【ぼくのなつやすみ2】昭和50年8月の夏を堪能するアラサーの不定期記録4日目

廃屋の話を聞く様子 ゲーム
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皆さんこんにちは、アラサーフリーターmamuです。

今回はPS2ぼくのなつやすみ2の不定期記録の4日目。

時は昭和50年の8月、都会っ子のボクくんが親戚のおじさん一家が営む民宿に預けられた事から物語は始まる。

海と自然が美しい富海(ふみ)の島で過ごす夏休みは、虫取りに虫相撲・釣りに海中を自在に泳いだりと盛り沢山。

どんな思い出が残るのかは全てが自分次第である。

ちなみに前回の記録はコチラにお目通し頂けると幸い。

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4日目 靖子姉ちゃんと洋兄ちゃん

前日に夜更かしし過ぎてしまい、朝寝坊してしまったボクくんは朝のラジオ体操に出られなかった。

ごめんなボクくん、アラサーにもなってタイムスケジュールを管理し切れていない私のせいで…とは思うけど特にペナルティーがある訳じゃ無いので本当は全く気にしていない。

さて、場面は食堂での朝食から。

おじちゃん一家のボリューム満点朝ごはんが済んだタイミングで光ちゃんがやって来た。

どうやらアイスを買いに来たらしい、元気でかわいい声が食堂に響いた。

この富海の島には光ちゃんくらいの年頃の女の子が他にいないから、少し寂しそうだなと思っていたけど元気そうで何より。

暑い夏に食べるアイスは格別やんな~なんて思っていると、おじちゃんが「うちにも女の子がいたらいいと思わねぇか?」と。

タケシとシゲルの男の子兄弟もやんちゃでかわいいと思うけど、おじちゃん一家に女の子がいたらまた違った雰囲気になるんだろうな。

とは言え、お兄ちゃん達に遊びを教わってかなり活発ガールに成長しそうだ。

私は週末の度に自然豊かな場所に連れて行って貰っていたので、都会育ちながら木登りとかが得意だった。

平気でカエルやトカゲを捕まえるタイプの野性味強い系に成長したので、おじちゃん一家に娘が生まれたら私みたいなタイプに成長するに一票入れよう…。

話を戻して、おじちゃん一家の話題の主役になった光ちゃんは、胸を張っていて見るからに嬉しそうでかわいい。(笑)

その光ちゃんの嬉しそうな様子に口を開いたのは同級生のシゲル。

「だってこいつ猫飼ってるんだよ!」と謎の反撃。

シゲル、何の反撃にもなってないで!(小声)

