【前編】時間が足りない!国立民族学博物館めっちゃいい!

アメリカ大陸の作物の展示 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターのmamuです。

前回、万博記念公園を散策して心も体もすっかりリフレッシュした私たちは、次に知的好奇心を満たす為に公園の敷地内に設立されている国立民族学博物館へ足を運んだ。

万博記念公園には他にも自然文化園やエキスポシティなどの施設があるのだが、とにかく敷地が広いので事前に目的地を定めて最寄りの駐車場を選ぼう。

一応万博記念公園の散策記録はコチラ

私たちがこの日に車を駐車した日本庭園前駐車場から徒歩数分の所にあった。

入口の雰囲気は静かだった。

国立と名の付く場所なので壮観でお堅い雰囲気なんじゃ…と想像していたので少し安心した。

博物館の周りは緑に囲まれていて私たちの他に人の気配も無い。

これは今の時代特有なのかもしれないけれど、博物館の入館口に辿り着くまで本当に開館しているのか不安になるレベルだった。

警備員さんが案内してくれておっかなびっくり入館。(笑)

身元を書き込んで2階へ進んだ。

どうやら1階フロアはレストランやミュージアムショップ等のスペースで展示室は2階フロアのみだが、一体どこで入館チケットを購入するのか全然分からない…!

そもそも私たち以外に入館者の姿が見えず進む先もあやふやでかなり不安感を煽る。

結論、2階フロアの展示室前に受付があったのだけれど、そこまでかなり距離があって広い廊下を進んだ。

この時で既にその建物敷地の広大さを感じる。

開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)

休館日 水曜日(水曜日が祝日の場合翌日が休館)

観覧料 一般580円・大学生250円・高校生以下無料

無事チケットを購入して展示スペースへ進んだ私たちは、広いフロアにギュッと凝縮された展示品の数々に小さく声を上げた。

最初の展示スペースのAブロック入口にはオセアニアの民族文化が所狭しと並んでいる。

中には巨大なモアイ像なんかもあった、鼻が高くて羨ましい。

私は昔から異国の文化に関心がある方で、そういう番組が好きだった。

その異文化や違う民族の生活を現物を前に垣間見る事が出来る、まさに私や私のように関心を寄せる人にとっては本当にワクワクする場所だ。

展示品全てを紹介してしまうとキリが無いし、もしあなたが足を運ぶ際の楽しみを半減させてしまうのでそんな野暮はしない。

ここからは私個人が面白い!素敵!と思った物の極一部を切り取って紹介しようと思う。

Aブロックの最初であるA-1のオセアニアフロアにて、紹介されていたのはオセアニアでの航海術や漁業の道具・貿易品など。

その中でかなり気になったのがこちら『サメとり用からから』!

名称から何か間抜けで面白い。

サメを捕まえるのに使用するのだろうけど、どうやって使うのだろう。

そもそもからからとは何だ…?しかし、これについての詳細は記載されていなかった。

いや、私が見落としてしまっているのかも!

帰宅後Google先生に聞いてみたけど出てこない…からからって一体何なんだ。

誰か知っている人がいたら切実に教えてください。(笑)

