【大阪府箕面市】だるまだらけの勝尾寺に行った過去旅リポ前編

勝ちだるまの奉納所 日本旅
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

今回は私とルームシェア相手の親友ちゃんが、だるまだらけの勝尾寺を楽しく参拝した過去旅だ。

大阪府箕面市にある勝尾寺は、強力な勝ち運の御利益で有名な寺院。

行って見ると本当に楽しくて、この時購入した『おみくじだるま』は現在でもリビングに飾ってある。

大阪府内と近場への観光、更に過去の事なので動機ははっきり覚えていないけど、『とにかくだるまを見に行こう!』とか、そんなものだった。

優れない空模様に車に傘を積み込んで、私たちは束の間のドライブへ。

箕面の山間を走って駐車場に到着した頃には、ポツポツと雨が降り始めていた。

しかしながら、私がワクワクしていた事には変わりない。

私は大阪という土地で生まれ育ちながらも、一度も勝尾寺を参拝した事が無かったのだ。

全国から参拝者が集まるという有名な寺院が、そう遠くない場所にあるというのに…。

これは私の持論だが、同県内の観光ってあんまりしない!

という訳で、とても新鮮な気持ちで勝尾寺へ向かったのである。

駐車料金:最初の1時間 500円・以降30分毎200円

早速だるまが挟まっていた。

「こんな所にもいてるんや!」とテンションが上がる2人。(笑)

とにかく有名だし、西国三十三ヶ所の二十三番札所でもあるので、その格式高そうなイメージよりも随分可愛く思えたのだ。

この勝尾寺には『入山料』というのが存在する。

料金は大人400円・小中学生300円・未就学児100円・2歳児以下無料

結構細かい料金設定だ。

とにかく入山料をお支払いして、早速境内へ!

最初に見えてきたのは、『お迎え地蔵さま』。

お地蔵さまの周りにも小さなだるまが集結していてかわいい。(笑)

お迎え地蔵さまとは、簡単に説明すると入山者を穏やかに迎えてくれるお地蔵様だそうだ、そのまんま。

私と親友ちゃんは、お地蔵様にお出迎えされた訳である。

どうも、ありがとうございます。

看板には、ご真言『おんかかび さんまえ そわか』を3回唱えてから山門に進んでね、と書いていたのでそのまま実践。

実際はもっと丁寧に書かれていたし、私たちは看板をガン見しながらだったけれど、無事実践出来たのでそれで良いだろう。

山門の前にも小さなだるまが沢山並んでいて、テンションが上がった。

嬉々として写真を撮っていた私は、だるまとお揃いで雨に濡れてビチョビチョである…。

昔から写真を撮るのが好きだったから、外出するとついつい枚数が増えてしまうけど、こうして見返した時に思い出を鮮明に振り返られるので良かった。

注目すべきはその表情!

写真で見えている範囲だけでも、其々顔つきが違っているのだ。

ひとつひとつのだるまは小さくても、個性があって見ているだけで面白い。

ちなみにこの日の天気は、雨が降ったり止んだりで不安定だったのだが、勝尾寺入り口にはめっちゃ大きな黒い傘が参拝者用に用意されていた。

もしかしたら、この日みたいな微妙な天気の日には用意してくれているのかも…かなり親切だ。

そして、勝尾寺にそびえる山門は銅像以上に立派だった。

この山門は慶長8年(1603年)に豊臣秀頼が再建したものだそう。

勝ち運の御利益がある勝尾寺、その名前の由来は平安時代に遡り、当時絶対権力だった清和天皇が病にかかった際に病気の平癒を祈祷し、成し遂げたのが勝尾寺の住職行巡だった。

そして『勝尾寺の祈祷の前では王の力も及ばず』的な言葉を天皇が自ら贈った事で、『王にも勝った寺』として勝王寺が誕生。

とは言え「王に勝った!」というのはちょっと…という事で”王”の字を”尾”に変えて現在に至るのだそうだ。

門を潜ると見えるのは『お清め橋』

何やら霧が漂う長い橋、めっちゃワクワクする。

このお清め橋、実際に肉眼で見ると結構長かった。

そして、この霧の正体は左手に吹き上げる噴水である。

お寺にこんな噴水があるなんて、随分近代的だなぁ…とか思っていたけど、しっかりと理由があった。

遠い昔から霊山である勝尾寺の聖水を霧状にして、橋を渡る参拝者を自動的にマイナスイオンで癒し清める装置だったのだ。

びっくりする程、合理的。

この時はそんな事知らずに少年のように霧に喜んでいたが、私たちはキャッキャしている間に聖水で清められていたのだと今知った。

楽しかったし本当に今更だけど、この時の自分たちが滑稽過ぎてちょっと複雑…。(笑)

と、気を取り直して、ここでちょっとした豆知識!

お清め橋に出たら、とりあえず山門を振り返ってみて欲しい。

山門の内側に掛かっている漢字が勝”尾”寺では無く、勝”王”寺になっているのだ!

これが現在の勝尾寺で唯一”王”の字が見られる場所なので、是非見て欲しい。

参考写真の小ささには辟易するが、そこはあなたが実際に足を運んだ際のお楽しみという事で、門の裏手にあるんだな、と参考にしていただけると幸い。

そして、この辺から余裕で聞こえ始める、まぁまぁ大きめの般若心経。

勝尾寺では般若心経をスピーカーで境内に流していた。

これまた近代的。

極めつけは、お清め橋を渡った所にあるお手洗い。

めっちゃ清潔で近代的…!

私が訪れてきたお寺の中では、確実にこの勝尾寺が一番近代的だった。

いや…私が知らないだけで、最近のお寺さんって皆こんな感じなんだろうか…?

さて、それでは参拝の続きと行こう。

境内の何処を見ても小さなだるまが居て何だかほっこりする。

順路矢印を頼りに石畳を行き、時折石段を上ったけど体力皆無の私でも然程疲れを感じなかった。

楽しくて夢中だったのも理由のひとつだろう。

木々から茂る葉が揺れて爽やかな風が吹くのが心地良かったのを覚えている。

私と親友ちゃんは「あんな所にも!」と小さなだるまを眺め歩いた。

本当にあちこちにだるまがいるからこそ、意外な場所や隠れた場所に発見すると嬉しい。(笑)

道中、一願不動尊でも足を止めながらのんびり進んでいると、いよいよ有名なスポットへ辿り着いた。

石段の右手にズラリと積み上げられた、だるまの大群である!

何故だろう、だるまが沢山あると私はテンションが上がるという、どうでもいい事がこの時判明した。

理由は自分でもよく分からない、赤いからとかだろうか……。

今までそこら中で見ただるまより大きい分、迫力がある。

この『勝ちだるま』は様々な願いをお願いする物では無く、1つの願いを勝ち取る為のお守りだそう。

そして願う人自身で目を入れるのだとか。

このだるまが願いを叶えてくれるとかじゃなく、目標達成のために己に勝つ事を誓う物なんだそうだ。

願いが叶ったあかつきに両目に目を入れるそうなので、ここに並んでいるだるまの数だけ沢山の人の願いが叶ったのだと思うと何だか凄い。

自分に打ち勝つ信念の後押しをしていただるま達だからか、何となく貫禄があるようにも見えた。

勝ちだるまの奉納か~…でもお高いんでしょう~?とか考えてしまったのは内緒である。

だって立派だし…きっとそんな人も私だけじゃない筈!(笑)

と、ここまでで思ったより長くなってしまったので今回はここまで。

次回、勝尾寺後編へつづく!

コメント

  1. […] という事で、前回の前編に続いて勝尾寺を参拝した過去記録の後編! […]

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