皆さんこんにちは、リビングのカーテン越しに差し込む朝日が大好きなアラサーフリーターmamuです。
2018年08月の小豆島家族旅行は2日目に突入する。
お料理のお宿千鳥にて心地良い眠りに付いた私たちを素晴らしい朝食が待っていた。
前回も登場した写真。(笑)
何度でも言う、美味しかった。
お料理のお宿千鳥さん、本当に素敵な思い出をありがとうございました。
ここの女将さんも大変気さくな方で、その人柄にも癒された。
この日の朝チェックアウトの手続きをする母に女将さんは「綺麗やね~!」と繰り返す。(笑)
どうやら余程タイプの顔だったようで褒められた母は笑いながらも嬉しそうだった。
女将さんハツラツとしたおばあ様だったが、今も元気にしているだろうかと思った。
検索してみると割と新しいクチコミもあったのでご健在なのだろう、安心。
元気にお宿を営んでいて欲しい。
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楽天トラベルこの日目指すは二十四の瞳映画村。
小豆島と言えばこの映画を連想する人も少なくないだろう。
駐車場には既に多くの車が停まっていた。
駐車場無料、他にもバスで沢山の観光客が映画村を目当てに活気だっていた。
それだけで旅気分が盛り上がってワクワクした。
二十四の瞳映画村とは1987年に公開された映画『二十四の瞳』のロケ地として造られたオープンセットである。
約1万平方メートルの広大な敷地に大正・昭和初期の村が再現されているのだ。
実際に映画を見た人は勿論、そうでなくても好奇心をくすぐる。
車を降りると朝から元気な太陽が眩しかった。
二十四の瞳映画村は海岸沿いにあり、綺麗に輝く海が出迎えてくれる。
水が透き通っていて本当に綺麗。
この日は前日を上回る快晴で、家族旅行史上最高に暑い日となった。
左側に若干見えている桟橋は、此処を目指す観光者用の渡し船が発着するようだ。
私たちは車だったけど、渡し船も楽しそう。
こちらが入村口。
二十四の瞳映画村の料金は大人(中学生以上)790円・小学生380円。
岬の分教場とセットだと大人(中学生以上)880円・小学生440円となっている。
チケットを受け取っていよいよ観光開始!
沢山の人で賑わう映画村、夏特有の空気感も相まって見ているだけでもう楽しい!
立っているだけで汗が浮かんだけど、雲の白さが胸を弾ませて仕方がなかった。
観光客の客層は家族・カップル・ご夫婦・女子旅・一人旅と、老若男女問わず大勢の人が訪れている印象。
ペットと共に入村する事が出来るので、チラホラとかわいいワンちゃんもご主人と一緒に観光していた。
子供たちに大変人気だったここ、実は海水。
泳いでいるのは鯛やフグで、餌やりが出来るようだと記憶している。
もう既にロケーションが良すぎ。
この映画村はどこを撮っても最高のロケーションだった。
完璧なまでの入道雲とひまわりの光景に、思わずPS2『ぼくのなつやすみ2』が頭に浮かんだ。
ご存じ無い人は「?」って感じだろうけど、知っている人は強く頷いてくれるだろう。
昭和初期の田舎を舞台にした最高に心に染みるゲームである。
私たち家族はこのゲームが大好きでこの時、私と弟&母はゲームのテーマソングを口ずさんでいた。
ぼくのなつやすみを知っている人とは是非熱い握手を交わしたい。
…とにかく、ゲームを連想するくらい非現実的に美しく、夏の光景を凝縮させた場所だったのだ。
多分というか絶対、違う季節には全く違う魅力を見せる素敵な場所なのだろうと思う。
秋とかのノスタルジックな雰囲気も最高なんじゃ…と、この時想像したりした。
そして海辺の教室へ。
佇まいからレトロ感漂う教室は廊下に入ると薄暗く、外の賑やかさを忘れさせる静寂を思わせた。
木の香りのする廊下はよく磨かれていてピカピカ。
さっきまでの眩しい光景に高鳴っていたワクワクとは、また違ったワクワクを感じた事を鮮明に覚えている。
先導するように教室に入った父も弟も、目が合ってニッコリ笑った母も皆本当に楽しそうだった。
私たち家族は、間違いなくこの時を心から楽しんでいたと今になっても思う。