しかし、光ちゃんは猫を飼っているのか、動物好きアラサーにっこり。

ちなみに光ちゃん家にはケン坊という大きな犬もいる。

動物好き少女なのだろう、仲良くなれそうだ…なんて考えているとタケシが「それを言うなら猫しょってるだろ!」と言い出した。

…おや、これは雲行きが怪しい。

そしてここに来ておばちゃんの渾身の一撃。

「それを言うなら猫をかぶるでしょ!」

息子たちの言い間違いを正すつもりで発言したそれが光ちゃんに刺さってしまったのだ。

おばちゃんは別に光ちゃんを傷付けるつもりは無かった様子だけど、靖子姉ちゃんがやって来る頃には光ちゃんはアイスも買わずに出て行ってしまった。

こういう意図せずというのは現実でもあったりするので、私も気を付けたい。

人の振り見て我が振り直せと言うのをゲームの世界で噛み締める。

外に出ると光ちゃんはうずくまっていて、すっかり拗ねてしまっていた。

そして、そんな妹を気に掛ける様子も無く、いつもの明るい調子で光ちゃんの紹介をする靖子姉ちゃん。

「うちの妹、光って言うんだよろしくね!」

何ともシュールである。

ボクくんはボクくんで「知ってるよ、何度かお話したもん」とか言ってるが、大丈夫?くらい言ってあげて欲しい…。

意図せずとはいえ大勢の前で傷付いたのだし…と思っていたけど、どうやら靖子姉ちゃんの言動から心配は要らないみたいだ。

光ちゃんは男の子が大嫌いなんだそう。

その理由は、意地悪だからだとか。

「シゲルくんなんか私の上履き隠したりするんだもん!」

光ちゃんの話を聞いていた靖子姉ちゃんは「あれ…でも…」と記憶を振り返っている様子。

「シゲルくんはそんなやんちゃ坊主じゃないと思うけど」

ほほーん…わたくしmamuには全てが分かってしまった。

こんなのコナン君も金田一少年もいなくても謎が解けてしまえるレベルで理由は明白だ。

つまりシゲルくんは光ちゃんを…いや野暮は止そう。

走り去る光ちゃんを見送りながら、ボクくんに憑依するアラサーはほくそ笑んでいた。

と、ここで靖子姉ちゃんから探検にお誘い頂いた。

早速待ち合わせをして本日は靖子姉ちゃんと探検する事となった。

と言うか、この辺は強制イベントなので絶対に探検する事になっているんだけど。

ボクくんくらいの年頃の少年には沢山探検して欲しいので、答えを選べたとしても私は行っていただろう。

待ち合わせはお地蔵さんの前、靖子姉ちゃん曰く光ちゃんはこのお地蔵さんを『おみくじ地蔵』と呼ぶそうだ。

その理由を尋ねるボクくんだが、笑ってはぐらかされてしまった。

光ちゃん本人に聞いてみたら、との事。

靖子姉ちゃんは妹想いの優しいお姉ちゃんだ。

さっきは塩対応だと思ったが、どうやらボクくんと光ちゃんに仲良くなってもらいたいみたい、会話のきっかけを与えてくれた。

しかしやり方が大人びている…本当に高校1年生だろうか?

なんて考えていると『お墓の3秒ルール』なるものを教わった。

この近くにお墓があるから、この通りは息を止めて3秒以内に走り抜けないといけないというものである。

そういう意味不明なルールって子供時代のあるあるじゃないだろうか。

ちなみに私は、マンホールの上は歩かないという謎のルールで登下校していた…まったく謎である。

という訳でお墓の3秒ルールに習って駆け始める2人、ゴール宣言を無視してボクくんは突っ走った。

靖子姉ちゃんが静止する声も聞こえていないみたいだ。

…少年は元気だなとしみじみ思う。

そう言えば最近全力で走ってないなぁ…等と考えていると、どうやら洋兄ちゃんの家まで走ってしまったようだ。

ロケットを作っている洋兄ちゃん、この日も会う事は出来なかった。

もしかしなくても、過去に飛ばしたロケットの部品を探しに森に入っているのだろう。

留守だった事に安堵した様子の靖子姉ちゃんは、その理由を教えてくれた。

洋兄ちゃんと靖子姉ちゃんは幼馴染である事。

幼い頃はほとんど毎日一緒に遊んでいた事。

しかし、靖子姉ちゃんが小学校に上がる事をきっかけに互いの学年が1つ違う事を知ったそうだ。

現在、靖子姉ちゃんは高校1年生、洋兄ちゃんは中学3年生。

靖子姉ちゃんは当然その年に一緒に小学生になると、そして洋兄ちゃんは当然来年一緒に小学生になると思っていたのだとか。

周りの大人たちもこの時まで2人の学年が1つ違う事に気付かなかったというのだから、それだけ靖子姉ちゃんと洋兄ちゃんは仲良しだったのだろう。

これはかなりの衝撃だろうと思う。

小学生にとって1つ学年が違うというのは、かなり2人の世界が変わってしまう事だ。

それをきっかけに疎遠になってしまったと語る靖子姉ちゃんの背中は何だか切なく見えた。

ちなみにこの写真は洋兄ちゃんの家が傾いているのではなく、私のカメラテクニックで傾いている。

申し訳ない。

庭のロケット工房を見た靖子姉ちゃんが「あの子の機械いじりもかなり本格的になってきたな」と言ったのを聞いて、これまた切ない気分になった。

明るい声色だったけれど、胸の内では懐かしい日々と変わらない幼馴染を想ったのだろうか。

何とかならないものかと考えてしまう。

ちょっぴりセンチメンタルな気分になった私だが、帰り道に登場したサイモンに笑った。

民宿に長期宿泊しているプロのカメラマンなんだけど、いつも登場が唐突なのだ。

この日はおみくじ地蔵の隣の木陰にひっそりと佇んで待ち伏せしていた。

普通に考えて怖い。

とは言え、ボクくんの思い出を写真に残してくれる優しい人である。

靖子姉ちゃんとのツーショット写真を撮ると、今度は颯爽と去っていた。

…さようなら。

靖子姉ちゃんはしっかりとサイモンを見送った後に言った「今のだれ?」と。

誰かすらも認識していない人に写真を撮られるって結構な恐怖じゃないか…?(笑)

