皆さんこんにちは、最近チンするタイプのアイマスクが欲しいアラサーフリーターmamuです。
前回小豆島に到着するまでのフェリーの様子を綴ったが、今回はいよいよ観光編!
時は2018年08月に遡って、遂に小豆島に到着した私たち。
瀬戸内海に浮かぶ離島、小豆島は香川県に属する島だ。
古代には『あずきしま』その後『しょうずしま』と呼ばれていて、素麺・醤油・佃煮・ゴマ油などの生産が盛んである。
その中でも特にオリーブは国内栽培の発祥地として有名。
お土産には事欠かないスポットだろう。
そんな小豆島で目指すは重岩。
山の中腹まで車で行けるけど、結構道が狭かった印象で対向も難しそう。
なので、大型車の方は気を付けて!
重岩は小瀬石鑓神社のご神体、神社の駐車場に駐車して出発。
駐車場規模は4~5台停められそうなくらい。
何故裏側の写真なんだろう…?
この時の自分が何を考えていたか分からない…。
この日は真夏日和で朝からジリジリと暑かった。
せっかくの旅行なので曇天よりも快晴の方が断然良いけれど、数々旅行してきた中でこの小豆島が断トツに暑かったと記憶している。
駐車場から重岩までは徒歩20分程。
しかし、ただ歩く訳じゃない…スタート地点には登山用の棒が用意されているくらいハードな道のりが待っているのだ。
体力に自信が無い!!と胸を張って言える私と母を待ち受けていたのは、先が見えないくらいずっと続く階段だった。
数は大体370段…しかも急。
私と母はハウルの動く城の荒れ地の魔女ばりにゼェハァ言いながら登った。
照りつける太陽と険しい道に溶けそうになった。
「まだ続くで(笑)」と言う弟の余裕な声を聞きながら、気が遠くなったのを覚えている。
10分程でようやく階段を脱したと思ったら、次に待っているのは急な坂の小道。
ダラダラ汗を流しながらも小道を抜けると、次はロープを伝って岩場を登る事に…。
脳裏には鳥取県・三徳山投入堂を目指した日の思い出がフラッシュバックした。(参道が日本一危険な国宝と呼ばれている)
しかし、その険しい道を経た私たち家族を待っていたのは想像以上の絶景だった。
今まで必死で見えていなかった空の青さやイキイキとした緑が目に飛び込んだ。
ようやく到着、小瀬の重岩(こせのかさねいわ)!!
達成感が凄い!!!(笑)
絶対に言える事は、体力に自信の無い方・小さすぎるお子さんやご高齢の方には厳しいだろう。
そして女性はヒールやスカートだったら絶対無理!
スニーカー、それも滑りにくいやつが良いだろう。
何でこんな事になったのか不思議な大岩、落ちないのだから凄い。
霊峰石鑓山のパワーが貰えるパワースポット。
標高が高いので風が気持ちいい!
夏場でも汗を乾かす涼やかな風が吹いていて、爽やかな気分になった。
体力自慢の父と弟も汗だくだったけど、家族の瞳はそれぞれ輝いていた。
見渡せば遠く眩しい海には沖島や小豊島まで見える。
めっちゃしんどいけど此処は本当におススメ出来るスポットだった。
機会があれば親友ちゃんにも見せたいくらい。
各々が風に涼み景色を堪能する中、ここにきて父の様子がおかしくなった。
先程まで楽しそうだった父が真顔になる。
「…腹痛いな。」
「……えぇ!?」
重岩に到着して数分と経たぬ内に、父は便意を催してしまったのだ。
トイレはスタート地点にしか無い。
「あかん…先降りる。」
そう言い残した父は哀愁漂う背中で一足先に下山した。
…かわいそう。
とか思っていたけど、書いている今はちょっと笑っている。
父は度々こういう事があるのだ。
かわいそう。(笑)
残された私たちは、しばらく景色を楽しんでから下山した。
下りは下りで大変だったが…省略!
駐車場に到着すると、父は車の冷房をガンガンにかけて私たちを待っていた。
参道の細い道では前を歩いている人を追い越す事が出来ず、(便意的に)危なかったと父は語った。
私たちが純粋に楽しんでいる間に父は鬼気迫る戦いをしていたようだ…。
そんな話をしながら30分くらいその場で涼んでいた。
とにかくこの日は暑かった。
そして、激しい運動を終えた私の脚は生まれたての小鹿も同然に震えていた。
…それにしても空が綺麗だ。
最後の家族旅行を全力で飾ってくれているようだと感じた事を覚えている。
次いで向かったのは『小豆島ラーメンHISHIO』。
時刻はすっかりお昼時だった。
ラーメンの種類は沢山あるけど、中でも新鮮なカタクチイワシと小豆島産のヤマクロ醤油で作ったスープが楽しめる”醤(ひしお)そば”が魅力のお店だ。
エンジェルロード店はその名の通り、恋人の聖地・エンジェルロードを見渡せるテラス席がある。
店に到着すると大繁盛で、賑わいを見せていた。
私たち家族はテラス席では無かったけど、注文を終えてワクワクしながら待った。
そして目の前に運ばれてきた醤そば!
お値段790円。
結論から言うと、このラーメン美味しかった!
私たち家族には口に合い、各々好評の昼食となった。
真ん中にトッピングされているのは、もろみのオリーブ煮。
小豆島を感じるけど、オリーブの風味とかは記憶に無いなぁ。
醤油の香りがほのかに香る程度の濃すぎない魚介出汁の醤油ラーメンだったと記憶している。
ごちそうさまでした!
・営業時間11:00~14:00・17:00~21:00
・定休日 水曜日
もしお立ち寄りの際は一応、営業時間・定休日が変更になっていないか問い合わせた方が無難だと思う。
美味しいラーメンに舌鼓を打って、幸せな満腹を感じながら次に向かうは世界一狭い海峡・土渕海峡(どぶちかいきょう)!
到着、真夏色の空が眩しい。
ここにギネス記録に認定された世界一狭い海峡がある。
認定されたのは1996年、全長は約2.5キロ最大幅は約400メートル・最狭幅は9.93メートルと看板に記載されていた。
「…で、海峡って何…?」
「何???」
とチンプンカンプンな私たちに父は「海やろ。」とだけ返した。
うん海やんな、くらいの反応しか出来い私たちって…。(笑)
看板からは海峡の定義は読み取れなかった。
変哲もない川みたいだけど、これが世界一狭い海峡である。
人工では無いそう。
数秒と経たぬ内に対岸へ渡ってしまえる。
うん、狭い。
調べてみると、陸に挟まれた間の水路を”海峡”と呼ぶそうだ。
成る程、このブログをきっかけに勉強になった。(笑)
私たち家族の他に観光客は居らず、閑静な雰囲気が漂っていた。
ちなみに海峡近くの役所に行くと100円で『世界一狭い海峡横断証明』が発行してもらえるそう。
余談だが、この時弟が何気なく買ってくれたリンゴジュースが火照った喉を潤してくれて美味しかった。
暑い暑い2018年8月、家族旅行はまだまだ始まったばかりだ。
次回に続く!
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