いながらほのぼのとした気持ちで進んだ。
レッサーパンダは最早動くぬいぐるみ。
この動物園の動物たちは結構みんなお眠だったのだが、レッサーパンダは非常に元気だった。
めちゃめちゃ元気に動きまわっている姿を見る事が出来た。
勿論お昼寝タイム中も動物たちは至極のかわいさだが、やっぱり動き回っている無邪気な姿を見られたのは純粋に嬉しい。
動いている事でフワフワと揺れる毛が悩殺的キュートさだった。
放っておいたらずっと見てたかもしれない。
風はまだまだ冷たいけど太陽が暖かい、実に動物園日和である。
この広場には『リスと小鳥の森』という施設もあるのだが、残念な事にこの日は閉館されていた。
メルヘンで可愛い施設名に非常に心惹かれるが致し方ない。
気を取り直して、いざコアラ舎へ!
こちらも可愛い建物だ。
季節の良い時期なら緑も茂って一層素敵だろう。
露骨にソワソワワクワクし始める私。
普段好きな動物ベスト10の中にコアラがランクインする事は無い。
私の場合ベスト10となると、もっと王道の動物が思い浮かんでしまうのだ。
これは個人差があるだろうが、しかしである…コアラって実際に見るとめっちゃかわいい!
本当はぬいぐるみなんじゃ?と疑うレベルである。
そんなコアラが……
コアラが体重測定されてる…。
かわいい!!!!
木にしっかりしがみ付く手がかわいいが過ぎる…っ!
多分13時過ぎくらいだろうか、いつもじっとしてるコアラのワタワタ焦っている姿を偶然にも見学する事が出来た。
ラッキー!
その後元の木に返されたコアラちゃんは、落ち着くポジションを探してうろうろ。
これは結構貴重な姿を見られた気がする!
その後、お隣のコアラちゃんもワタワタしながら体重測定を受けていた。
ひたすらに癒しの一時だった。
さて、動物とこども園を制覇した所でフクロウを発見。
ふわっふわで愛くるしい。
猛禽類ってカッコよさとかわいさが同居してるよね。
またフクロウカフェとかにも行ってみたい。
この辺りから空がどんより曇ってきた。
まぁ、前半だけでも晴れていて良かったと思うことにしよう。
クマ舎の近くでは、比較的小柄なネコ科猛獣が見られた。
マヌルネコとかもう家猫と変わらないかわいさ。
しかし私が夢中になったのはボブキャットのソラちゃんだった。
まず見て欲しい。
はい、かわいい。
もう猫。
多分私は15分くらいソラちゃんを見ていたと思う。
写真ではわかりにくくて申し訳ないが、ソラちゃんのしっぽは短い。
そのしっぽが後ろを向いた時フリフリと揺れていて本当にかわいいのだ。
頻りに右奥を気にしている様子のソラちゃん。
回り込んでみると…圧倒的美人。
どうやらスズメの声に興味津々のようだ。
じっと見詰める視線の先から鳥の鳴き声が聞こえた。
クマ舎に来たつもりが、再びネコ科に出会えてニンマリの私。
ネコ科好きには特に嬉しいサプライズだと思う。
次いでクマ舎の主役を見に行こう!