少し変わってるけど優しい人なんだ、と思っていたらボクくんがしっかりとサイモンの紹介を済ませてくれたので一安心である。

これにて靖子姉ちゃんとの探検は終了した。

と言う訳で、早速光ちゃんがいつもいる公園へダッシュ!

占いもしてもらいたいし、今朝の事も気になる。

しかし、お喋りは皆無で占いだけで会話は終了となった…。

…とりあえず自由研究の虫取りをしながら村を一周しようかな。

人の庭で勝手に虫取りするボクくんの図。

そう言えばアサガオの水遣りを忘れていたので民宿の方に戻ると、近くでタケシとシゲルを発見した。

話してみるとザリガニを捕っているとの事。

面倒見の良い兄貴肌のタケシがザリガニの捕り方を教えてくれた。

ザリガニは釣りの餌にも出来るから是非とも欲しい。

早速教わった方法で無事に2匹のザリガニを捕まえる事に成功した。

都会っ子のボクくんが日々逞しく成長していくのは、プレイしていても楽しいものだ。

他にもお喋り出来ないか話しかけてみると、思いがけず怖い話を聞いてしまった…。

奥に見える古びた建物を大人たちは廃屋と呼んでいるそうで、以前はおばあちゃんが住んでいたそう。

「いつのまにかいなくなっちゃたんだよ」

…え。

誰も住んでいないのに毎日新しい猫のエサが置かれているそうで、シゲルはそれに怯えている様子だったけど…。

いや、え!?

いつの間にかいなくなるなんて、そんな事あるだろうか。

この交流の深い小さな村でいつの間にか…?

私はそっちの方が余程怖い!!(笑)

子供の頃にプレイしている時は何も思わなかったけど…いや、深堀するのはやめておこう…怖い。

私は早急に癒しを求めて診療所へ急いだ。

おじいちゃん先生と凪咲さんにほっこり癒されようと思ったのだ。

これが大正解だった。

先日70歳だと教えてくれたおじいちゃん。

もしおじいちゃんがお医者さんにかかる時はどうするの?というボクくんの素朴な疑問におじいちゃんは今まで風邪もひいてこなかったと教えてくれた。

「健康とはまさに宝そのものじゃ」

激しく同意する虚弱体質のアラサー。

元気いっぱいの小学生ボクくんには本当の意味は理解出来ていないかもしれないけど、本当にその通りだと思う。

と、いい話で終わりそうな所で凪咲さんがツッコミを入れた。

「それは虫歯を治して歯医者さんに通わなくてもよくなってから言ってください」

凪咲さん手厳しい。(笑)

だが、おっとりした先生としっかり者の看護師さんのお話はやはり癒されるものだった。

ありがとう。

その後凪咲さんは『お肉を沢山食べると汗をかきやすくなる』と教えてくれた。

消化管で消化吸収されて肝臓でエネルギーに変わる時に、タンパク質の場合糖質と比べると5倍の熱を出すからだそうだ。

はぇ~、勉強になった。

やはり、ぼくのなつやすみは奥深いゲームだと改めて思う。

じゃあ沢山肉を食べる海外の人は体温が高かったりするのか、というボクくんの質問に感心しながらも答えを待ったけれど、曖昧な反応を返されてしまった。

実は凪咲さんは答えを知っている…と私は知っている。

だが、ボクくん自身が知るまで待つとしよう。

しかし先を知っていてプレイしてみると、はぐらかしているな~とか分かってまた違った面白さがあるな。(笑)

とにかく癒された所で、本日も虫相撲へ!

いつかクイーンカブトを破る戦士を育てなければならない。

ゆけ、どすこいチャッピー!と息巻いたけれど結果は惨敗だった。

この日の虫相撲は前日と違って、ノコギリクワガタやオニクワガタだけじゃなくアカアシクワガタ・ネブトクワガタ・キンオニクワガタ等新しい顔ぶれが立ちはだかったのだ。

くそっ…!悔しいけれどこればかりはコツコツ頑張るしかない。

また明日絶対に勝ってやる!

