皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。
あなたは大きなプリンに憧れた事はあるだろうか?私は幼少期プリンのプールに飛び込みたいと思っていた。
大人になった今も私にとって大きなプリンは憧れの対象で、流石にプールいっぱいにとはいかないがバケツプリンなら現実的に作れる!と思い立ったのだ。
という訳でルームシェア相手の親友ちゃんとバケツプリン作りに挑戦!
作り方
今までに散々失敗を重ねてきた私達は、絶対的な成功を掴む為にドン・キホーテにてバケツプリンキットを購入した。
市販プリン約30個分が一気に作れちゃうのだ!
ワクワクしながら蓋を開くと中身は至ってシンプルで、作り方の説明書とプリンの粉カラメルの粉が入っていた。
そして余談だが、蓋がめっちゃ硬くて指が痛かったからちびっこは要注意。
さて、私達が用意するのは紙パック牛乳2本だけ……てっきり卵とか使うのかと思っていたので、その手軽さに拍子抜けした。
………ふふふ、今まで散々失敗したあれやこれ……しかし今回はめっちゃ簡単!成功が目に見えているッ!!
①鍋に牛乳1.75Lとプリン粉を入れ、中火でかき混ぜる。
しっかり牛乳の分量を量ってプリン粉を投入!
カスタードクリームみたいな甘くて良い香り〜!これがバケツ1杯のプリンになるんだと思うとワクワクする!
見た目としてはポタージュスープだな。
②沸騰してプリン粉が溶けたら火を止め、放置して粗熱を取る。
説明そのままだ。
ちなみに粗熱とは、出来たてホカホカの状態の事なので手で触れられるくらいまで放置した。
③粗熱が取れたプリン液をバケツ容器に流し入れる。
ここで異変が起こった。
えっ……………既に固まってないか……?固まってるな?!?!
………粗熱を取り過ぎたのだ。
まだ完成していないのに既に思っている風貌と違う。
④人肌程度にプリン液が冷めたらフタをして冷蔵庫で10時間以上冷やす。
何かもう失敗の嫌な予感がして、ただ祈る気持ちで冷蔵庫に収めた。
⑤鍋に水25mlとカラメル粉を入れて、よくかき混ぜる。
カラメルは問題無く出来た。
問題はプリンがしっかり出来ているかどうかである。
⑥バケツ容器からひっくり返す場合、スプーン等を使って容器とプリンの間に空気を入れると綺麗に取りやすくなる。
嫌にドキドキしながら蓋を開くと、やはり思っている風貌ではないプリンが顔を覗かせた。
容器とプリンの間に空気を入れる為に菜箸で周りをクルッとなぞってみるが…………何かやっぱり嫌に柔らかい……。
⑦大きめの皿にプリンを移して好みでカラメルを掛けて完成。
緊張の一瞬である。
深呼吸を繰り返し真剣に向き合う私達を前にひっくり返ったプリンは、空気が通って軽快でファニーなプリュプリュ音が響く。
そうしてお皿に乗ったプリンの姿がこちら。
……………………。
そうそう!!これこれ!私はこれを作りたかったのだ!!!
我々はこれを『生プリン』と名付けた。
生八ツ橋、生チョコ………生と付ければ大体美味しそうだし、これを生プリンと言っても意味合い的には遜色ないだろう!!……そうだろう………?(震え声)
恐らく中心部が巧く固まっていなかったのか柔らかい外部が決壊して形が崩れたのだ。
プリンと言うにはクリーチャーじみた物を生み出してしまった……と思わなかったと言えば嘘になる。
だが、長年夢見たバケツプリン……それを上回る生バケツプリンなのだと言い聞かせ、カラメルを回しかけた。
溢れる溢れるッ!!!!
私は、心底悲しかった。
いくら私達が必死に『生プリンだ!』と言い張ってみたって結局はバケツプリンの出来損ないなのだ。
どうすれば良いんだろう………私達は何ならまともに成功させられるのだろう………。
実食!
生み出してしまったものは致し方なし!早速いただきます!!
……美味しいんかい。
見た目はマイナスに振り切っているが、市販のプリンよりさっぱりしていて甘み控えめで美味しい。量が量なので嬉しいポイント。
牛乳をたっぷり使っているから味の底にクリーミーさと牛乳の優しい風味を感じるし、本当見た目に反して美味しい(笑)
…………市販のプリンにして3個程の量を食べ進めた頃、唐突に飽きがくる。
これ以上食べると吐くなぁ、と本能でわかる地点は思いの外早かった。
そうしてプリンを仕舞い、2日目を迎えた。
…………ただ、ここでは写真の掲載を控えさせてもらおう。
元々見た目が最悪、その上食べ掛けなんてあまりにも見れたもんじゃないとフォルダを確認した上で判断したのが理由である。
味は1日目と変わらない、美味しいプリンだ。
しかしそれも過剰摂取すると胸がムカムカする。
それでも食べ切るつもりで全力で挑んだが……まさにバケツプリン地獄、込み上げる吐き気を前に泣く泣く迎えた3日目。
正直見るだけでげんなりする。
そもそものビジュアルの悪さが3日目にして全力で食欲を削ぐのだ。
私達は何故こんなにも気合いを入れて、嫌々にプリンを食べているんだろう??
私達は確かにバケツプリンの作成に失敗した、その罰だとでも言うのだろうか。
最早3日目にもなると味がどうとか関係ない。当初感じた控えめな甘さも嫌にしつこく、プルンとした食感すら嫌になる。
喉越しの良い食べ物の筈がいつまでも口内に留まり喉を通ろうとしないのだ。
途中減っている気配すら見出だせず何度も何度もプリンを睨んだ。
しかし、その度に私達の前に鎮座するプリンはその風貌だけで精神を攻撃した。
体感として途方もない時間が経過し、ようやく底が見え始めそこからはただがむしゃらだった。
味なんてわからない、口へ運べば容赦なく襲う甘みに誇張でもなく涙が溢れた。
底は見えるのにゴールが見えない。
プリンとはこんなに恐ろしい食べ物だっただろうか。
あと少しもう少し……時折鼻から吹き出しそうになりながらも私達は負けなかった。
最後は丼が如く……なり振り構わずレンゲで口へかき込んだ。ただプリンを消したかった。
そして遂に………………ごちそうさまでしたッ!!!!!!
ごちそうさまでした!!!!!!!
勝利…………我々の勝利だ……!!!!
まとめ
途中から何かのチャレンジに豹変してしまった。
この経験から言える事は、まず粗熱を取り過ぎないこと……見た目が終わる。
次に、バケツプリンを食べる際は大人数で分ける事だ。
ずっと憧れだったバケツプリンを作ってみたら、こんなに嫌悪してしまう対象になってしまうとは思ってもいなかった。
ただ、本当に大人数で食べる分にはエンタメ性抜群だし楽しいと思う!
そして最後に………市販プリンが適量です!!!(笑)
あの量はもう本当、メーカー様素晴らしい。
ここまでお目通し頂いたあなたが私達と同じ絶望を味合わない事を切に願う……。
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