最初に見えたのはホッキョクグマ。
本日親友ちゃんが楽しみにしていた動物である。
最早誰にでも言ってるけど、かわいいしか出てこない。
人工雪に楽しそうな様子の白くまさん。
穴を掘って遊ぶ姿が無邪気で癒される…。
雪の周りをウロウロしてみたり、ちょっと踏んでみたり本当に愛らしい。
これには親友ちゃんもニッコリである。
王子動物園は一種の動物毎に違う角度から見られる構造になっていて、上からも横からもたっぷり眺める事ができた。
人工雪が降っている間は体にポツポツぶつかるのが嫌なのか、逃げる白くまさんが非常にかわいかった。
クマ舎の裏手にはクマたちの寝床がある。
そこにエゾヒグマが実際に使っていた寝床が写真スポットとして残されていた。
中に入ってみると、外から見るより広くてびっくりだ。
これも貴重な体験だと私は思う。
ただ、あまり人気がないようだ。
私達がはしゃぎながら写真を撮っている間、まったく人が来なかった。
しかし私は、以前訪れた際の記憶で此処のことを強烈に覚えていた。
以前訪れた際にたまたまご飯の時間に立ち合い、寝床にて沢山のクマ達が果物を豪快に食す姿を見学したのだ。
当然ある程度の距離はあるものの、表に出ている時よりは圧倒的に近い。
そこで初めてクマの大きさをありありとリアルに感じたのである。
山で会ったら怖い所の騒ぎでは無い。
安全な場所にいるからこそ楽しめるものだが、あのゾクゾクとした興奮をもう一度味わえるかもしれないと楽しみにしていた。
しかし、残念ながら今回はお食事タイムに立ち合う事は出来なかったが、寝床撮影が出来たのでそれはそれで楽しかった。
クマ達が外に出ていても裏手の寝床はおススメスポットだ。
この子の物では無いけど、エゾヒグマさんの寝床で遊んだ私たち。
クマ達も見ているとご高齢なのだなと感じた。
王子動物園の動物たちは全体的にご高齢が多い印象を受けた。
しかし、お馬さんにはお洋服が用意されていたりと動物達それぞれに配慮されている様子に大変ほっこりする。
夜行性爬虫類ゾーンは室内施設のため閉館されていた。
一層コロナが恨めしい。
爬虫類も大好きな私からすると、かなり残念だった。
ただまぁ、親友ちゃんは爬虫類が苦手なので内心ガッツポーズをしていたかも…。
その他キリンやカバ、カンガルー等の動物は草食動物ゾーンにいる。
ただ、何故なのかわからないが私たちが訪れたその日は草食ゾーンに異様なくらいハトが集まっていた。
もうハトゾーンと名付けた方が良いくらい大量だった。
何故なのかは全然わからなかったが、地面に落ちているハトのフンのおびただしさに足早になった事は確かである…。
ペンギン館には併設してペンギンを座って眺められる室内ベンチと、動物化学資料館がある。
愛らしいペンギンをじっくり眺めて、スイスイ水を進む姿は見ているだけで気持ちが良かった。
そして忘れた頃に見えたのは旧ハンター住宅。
おぉ…!
当然ながら私が連載再開を待っている某漫画とは一切関係なっかたが、歴史を感じる外観だ。
まさかの国指定文化財だった。
…もしかして私が無知なだけで皆知ってた…?
看板を要約すると『明治22(1889)年頃にドイツ人のA・グレッピーが英国人技師に依頼して建設した異人館を移設したもの。神戸市内に現存する中では最大級の規模。』とのこと。
…これは内部も見たかった!
完璧に私たちの下調べ不足というやつだ。
こんなに綺麗で貴重な物なのに人気は意外にも少ない。
多分、園内の最奥だからかも?
子供には退屈な場所かもしれないな、とは思った。
さて、ここまでで王子動物園にやって来て3時間が経過している。
お目当てだった動物たちに存分に癒されて出口に向かうのだが、その道中で昭和感満載の遊園地を通る事にした。
如何にも昭和時代から子供たちを笑顔にしてきた風貌である。
大人の私たちが遊ぶにはちびっ子向け過ぎるが、童心を思い出してワクワクする場所に間違いない。
沢山の親子が楽しそうに笑い合っていた。
どうやら乗り物チケットは券売機にて別売りのようだが、ミニ遊園地の中央にはカレーの王子なるカフェレストランも存在するので存分に遊べるだろう。
王子動物園は全体的に緩やかな傾斜になっている。
奥に進むにつれて高台になっているので、3時間も歩くと軽い運動にもなるだろう。
深刻な獣不足により飢えていた心が満たされて、幸福な時間を過ごす事が出来た。
現に動物園を出た直後、自覚していなかった猛烈な空腹が襲ったのだ。
お腹が空き過ぎて吐きそうなくらいのレベルのやつである。
あのレベルの空腹に気付かない夢中っぷりに自分でもびっくりだが、それだけ本当に楽しい時間だった。
連れて来てくれた親友ちゃん、ありがとう!
また是非リベンジしたいと思う。
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