悔しさを糧にしようボクくん、夏休みは始まったばかりだ。

という訳で、気分を変えて釣りをする事にした。

目標は夕飯に並ぶ50センチ超えの大物だ。

船着き場を釣り場所と決めてスタート!

この日もまた新しい魚を釣り上げる事に成功した。

ソラスズメダイ 41ミリ

イシダイ 211ミリ

そして本日一番の大物…

マダコ 445ミリ!

惜しかったぁ~!

しかし、画面一杯に写るマダコの迫力にはめっちゃテンションが上がった。(笑)

その後海にてジェットサイダーの王冠を探したけれど成果は無く…夕暮れの船着き場では船頭さんが凪咲さんにデレデレしていた。

船頭さんは快活な雰囲気だしいい人そうだけど…「船頭さんってちょっとだけ、変な人ですよね」なんて余裕で笑われている時点で脈は無いだろう。

…うん、切ない。

頑張れ船頭さん。

一方この時の公園ではサイモンが写真を撮っていた。

本当に綺麗な夕陽だ。

夕陽を撮っている理由をサイモンは「仕事だから」と、どこかドライに言った。

仕事…なんだか大人の私には少し胸を締め付けるセリフだった。

こんなに綺麗な景色を前に仕事だからという無感動な理由が浮いて聞こえたのだ。

ここに私がいたならきっと感動している事だろう。

小高い公園から見える茜に染まる海と消えゆく夕陽、照らされた遊具までノスタルジックで素敵だ。

こんな公園で遊んだら、きっと大人になっても記憶に残っているだろうと思ったりした。

この後、晩御飯クイズを見事正解し、この日の夜も靖子姉ちゃんの家を訪ねた。

もうすっかり暗くなったのに、靖子姉ちゃんは昼間洋兄ちゃんの家に行った時の事を未だ気にしていた。

「オドオドしてなかったかな?」って、そんな事気にしなくても良いのに。

大の仲良しだった幼馴染と長年疎遠なのだから、気にしてしまう気持ちは心底共感する。

こればかりは難しい問題だ。

私は最近ゆっくりでも進んで行ければ良い、自分めっちゃ偉いと思えるようになった。

どうしようもない事は、気になっても出来る限り考えない。

なんて事をボクくんが言う事は無く、「どうしてそんな事聞くの?」という無邪気な質問を返した。

多分靖子姉ちゃんは暫く考え込んでしまうんだろうなぁ…。

次は、光ちゃんの元へ!

今日こそは占いじゃなくお喋りがしたいなんて思っていると、本当にお喋りしてくれて素直に嬉しい。(笑)

「あんた今日うちのお姉ちゃんとどこに行ってきたのよ?」

どうやら光ちゃんはちょっぴり不機嫌な様子。

しかし、ここで怯まないのがボクくんである。

「あれ?もしかしてやきもち妬いてるの?」

おい、ボクくん!!いきなりどうした!!

無邪気な表情で少女漫画みたいな事言うな!(笑)

私は少しボクくんの将来が心配である。

このまま天然タラシに成長するんじゃなかろうか…と思ったけど、流石は男の子大嫌い光ちゃんである。

無邪気質問返し。

「なんで光がやきもち妬かなきゃいけないのよ」

声を荒げるでもなく淡々とした強い口調であった。

これにはボクくんも「…。」ってなっていて、リアルの私の口から「フフフ」と笑い声が漏れた。

よく考えて見ると知り合って日も浅い、数回会話した男の子にこんな事を言われたら、光ちゃんみたいな対応になるだろう。

この日の絵日記は靖子姉ちゃんとの探検の事だった。

まさかの靖子姉ちゃんをボクくんが案内してあげた事になっていた。(笑)

いや…ボクくんはいい子だよ…。

自由研究の虫取りも順調!

この日は新しい虫を8匹捕まえる事が出来た。

明日のラジオ体操に遅刻しないように早めに就寝。

次回は新しい種類のクワガタを捕まえる事を目標にしようかな!

つづく

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感想(3件)

コメント

  1. […] 前回の記録はコチラ。 […]

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