他にもオセアニアで主に貿易で輸出された物の数々をタッチパネルを使ってゲーム感覚で知る事が出来た。

異国情緒を感じられる一方、日本にも草鞋とか笠なんて言う植物を編み込んで作る物が存在しているのだから不思議だ。

形は違ってもこういう植物を使った民芸品は世界中にあるのだろうか。

フロアの最初からボリューム満点といった感じで好奇心が止まらない。

あと、これは余談だが所々立っている警備員さんが展示ケースを消毒して磨いているのが見えた。

コロナ対策にも余念が無い様子。

私たちは各々興味惹かれる展示に目を通し、次のA-2ブロックアメリカエリアへ。

直ぐに目に付いたのは、オーストラリアの先住民アボリジニが使っていた文字の代わりのシンボル。

各々のシンボルが持つ意味を解説している横にアボリジナル・アートが展示されていた。

Uの形は座っている人、グルっと二重丸を描いているのがキャンプだそう。

それを踏まえて見て見ると、どうやらキャンプ地が二か所あるのだと見て取る事が出来た。

歪な形で大量に描いてあるのは足跡だ。

アボリジニの人々がどういうルートで移動していたのかを記載しているのかもしれない。

あと、画質的に見難くて申し訳ないが先程の絵は点描画…つまり無数の点だけで全てが描かれているのだ。

素直に凄い、物ぐさな私からしてみれば点だけで絵を描くとか…気が遠くなる。

その直ぐ側にあったアボリジニの岩壁画複製の展示も迫力があった。

先程のアボリジナル・アートとは一味違って何だか渋い。

意味はさっぱり分からないがとにかく何か凄かった。

と言うか書いていて気付いたのだが、この博物館では展示品に対しての詳細説明が結構少ないと思う。

この岩壁画についても3行くらいの簡単な説明しかなかった。

なので、私なんかより知識欲が強い方はやや物足りなさを感じるかもしれない。

ただ、この博物館でそもそも興味惹かれる物と出会うというひとつのプロセスにはなるだろう。

現に私自身は帰宅してから博物館で見た気になる物を片っ端から検索したのである。

そして逆に説明書きが異様に長く記載されているより気軽に見やすくて良かったとも思う。

あれだけの数の展示品を其々詳細に説明されてしまっては、3日あっても全てを回り切る自信が無い…。

少し話が逸れてしまったが、こちらもまた迫力満点の展示品のひとつ『アステカの太陽の石』!

これがめっちゃ巨大で見上げると首を痛めそうなくらいだ。

中央にある4つの□が4つの太陽を表しているそうで、一時期アステカの暦石によると2011年で世界が新時代に突入するとか滅亡するなんて言われていた例のアレである。

何となくノストラダムスの大予言を思い出して(リアルタイムには知らない)いつの時代もめぐる物だなぁ…なんて思った記憶だ。

そんな前例を経験した人達が今の大人になっているので、たいした騒ぎにもならなかったのかも。

余談として、都市伝説とかが大好きな祖母がひとりで興奮していたくらいだった。

しかしレプリカにしても凄い迫力で、私たちのテンションが上がった事には違いない。

次に興味深かった展示はアメリカの食文化エリアだ。

説明から一部抜粋すると『16世紀以降、アメリカ大陸原産の栽培植物は世界中に広まり、食文化は大きく変わった』との事。

しかし同じ”じゃが芋”という栽培植物が世界中に広まった筈なのにその土地によって色味や特製が変化するというのは面白い。

この画像でいう右下が私たちが住む日本でお馴染みのじゃが芋で、左上に展示されているのはアンデスのじゃが芋だそう。

見た目からして違いが見て取れる。

アンデス高地は寒さも厳しく、その中でも育つじゃが芋が主食なんだそう。

その主食の名は『チューニョ』日中と夜間の寒暖差が激しい事を利用して野天に数日じゃが芋を放置して凍結と解凍を繰り返し、柔らかくなったところを足で踏んで水分を取った後、更に乾燥させたものがチューニョだと書いていた。

ちなみに右上の黒いじゃが芋がチューニョの為に凍結乾燥させたじゃが芋で、白い方が水にさらして乾燥させたじゃが芋だそうだ。

人の三大欲求である食欲には恐れ入る、というか生命を維持する為に人は食べなければいけない。

その為に様々な工夫を惜しまないのは万国共通なのだろう。

…ここまでの観覧ですっかり時間が経過して、閉館時間が1時間後に迫っている事をこの時の私たちはまだ知らなかった。

と言う訳で…すっかり長くなってしまったので今回はここまで!

如何だっただろうか?ここまでお目通し頂いたあなたに少しでも楽しんで頂けていると幸いだ。

次回も楽しんで頂けると嬉しい。

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