そうして教室の一室に入って私と母は同時に歓声を上げた。
窓から望むはどこまでも続く広い海、そして吹き込む潮風が心地良かった。
「遅刻してんで!」なんて始まる弟の即興コント。
それにノッて慌てた素振りで着席した私と母。
黒板からそんな私たちを見ていた父はコントに混ざってはくれなかったけれど、遠く海を眺めていた。
小さな木製の机と椅子が並ぶ教室は、どこか懐かしく淡い気持ちになった。
私がこの学校に通っていたとしたら海ばかり眺めて、今より阿保になっていただろう。(確実に)
この校舎内には映画に使われた機材やポスターが展示されていた。
本当にセットなのかと目を疑う古き良き風貌。
当時を知らない私も雰囲気に飲まれて、日本にあった昔の光景を想像した。
お見せ出来る写真が少ない事が本気で悔やまれるが、この他にも見所が沢山ある。
映画「八日目の蝉」のロケ舞台となった素麺屋”みさき創麺屋”。
二十四の瞳像・ギャラリー松竹座映画館ではこのロケ地を舞台にした映画が放映されているし、”キマネの庵(いおり)”ではレトロな展示品を鑑賞する事が出来た。
他にもフォトスポットがあったり、ランチにピッタリなお店やお土産屋さんなんかもある。
これら建物も当然レトロで、貼ってあるポスターまで味を出していた。
この時母にお土産屋さんでうどんのミニチュアマグネットを買ってもらった。
かわいいコレクションとして今でも家に飾っている、素敵な思い出をありがとう。
昼が近付くにつれ元気を増す太陽。
広い敷地を観光している内に私たちは暑さにやられて、避難するように”壷井栄文学館”に入った。
二十四の瞳を作った監督の壷井栄とその夫についての文学館である。
正直私たち家族は失礼な事に、誰も興味を持っていなかった。
しかし、この文学館めっちゃ涼しい…。
本当に生き返った気分だった。(笑)
全然興味は無いけど冷房の涼しい風を前に家族みんなが固まって資料を眺める謎タイム。
微塵も興味が無かったくせに「全部読もう。」とか父が言い出して皆で笑った。
楽しくも少しノスタルジックな思い出として残っているのは、旅行が着々と終わりに迫っていたからか夏が鮮やか過ぎたからか。
とにかく素敵な場所に間違いないので、また訪れたい場所として覚えている。
映画村を出てもまた海が綺麗。
同じ海なのに教室から見た海の色と違っていて不思議。
父と母は「こんな所が学校やったら毎日休まず学校来るなぁ。」と同じ事を言っていた。
それには私も弟も同意見。
父は「釣りしに。」と笑っていた、いや勉強せんのかい。
そんな感じで車に乗り込んで、次いで岬の分教場に向かった私たち。
こちらも古い校舎なのだが、窓から海の見える教室には敵わなかった。
これは個人的な感想だが、こちらにあるカフェを利用する予定があるなら十分に価値があるかも。
私たちは一通り見て回り、カフェに立ち寄らずに分教場を後にした。
ランチへと車を走らせる。
目指していたのは道の駅オリーブ公園!
しかし私たちは気付かずに違う場所に降り立っていたらしい。
そんな事関係ないくらい空が綺麗。
そこが何処だったのか、しつこく調べてみても分からない事が歯がゆい。
とにかく私たち家族は『ここがオリーブ公園だ』と思い込みながら違う場所にいたのだ。
間違いに気付いたのはランチを待つ行列で30分程経ってからの事だった。
丁度お昼時でレストランは大盛況、私たちの後からも次々と人がやって来た。
滞在して結構経つし、ニコニコで記念写真とか撮ってたけど此処どこなん??
誰も気付かんって何なん??(笑)
私たちは同じことを思っていた『まぁいっか』。
この時私は長く太陽の下にいたからか、急な体調不良にぐったりしていた。
正直食べられれば何でも…、状態である。
まぁ、ランチを待っている間に椅子で寝て無事に復活したけどね!
そして間違えてやって来たこの店のパスタは美味しかった。(笑)
健康や美容に良い名産オリーブがたっぷり。
ごちそうさまでした!
今回はここまで。
次回、本物のオリーブ公園を観光する家族の話…!
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