皆さんこんにちは、前回ルームシェア相手の親友ちゃんと共に福井県立恐竜博物館をたっぷり楽しんだ私たち。
その後これまた有名観光地である東尋坊へ出発!
恐竜博物館を出るとシトシトと雨が降っていた、つまりこの日の東尋坊は雨模様だ。
家族で何度も訪れた東尋坊、私は今までも楽しく観光してきたけれど雨の日の東尋坊は初めて見る事になる。
キャッキャと会話に花咲く車内。
波の荒さが特徴的な日本海、雨模様なら火曜サスペンスみたいな荒々しい白波が見られるのではと思ったのだ。
何度も訪れているからこそ東尋坊の迫力を知っているし、高波の日は一層凄い光景が広がっているのではと想像が膨らむ。
しかしこの日の東尋坊はびっくりするくらい波が穏やかだった。
何なら今まで東尋坊を見た中で一番穏やかで静かだったのだ…。
開けた視界の先に雄大に広がる海は、今まで見て来た中で一番穏やかな日本海だった。
とは言え、高さ約25メートルの断崖絶壁はやはり壮観だ。
波の浸食で削られた独特の岩肌の形状は自然に出来たものなのに規則正しくもある。
残念ながらこの日の写真があまり載せられないのでサラッと紹介させてもらうが、やはり東尋坊はいつ訪れても断崖の迫力にワクワクとする場所だった。
東尋坊の凄い所は断崖絶壁にも関わらず柵の類が一切設置されておらず自由に散策できる事だろう。
故に崖の先に立って吹き上げる波風を感じるスリル溢れた体験が出来るのだが、雨の日は足元に注意!
滑りやすいので私たちは海の側まで行く事はしなかった。
地質学的にも世界的に珍しい形状の東尋坊、またゆっくりと訪れて詳しく紹介したいと思っている。
その後東尋坊のお土産屋さんが連なる通りへ。
東尋坊の近くにはお土産屋さんや海鮮丼などの海産物が味わえるお店が軒を連ねているのだ。
その内の一軒に立ち寄って頼んだのはウニ!
\1080円でこのウニが2つ付いていたので、親友ちゃんとひとつずつにしていただきます!
ひとり500円と考えれば…みたいな感じで食べたけれど親友ちゃんはダメだったみたい。
臭みの無いウニ…とはいかなかったので残念だ。
また日や時間帯が違っていたら感想も変わっていたかもしれないので、あくまでもこの日の記録という事で悪しからず。
とりあえず言える事はこの時もめっちゃ楽しんでいたという事で、充実した一日に大満足していた。
そろそろ眠る場所を探そう!と再び車を走らせる私たちは日本海沿いの道を走った。
車中泊なので道の駅を目指して車内にはお気に入りの音楽が流れていたのだが、その道中で海に突き出した島を発見して立ち寄ってみる事にした。
目的地はありながらもこうして気ままに立ち寄れる旅は新たな発見があったりして楽しいものだ。
「何やろ…寄ってみる?」となった時は胸が弾んだ。
私たちが海岸沿いに発見したのはコチラの島。
立て看板にてここが鉾島(ほこじま)という島だと分かった。
道路脇の駐車場には公衆トイレもあって、私たちが知らなかっただけでそれなりに人が立ち寄る場所のようだ。
島へ続く細い歩道の入り口には鳥居が設置されていて、立て看板にはこう説明書きされていた。
『東尋坊と同じ柱状節理が見られ、海に突き出るようにそそり立ち、岩が鉾を立てたように並んでいることから鉾島の名がつきました。』
つまりこの鉾島はまんま東尋坊と同じ五角形の規則正しい岩肌だという事だった。
ほー、早速探索!
島へと海に伸びる細い遊歩道にドキドキしながらも足取りは軽く、最早冒険気分だ。
その広大な規模から世界遺産になった東尋坊と比べると小規模ながら、辺りにゴツゴツと並んだ荒々しい岩肌の美しさはあまり変わらない。
「凄いなぁ!」なんて言いながらも進んで行くとその内設置されていた柵が無くなった。
足元はしっかり整備されているので危なげは無いけど、道幅が狭いので一応足元には注意した方が良いだろう。
右手にはそそり立つ岩の壁、左手には海という歩いているだけで楽しい景色!
