皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
大阪府箕面市にある勝ち運の御利益がある勝尾寺。
初めて訪れたその寺院は境内がだるまだらけの楽しい場所だった。
という事で、前回の前編に続いて勝尾寺を参拝した過去記録の後編!
勝ちだるまの奉納所を通り過ぎて、次に見えてきたのは鎮守堂(ちんじゅどう)。
規則正しい木枠の中に整列する、小さなだるまがかわいい…というか、ここまでくると圧巻である。
「恋人かな~、夫婦かも!」「友達同士でも並べるよな~」なんて会話を交わしながら、並べ置かれただるまの背景を想像するのも面白い。
この小さなだるまだらけの鎮守堂には祭神として、諏訪明神、八幡神、蔵王権現が祀られているそうだ。
中は公開されていないので確認は出来なかったけれど、私たちが訪れたこの時は他の参拝者とかぶる事なく、静かな雰囲気だった。
その昔からの歴史を感じさせる風貌と、身を寄せる鮮やかな色のだるまの姿に、何だかコントラストを感じて不思議な雰囲気がある場所だ。
ここは、写真好きさんが好みそうなスポットだろう。
私は全然下手くそだけど、きっと素敵な写真が撮れると思う。
この並びで建っているのは『三宝荒神堂』こちらには、厄払いの神様が祀られている。
私たちは特に厄年とかでは無かったので、普通に参拝。
次に足を止めたのは『大師堂』真言宗開祖・弘法大師像が安置されている。
大師堂の左手の通路に入ると、ずらりと並んだ石仏さまが。
弘法大師を祀っているので、四国八十八ヶ所の石仏が順に並んでいて、その前を通り過ぎる事で四国八十八ヶ所を御参りしたのと同等の功徳が与えられるらしい。
と言うのも、四国八十八ヶ所の霊場から持ち帰られた砂が敷き詰められているからだそう。
という事は、この大師堂を毎年訪れた場合、毎年四国八十八ヶ所を回った事になるのだろうか…何だか凄まじい。
他にも参考写真を載せられないのが非常に残念だが、健久6年(1195年)源頼朝の寄進で建立された薬師堂もあって、薬師堂は勝尾寺で最も古いのだとか。
まだ本堂に到着していないのに、ここまでだけでも来てよかったと思えるボリュームだ。
沢山写真を撮りながらも、楽しくお喋りしている内に遂に本堂到着!
鮮やかな朱色が綺麗な勝尾寺本堂は、やはり想像以上に立派だった。
調べてみると、慶長8年(1603年)に豊臣秀頼によって再建された歴史あるお堂で、美しい四季彩を保っているのは、平成1年(1999年)に修復・塗装をしたからだそう。
普段は非公開の重要文化財の薬師三尊像・千手観音立像が祀られている。
この日は公開されていなかったけど毎月18日に千手観音立像を、5月と11月の日曜日に薬師三尊像を特別公開していて、実際に拝めるみたいなので次回是非見てみたい。
あなたが訪れる際の参考になれば幸いだ。
私たちは本堂参拝後、これまでの参道で散々見てきたかわいいだるまを購入する事にした。
『ダルマみくじ』1つ500円!
授与所にて木桶の中に沢山のだるまを発見した。
この中から好きなだるまを選ぶシステムで、底の穴におみくじが入っているのだ。
授与所のお姉さんに「皆お顔が違ってるんですよ」と教えて頂き、私は少しおとぼけた表情のだるまを選んだ。
親友ちゃんは「強そうなのがいい」との事で、少し厳めしい表情のだるまを選んでいた。
購入の際に授与所のお姉さんに「このだるまは境内に置いて行く方が良いのか」と伺った所、「福を呼び込むので持ち帰ってください、願いが叶ったと思ったら感謝を込めて境内に返してあげてください」とにこやかに教えてくれた。
どうやら境内にいるだるま達は役目を果たした後のだるまらしい。
購入してそのまま境内に置いて帰ってしまう人もいるそうだが、一度持ち帰った方が良いそうなので間違えて置いて帰ってしまわないように注意!