この日は生憎の曇り空だったけど、夕方の鉾島は夕陽が美しい穴場なんだそう。
時間帯的にはこの日ばっちりの時間に立ち寄っていたのに…なんて思うと少し悔しいけれど、また行って見たい景色があるのだと思うと同じ場所でも色々な表情が見られるのは贅沢な事だと思った。
岩肌を伝うツタや隙間から茂る草がワイルドな冒険気分を盛り上げる。
時折石段をのぼりながら段々と高度を増していく景色。
結構風が強いな…。
潮風を直に浴びるので結構肌寒かったと記憶にある。
それにしても曇っているのに海が綺麗だ…!
海が綺麗とか風が気持ちいいというそれだけで楽しい気分になれる私たちは幸せ者だと思う。
時折立ち止まっては最初より遠くなった海を眺めて喜ぶふたり。(笑)
やはり東尋坊と同じ地質なだけあって、その景色は本当に似ていた。
とは言え、東尋坊と比べると小さいんだけどね。
でも鉾島には東尋坊とはまた違った魅力があると私は感じた。
高度が増すにつれて足元は石段になって、心許ないながらもロープの手すり?が設置されている。
そして登るにつれて本格的に風が強い…。
ここで私は強風を利用してT・M・Rごっこをしたのだけど、その時の写真は今でもかなりお気に入り。
靡くシャツと乱れた長い髪が躍動感すら感じさせる一枚だ。
本当はあなたにもお見せしたかったけど恥ずかしいので悩んで見送った。
それくらいお気に入り。(笑)
そんな事をして親友ちゃんと爆笑しながらも気が付くと結構な高さまでやって来ていた。
高さは50メートル、頂上に近付くにつれて松やグミの木が根をはっていて、自然の強い生命力を感じる事が出来る。
木の緑に規則正しくも無骨な岩肌、透き通った海を眺められるこの島はフラリと立ち寄っただけの私たちでもかなり楽しかった。
頂上には不動明王が安置されていて、看板の説明書き曰く主に地元の漁師さんたちから厚い信仰を受けているのだとか。
鉾島は東尋坊とはまた違ったスリルと自然を感じられる私たちのおススメスポットになった。
周囲の幅は80メートルと決して大きい訳では無いので、往復でも20分あれば十分景色を楽しめるだろう。
海沿いの絶壁へと続く階段もあるのでそちらでも遊ぶならもう少し時間が必要だろうけど。
この日この鉾島には私たちの他あと一組若者が観光に訪れていたくらいで、結構ゆっくり見られて本当に良かった。
階段を下りるとコチラも自由に散策可能。
福井県に立ち寄った際は是非あなたにもおススメしたい。
十分足元に注意して楽しい旅をして頂けると幸いだ。
あなたに紹介したいスポットはここまでなので、ここからは余談だと思ってお目通し頂きたいのだが。
この後再び海沿いを走った私たちは、海に少し手を浸けて遊べそうな場所を発見した。
早速立ち寄る事にして、意気揚々海へ。
石段を一段一段下り、私たちは見事にずっこけたのだ。
立とうにもズルズル滑りまくり、薄くこびりついていた苔に足を取られて立ち上がれない大ピンチ。
文章なら「あらら」くらいかもしれないが、懸命に立ち上がろうと高速で空振る足を想像して欲しい。
私は四つん這いの逆バージョンの体勢であがいていたのである。
確かに床の存在を感じるのに滑って定まらない足場、それでもあがく事をやめなかったのは諦めてしまえば足は海水に浸かり白いシャツが泥で汚れてしまうからだ。
私は空を仰ぎながら懸命にあがき、一足先にヌルヌル地獄から脱した親友ちゃんに救出されたのだった。
ただ、結果的に諦めて尻餅を付く形だったので私の衣服は犠牲になったけど足が海水に浸かるよりはマシである。
その直後に撮った私たちの動画は爆笑し過ぎて息が出来ていなかった。
海が綺麗。
多分と言うか確実に普段は海に浸かっている場所だったのだろう。
きっと地元の人は知っているからこんな目には合わない筈の場所だ。
暫く爆笑しながら海を眺めた後、振り返ったそこには私たちが健闘して苔が削れた跡が残っていた。
その後衣服はしっかり洗って乾かしました。(笑)
次回、福井県昭和レトロな展示が沢山福井県立歴史博物館編!
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コメント
[…] 前回鉾島に偶然立ち寄ってはしゃいだ私たちは、無事道の駅に辿り着き車中泊した。 […]