おみくじの結果はふたり共に末吉。
だけど項目毎に書かれている事が互いに違っていて、読み合っているだけで楽しかった。
この本堂まで来た感想として、参道が本当に自然豊かで沢山の桜の木・紫陽花の葉を見たので季節毎に景色が違って素敵かも。
きっと花咲く参道や紅葉に色付いた境内は、雰囲気が違って風情もひとしおだろう。
そこに並んだだるまを見るのはきっと楽しい。
厚い雲と雲の隙間から日が差した一瞬だけでも、赤が目に鮮やかに見えて風情があったのだ。
皆任務を全うした猛者だるまさんだと思ってみても…やはりかわいい。(笑)
何度も訪れて、前はここに置いた!なんて話せるのも良い思い出になるだろう。
この本堂は気付くと随分標高が高く、眼下に眺める境内の光景も素晴らしいものだった。
写真が無いのが少し悔しい。
余談だが山の中なので、肌寒い日は上着とかがあった方が安心。
さて、帰り道は行きとは違うスロープの道を選んだ。
この道もまた素敵。
花が色を飾る小道にめちゃくちゃ癒された…。
境内にいながら、どことなく洋風で不思議な雰囲気。
勝尾寺はそのご利益・立派なお堂・沢山のだるまの他に自然まで楽しめるスポットだったのである。
ゆっくりとお花を見ながらスロープを下りきると、次に見えてくるのは滝。
噴水もあれば滝まであるなんて、もう盛り沢山!
滝の周りにもだるまが置いてあったけど、どうやって置いたのかの方が気になったり…。
そして滝の右手には弁財天さまのお堂が。
看板には『勝尾寺の弁財天さまは、知恵を与え、学問や芸能や音楽の才能を開花させる神さまとして古くから信仰されていました』と書かれていた。
一応この頃から勉強中の事があったので、しっかり参拝!
この弁天さまのお堂は、お清め橋の掛かっている弁天池に丸い小島みたいな形でお祀りされていた。
遠くから見るとこんな感じで、景観まで美しい。
勝尾寺のこの景観の雰囲気は、造園を手掛けたのが荒木芳邦(あらき よしくに)だからだそうだ。
西宮市大谷記念美術館庭園などを手掛けて、関西とドイツに多くの日本庭園や公共造園作品を残した人物である。
ただ、どこまでの範囲を手掛けたのかは調べても詳しく分からなかったので、勝尾寺の元々のポテンシャルかもしれない。
弁天池には色とりどりの鯉が泳いでいて、エサをあげる事が出来る。
1つ100円なので、張り切ってエサやりした。
優雅に泳ぐ姿に癒される~と思っていたけど、めっちゃ群がってきて少し迫力があった。(笑)
余談だが、鯉のエサやりは年中出来る訳では無く、12月中旬から4月下旬までは禁止されている。
専門家の管理のもとで量を調整しているんだとか。
絶っっっ対にエサやりしたい!という人は注意です。(笑)
この後もう一度お清め橋の辺りに戻って『知恵の環』へ。
スロープを下って来たのですっかり忘れていたが、お堂を御参りしてから足を運ぶべきパワースポットがあったのだ。
御参りをしてご加護を頂いてから、この知恵の環を右回りに7周するというもの。
そう書いてあったので、私たちはそれに習って知恵の環を回った。
実感する何かは全く感じないけど、いい事ありますように!と思ったのを覚えている。
今楽しく健康に過ごせている事がご利益なのかも!
おまけとして、出入り口になっているお土産屋さんも本当にだるまだらけで凄かった。(笑)
私たちは勝尾寺をゆっくりと参拝して、駐車料金500円の1時間内ギリギリに車を出した。
いやぁ、今思い出してもめっちゃ楽しかった。(笑)
境内を参拝してこんなに楽しそうな子いるんだな、と思うくらい楽しそうなお子さんを見掛けたりしたし、大人も子供も楽しめる場所に違いないだろう。
次回訪れる際はダルマみくじを何処に置こうか、今からワクワクしている。
あなたが訪れるその時も楽しい一時を過ごせますように!
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